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サイコロジカル
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【この小説が収録されている参考書籍】
サイコロジカルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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まあ、タイトルは遊んだだけです。特に意味はありません。 私は戯言シリーズでサイコロジカル(上)(下)が一番好きだったので、こうしてレビューさせて頂きます。 全体的なトリックについては既存作と被っているモノがあって、 大して一作目を読んだ時ほどの衝撃はなかったのですが、 いやはや、今作は実に登場人物の心情が判りやすくて良かったです。 哀川さんは切り札(著者の)というか逃げ道(著者の)ですか、そうですか。 もう5作目(レビューをしているのは全巻読破後)だから慣れた…のかもしれませんね。 サイコロって訊いて最初に思いつくギャンブルは丁半ですが、 子供たちがサイコロを振るのは今日だと双六とかの遊戯くらいですかね。 マスによっては、振り出しへ戻る、とかそういうことにもなっちゃう双六。 作風で言えば変わったのは三作目だとは思いますけど、 作品を振り出しに戻した――転換期を迎えた――のは、間違いなく今作だと私は確信しています。 玖渚含め、著者の天才に対する偏見がシリーズ全体を通して面白い。 というか、読んでいる私が天才でなく凡人だからこそ、そう感じるのかもしれません。 だから文豪なり天才の皆さんにすれば、シリーズ全部糞つまらないと思います。 そういった方々は、一生この本を読まない方がいいと思います。 しかしどうしてか世の中は、凡人>天才、だっていうのが不思議ですよね。 多数決だったら天才に勝てるぜ! どーでもいいことなんですけど、どうして人生ゲームのラストは天国or地獄なんでしょうね。 そこに向かってサイコロなんて振りたくないですよ全く。 | ||||
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戯言の中ではあまり人気なさげですが、嫌いじゃないです。 兎吊木・・・。 確かに冗長ですが、最後の戯言使いとの邂逅シーンは好きですね。 気持ち的にはいーちゃんの側かな。 凡人なので。 | ||||
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サイコロジカルの上巻でございます この上巻では「ぼく」が今回の事件が起るまでを描いています。 感想を一言で言えば 長い。。。 文章の長さ的に言えば 戯言シリーズで言えば平均的であるはずなんですけど とにかく長く感じました。 というのも、上に書いたとおり 事件が起るまでなので、物語の起伏があまり無いので この作品群以外であまり長い作品を読まない僕としたら 特にそう感じてしまって、読みきるのに苦労しました しかし、この上巻の最後の盛り上がりから 下巻の最後までは、相変わらずの面白さで すぐに読み切れてしまいました。 その盛り上がりを形作るのにこの巻が必要ならば それはそれでいいような気がしてくるのが不思議です。 | ||||
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戯言シリーズの4作目。 今回は主人公の内面を掘り下げていくような、否、えぐり出していくような作風で、 戯言シリーズの展開の予兆となるような、そんな期待感が読んでいて感じられた。 主人公、玖渚友、斜道卿壱郎、兎吊木垓輔の 4者4様の思惑が物語の中で複雑な拮抗状態を作り上げ、 それを破壊するような衝撃のラストが下巻へのプロローグになっている。 上巻であるためか大きな展開は見られないが、 会話の内容やキャラの個性は深く面白く読み応えがある。 これからどのようにこの矛盾回路の物語が展開していくのか。 どのようにして主人公の内面や過去が暴かれ描かれていくのか。 とても楽しみ。 | ||||
