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病葉流れて
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【この小説が収録されている参考書籍】
病葉流れての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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自分の経歴を小説風にして、よく書けている。 | ||||
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まだ知らない人がいらしたら 白川道の名を検索してみるべき | ||||
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古本の印象でしたが、何ら困ることなく、読破できました。 | ||||
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読み直し本。 | ||||
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そして青春が終わり、明日なき放蕩が始まった。競輪場のジャンが鳴り、麻雀牌の音がする。血を騒がせるギャンブラーとの勝負に、今日も日が暮れてゆく…。一時は株の世界で巨額の資金を転がしたこともある著者の、奇想天外な自伝的小説。 | ||||
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就職を機に大阪で新生活を始めた梨田。だが社会の枠に鬱積する日々が、彼の胸中にあった真っ当に暮らす決意を崩壊させる。自滅への道程で彼が開いた活路とは? 『病葉流れて』激動の第三部! | ||||
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会社組織に身を置いて社会の枠を知ったのも束の間、放蕩生活に拍車をかけた梨田雅之は遂に大手企業を退職。ひたすら生きる実感を欲して、新たなる大博打・先物取引の世界に飛び込む―。痺れるような感覚だけを求め自ら毀れゆき朽ち果てようとした男が、必死のあげく漂着した世界とは? | ||||
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麻雀を覚えた梨田は大学を休学して麻雀・競輪・女の世界へ嵌まっていく...そして就職へ... 若い時分の揺れ動く感情が上手く描かれている! | ||||
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大学1年生の梨田は麻雀を覚えてフリーで雀荘通いを始める。そこには百戦錬磨の猛者たちが... 面白いねぇ~( ̄▽ ̄)=3 | ||||
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ちょっと暗い雰囲気は漂っているが、 なかなかギャンブルにはまっていくのが没入感があって 面白かったです。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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阿佐田の坊や哲も好きだったけれど。。この作品は何故か泣けてくる切なさが。。 | ||||
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姫子って言う女性は主人公梨田にとって無くてはならない実に素晴らしい女性ですね 金銭的にもパトロンであり肉体的精神的支柱になってます 背中の菩薩の彫り物が素敵に描かれて、ちょっと疼くかな・・・・ 冒頭でやはり姫子からの旅立ちで始まってます 姫子が梨田に言ってます「私はマー君が遠くに行くとは思ってない、嫌になったらいつでも帰って らっしゃい」って優しい言葉をかけてます なんて、やさしい年上の女性なんでしょうね・・・・ それに引き換え梨田は、ヘタレな中途半端さが抜けきらなくて 姫子を心配させるのです。 さて大阪のS電機会社へ行くのですが(Sって三洋電機でしょうね)窮屈な寮生活だとは思わず 現実に落胆する主人公です 前章でも少しだけ出てましたが、大阪における賭博麻雀の地「赤トンボ」まぁ凄い賭けマージャン ですがここから梨田の第二のマージャン人生の始まりです。 もれなく女性が登場しますが・・・・赤とんぼのオーナーで年の離れたオヤジと夫婦で経営してます 姫子みたいに素敵な女じゃないけれど、でも梨田に因縁をもたらす重要な女性です。 しかし、こんな無茶苦茶レートの高いブー麻雀ってどうなんでしょう さすが主人公梨田はお金をどうにか都合付けて空鉄砲打たずにこれまた度胸で勝負するのですが いつもながら、弱気の虫がうずいてまたもやトイレで唸ってます。(笑) しかし、ここで描かれているマージャンってイサカマ麻雀あたりまえの世界ですね。 文中でも言ってますが、お金をやり取りするためだけのイカサマ麻雀賭博そのものです。 なにはともあれ、麻雀荘赤トンボの女性「和枝」を中心にあくの強いジャン荘出入りの面々たち とのバトルが斬って落とされます | ||||
