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両性具有迷宮
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両性具有迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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2002年に出た単行本の文庫化。 ミステリとしてはダメだと思う。両性具有者たちの連続殺人という謎の提示は非常に魅力的だが、真相はなんともパッとしない。読み終わったあと、「えっ、これで終わりなの?」と疑問を抱いてしまったほどだ。 とはいえ、本書では謎の部分はちょっとした味付けでしかなく、メインの主題は両性具有の女性たちの愛を描き出していくことにあるのだ。そこを楽しめるかどうかが、分かれ目だと思う。 | ||||
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西澤保彦の小説は好きなものが多く、その流れで買いました。 以前、『なつこ、孤島に囚われ』を読んだときに、話の内容ではなく、出てくるキャラクターの名前がすべて実在の作家に引っかけてあることに躊躇いました。 それがイヤなら読まなきゃいいだろう、と自分にも言いきかせていたのですが、この本は奈津子のシリーズだと確かめずに購入(笑)。 どうしても、作家さんたちの名前と共に顔が浮かび、どうにも生々しくなってしまいます。 しかし、それもパロディという名のお遊びの一種ですし、楽しめる方にはむしろもってこい!……という感じなのかも。読みやすい文体でさくさく読めるのですが、遊び心の多いこのシリーズだとすれば、ちょっと長すぎるかも……? と思いました。 そもそもが、ナンセンスSF風ミステリー(?)なので、もっとサックリと一気に読めるくらいの長さが嬉しかったかも。 | ||||
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西澤保彦は、込み入った設定を最終的にはきれいにまとめあげるという技巧に優れた作家で、事実、そのような作品が多いが、本作品を二作目とする「森奈津子シリーズ」は毛色が違う。実在の作家たる森奈津子のキャラクターにインスパイアされた(?)西澤保彦は、ここではおおいに破天荒で野放図な書き散らしっぷりである。そこが好き好きだろうが、こんな作品を書こうと考える西澤の過剰な情熱は最高に買い。 | ||||
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