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西尾維新の『戯言シリーズ』その4。 ぼくと玖渚と鈴無の3人で斜道卿壱郎の研究所に招かれる。そこには破綻者たちが現れる。その中の兎吊木垓輔はぼくにこう問う「きみは玖渚友のことが嫌いなんじゃないのか?」。 冗長すぎやしないか? 兎吊木といーちゃんの会話の冗長なこと。会話の中身もなんか哲学や倫理学からの引用やそれに近いニュアンスの発言が目立ち、結局お二人は何が言いたいんですか状態がエンドレスでもうお腹いっぱい。饒舌と冗長はちがうぜ、いーちゃん。 キャラクターの面から見ると、今回お初の鈴無音々がとても良い。なにを言いたいかさっぱりの戯言使いと対照的にこちらはズバリと自分の言いたいことを喋る。本編でもいーちゃんの饒舌にお説教したりと、指南役にも買って出ている。見た目は『ルパ○三世』の次○(笑)というのもカッコイイ。 ラストのラストで凄惨な事件が起こる。 完全にこの上巻は饒舌と登場人物紹介で終始している。 ということで本格的なミステリになるのは下巻になるのだった。 | ||||
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『戯言シリーズ』の4作目はシリーズ初の上下巻分冊,02年11月ノベルスの文庫化です. 表紙にも登場の青い髪の少女,シリーズのヒロインでもある彼女がひさびさの登場で, 特に,彼女がたびたび見せる,これまでとはまったく違う『表情』が大きな疑問となり, 戸惑い,さまざまな思いを巡らせる主人公と同じように,読み手も不安を抱かせられます. また,相変わらず自分を卑下する主人公と,語られないそれにはモヤモヤしますが, 自らの目線で語られることが多かった彼について,第三者からそれが入る場面があり, そのギャップであったり,それを受けての彼の再度の反応などが新鮮で印象に残ります. ほかでは,事件の解決はもちろんのこと,中盤あたりでチラリとだけ姿を見せる謎の人物, なによりも投げられた『問い』に彼がどんな『答え』を返すのか,下巻への興味が沸きます. ただ,はじまりから20ページほど続く問答と,それを掘りさげた中盤でのやり取りは, クセのある相手のせいかやや窮屈で,読み慣れたファンでも消化には苦労させられます. また,最後の最後でようやく事件が起きるように,明らかに下巻への前フリ扱いの印象で, 登場人物の内面に重きが置かれていることもあり,さすがに盛りあがりやテンポは鈍めです. ノベルス版との違いは,これまでどおり,表紙袖の前口上,扉絵としおり,アトガキで, 前作ではオリジナルだった目次のイラストは,残念なことにノベルス版と同じものでした. | ||||
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戯れ言シリーズ第4弾。私設研究所にとらわれた玖渚友の「チーム」仲間、兎吊木垓輔を救出に向かったいーちゃん、友、鈴無。ところが兎吊木垓輔は殺されてしまい、玖渚友にその疑いがかけられ、とらわれの身になった3人。いかにこの窮地を乗り越えて、真犯人をあげるか?限られた時間の中でいーちゃんがまたまた捨て身で活躍します.ただ、いーちゃんの推理は成果こそあげますが、正解ではなく、またまた人類最強が謎明かしします。結局、いーちゃんの答えも、真実もこんなのありかー?ってかんじですが、そこはそれエンタメですから。戯れ言の楽しめた作品でした. | ||||
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「いーちゃん」は、玖渚のかつての仲間の一人である兎吊木垓輔(うつりぎがいすけ)を救出するため、 斜道卿壱郎(しゃどう きょういちろう)博士の研究施設に向かうのだが... 今回は、俗世から隔離された研究施設の中、三人の天才・玖渚友、兎吊木、斜道卿壱郎による駆け引きが繰り広げられます。いろいろな意味で利用するために兎吊木を手放そうとしない斜道博士、捨てたはずの仲間を取り戻したい友、囚われているはずなのに、友の救出を拒む兎吊木。謎めいた研究員たち。意味深な設定盛りだくさんです。サブタイトルの「戯言殺し」が示すように、兎吊木は、「いーちゃん」の胸中深く切り込んでいくのですが...というところでとある事件が起こり、話は下巻に持ち込まれます。いつもより追い詰められ、内面が少しずつ内面をさらされていく「いーちゃん」の下巻の活躍に期待です! と、ここまでが、上巻を読んでの想いでしたが、この本は、下巻を読んでこそ、面白さがわかります。上下巻セットにして手元においてから読み始めることをお勧めします。 | ||||
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「戯言シリーズ」の第4作。本作以降は、ミステリとしては書かれていないという。 といいつつも、ちゃんと殺人とかは起きる。謎も色々と散りばめてある。 上巻は死体が出てくるところまで。伏線を張りまくって終わっているので、出来れば下巻も続けて読んだ方がいいだろう。 | ||||