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最後は切ないエンディングですね 後書きでも著者も書いてましたが、続編の要望が読者からあればって言ってたけど・・・ ヒリヒリ痺れる勝負の世界に身を置いて生きたいと梨田は麻雀賭博に嵌り込んでいきます 退屈な人生は生きたくないと、やっぱり案の定会社を退職していきます。 まぁ、入りたくて入ったわけじゃないので未練は全く無いのですが ただ、殺した香澄には心で謝ってます。 和枝との関わりの中で、レートの高いお金のやり取りをしながら自堕落な生きざまをしていく主人公の梨田 は、マージャンから商品相場(ここでは大手亡と言う商品)と言う世界に場所を変えて色々な人を巻き込みながら嵌っていくのです。 流星の宴でも扱ってましたが相場の世界は、マージャンと違って扱う金額が二桁三桁違いますね またもや姫子から金を借りて疎遠だった、永田とも再会をして相場の道へお互いを突き進んでいきます 男たちは退屈な人生は生きるに及ばずみたいな人生観をもっている奴ばかり登場するけど こう言う男たちに読者は自らを投影してしまうのかもしれないなぁ・・・ | ||||
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病葉流れての続編です。 主人公の梨田雅之がマージャンと出会い、女と酒に明け暮れる放蕩な学生生活を卒業するまでの物語です。 三十年前と言う書き出しで始まってますので、48歳で過去を振り返って書いてます この続編の冒頭は、前編の回想から始まってまして東京郊外の国立大学に入学したって言うことですから 高校時代は真面目に勉強にいそしんでいたのかな 永田と言う通称雀ゴロのカミュとの出会いと、T大生通称赤門と出会って麻雀と競輪に嵌っていくきっかけを紹介してます。 そして、もっとも影響を受ける女性、新宿クラブ姫のママ姫子にやるならとことんやれって 中途半端には生きるなと訓示を受ける梨田雅之です。 前編もそうですが今回も非常にお世話になってますね、このママ姫子がいなけりゃ 梨田雅之はとうに潰れて消えてますね(笑) 梨田雅之の青春小説がメインテーマですが、ギャンブルって言うか賭博って言うか麻雀、競輪を通して 色々な人と関わりを持っていくギャンブル小説でもあります 一般的な麻雀のイメージじゃなくて、まさしく麻雀賭博そのものです、こういう世界に身を置いて ヒリヒリした感覚を味わいたいだけに没頭していく主人公です。 でも、ここの麻雀の打ち方を見ている限り梨田は、全くヘタレな麻雀を打っては後悔をして 再三ビビリまくりの麻雀をしては師匠永田からの教えをトイレの中で何時も述懐をしてる 読者からみると、イライラする中途半端な雀師そのものに見えきます。 この中途半端な打ち筋はこと女性に対しても表われて結局「香澄」という女性を死に追いやるきっかけを 作ってしまう正しく何事にも中途半端な、梨田です。 姫子と別れ香澄と同棲するわけですが、香澄を抱きながらやっぱり姫子の事を本当は愛してるって 述懐してるこの男の馬鹿さ加減には笑いしか出ません。 でも、読者は梨田雅之に感情移入して応援してしまう、主人公の成れの果てを見てみたい気がします。 友人に誘われて、冷やかしで大阪の電機会社に就職の面接を受けに行くのですが 就職内定の通知が届くんです。(^0^*オッホホ たぶん?大阪ではまたもや、マージャン賭博に入れ込んでいく気配で物語は終わってます 願わくば、梨田雅之には本当の意味での強いジャン師を目指してその世界で生きて行ってもらいたいなぁ ヤクザやジャンゴロのイカサマ麻雀に引っかからないように切に祈ってます。 | ||||
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主人公梨田が大学の寮に入るところから物語が始まります 運命の男?永田との出会いを果たす 小汚い寮で4人住まいの同居生活が始まるけれど、今じゃ考えられないけど まさしく青春小説の始まりを予感させる導入ですね。 当時の学生にとってはマージャンはまさに娯楽のトップだったんでしょうね 全くマージャンには無縁だった梨田も周りの影響を受けます ここからマージャンにのめり込むわけですが、もともと持っていた普通の生活に飽き足らない焦燥感 と永田というこれまたマージャンに魅せられた男との出会いが、梨田のこれからの人生を決めたのですが たった、数か月の覚えたてのマージャンでプロのジャンゴロに立ち向かうという無謀っていうか 破天荒な打ち方で勝てるわけがないって、人ごとながら思うけれど・・・・ 永田の教えを忠実に守りながらしかし、実践においてはビビリまくり都度タラレバで後悔し それでも巧くなるより強くなれって永田に言われたことを述懐していくんだけれど たびたびヘタレマージャンを打っては後悔する主人公にちょっとだけ、いらいらしながらも、頑張れって応援してしまってます。 美人喫茶で知り合ったウエイトレスと童貞喪失をし、雀荘で知り合った背中に菩薩の彫り物が魅力な クラブのママと知り合い、これからの生き方に影響を受ける展開を予想させます。 | ||||
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最後のシーンは物悲しい終わり方なのですが・・・・・ 続編は書かれてはいないようなのですが、これって中途の時間は抜けてるけれど年齢的には、流星の宴につながってるんですよね。 「流星の宴」の主人公と一緒ということをどこかで読んで、最悪死亡って事じゃないんだなぁ・・って 全巻通して感じることは、やっぱりマージャンメインのギャンブル小説です マージャンの牌付が至る所に出てきますし、マージャンに興味がない人には苦痛でしょうね。 ここに出てくるジャンゴロは、総じていかさまの権化みたいなプロ連中ですが、こんな連中を相手にして はたしてまっとうな?勝負ができるかがちょっとだけ、疑問には思いましたが・・・ 小説ネタの演出としては有りなのかもしれませんね。 梨田の平凡なる生き方に反発して、破天荒なる生き方に突き進んでいく人生に共感を覚えましたし 周りを飾る女性たちにも凄く魅力を感じました。 梨田に憧れを感じたのは私だけじゃないでしょう・・・(^0^*オッホホ | ||||
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マージャンは正直言ってあまり知りません。 なので、マージャンの手の部分、駆け引きを 読んでても退屈な部分があります。 ただ、思春期の若者が人生の師となるべき人間に 出会って成長していく。日本人が苦手とする本質の 見抜き方、考え方は展開する人物から学べます。 是非、読んで下さい。 | ||||
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大学に入学した主人公がギャンブルにのめり込んで行く。 せっかく良い大学に入ったんだから、真面目に勉強して 就職すれば、将来は大企業の部長や取締役くらいには なれたかも知れない。 でも、この主人公はそんな道は選ばなかった。 病葉という言葉が妙に合っている。 作者の自伝的小説と言うだけあって、酒、女、麻雀という 当時の大学生の生活ぶりにはリアリティに富んでいる。 ただ、この作品は主人公が大学に入学してから最初の 夏休みを迎えるまでの期間を書いている。大学に入学 してから麻雀を覚えたのに、わずか数ヵ月後には危な そうな店で、千点千円のレートで筋者やプロ雀士と勝負 するというのは性急すぎるような気がする。 確かにギャンブルの熱気は伝わって来るのだが、少し 書き急いだのではないだろうか。資金の調達も都合良 過ぎる。実際にはこんなに上手くいかないだろう。 青春小説としては秀逸。麻雀を知らなくても楽しめます。 | ||||
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この小説で著者は「あらかじめ定められた人生は生きる価値がないか」という問いかけを読者に対して投じている。主人公は、それを自ら実践して証明しようとして、大手の会社を辞め、新しい人生を歩むための修練を積むために敢えて不確定で嘘と策略と欺瞞に満ちた相場の世界に身を投じる。その結果、どうなったかを知るには、この小説の中に身を置く以外にはない。惰性と習慣の中で生きることを余儀なくされている現代人にとって、この小説を読むことによってある種の疑似体験が得られることは間違いない。しかし、そこから何を学ぶかは個々人に委ねられている。作者の次作が大いに期待される。 | ||||
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