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哀川さんの存在が反則だ〜! 哀川さんは好きだし、登場すると嬉しいんだけど、ミステリーの中に登場すると一番困っちゃうキャラです。 理由は簡単。天才だから・・・ 「天才にできないことは何もない、天才とはあらゆる地上の不可能を可能にできる人だ」 という天才の相川さんが登場するこの小説に「謎」という存在は存在しないのでは??どんな謎も 「天才の成せる技」で片付いちゃいますよ〜 これはもう、一つの「ライトノベル」として読めという作者の意図なんでしょうか? 逆にそう割り切るのがこれからの戯言シリーズを楽しく読むコツかも知れないですね〜 | ||||
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今回はクビキリ以上に普通じゃない天才達がそろいもそろっていーちゃんを翻弄するため、状況が整理できないままいーちゃんの心情が綴られてるため非常に読むのが大変。 何回かぎりぎりまで追い詰められてるし、結局キレちゃいますし、なんだかこれまでのいーちゃんらしくない分部が多くて、読んでる方としてもなんだか混乱させられっぱなしという印象でした。 ただし、そんなことも下巻の途中まで。さすが、やってくれますね。 定番とも言えるいーちゃんの解明偏は言わずもがな、後日譚で語られる真相にはかなりしてやられた感が強かったですね。クビシメ以上に「やられた!」て感じです。 解答偏を読んで犯人がわかっても、結局動機がわからない。そこで後日譚ですよ。かなりやられましたね(笑) 読むの大変だっただけあって、見返りも大きかった。 | ||||
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上巻はわけがわからない! ただただ会話だけでつまんない! そんな方は下巻を読んだ後にもう一度上巻を読んでみましょう。 おいおい、こんなことを今言っていいのか?っていう表現がポンっとでてきてます。 繰り返し読みが作為的に置いてあることに賛否両論はあるかもしれません。 私の場合は二度美味しいと思って得した気になりました。 理由はクビシメロマンチストを二度読みすれば、この感じがわかると思います。 ニヤリとする感覚、味わってみてください。 | ||||
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この作品は戯言シリーズで一番分けわかんない度が高いもの。しかし冷静に読めばとてもおもしろく興味深い 内容であるとおもう。最初の格言っぽい主題のようなものからも、少ないながら兎吊木咳輔と主人公のいっく んのやりとりがストーリーの肝であると思われる。だからそれの意味する所が最初から最後までわからないと “わけわからん”とか“なんじゃこりゃ”で終わってしまうので注意。でもとても興味深い作品だと思う。読み手をうならす。 | ||||
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タイトルにもあります兎吊木垓輔。 この人が最高です。 白衣で、メガネで、ド変態。 この人の存在だけで、『サイコロジカル(上)』は楽しめます。 | ||||
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戯言シリーズ第四作。かつての玖渚の仲間、兎吊木垓輔を救うため玖渚友、鈴無音々と共に斜堂卿一郎研究施設へ向かういーちゃん。ここまで上巻。 そこで起こった事件の容疑者として拘束されてしまい、施設に忍び込んでいた泥棒、石丸小唄の手を借りて事件解決に乗り出すいーちゃん。これが下巻。 今までより文章が複雑になっている。しかも「クビツリハイスクール」の後だし余計に。これが作者の真骨頂、これこそが戯言。特に冒頭の会話(一方的だから厳密には会話とは言えないが)はすごすぎる。 事件自体はつまらないもの。最後の大オチも「クビキリサイクル」ほどの驚きはない。解決編すら本来の「事件解決」という醍醐味を放棄して、むしろフリとして使っていたり。ミステリより会話やいーちゃんの心の揺らぎが見所。ただし、哀川潤にはやられた。本当、この人、大好きだ。 この話でいーちゃんと玖渚の関係が徐々に変わりだす。それぞれの本性が垣間見える。物語が動き始める。 「クビシメロマンチスト」と似たような雰囲気、シリーズ中最も難解な話である。正直良く分からないい部分も。ただ、そのフォローされない曖昧な感じ、ある種の奇妙な心地よさがそのまま伝わってくるのがいい。これ以降、良くも悪くもその感覚は薄れていくのでこれだけ独特の磁力を持った作品になっている。 この話が一番嫌いな読者も多そうだが、逆に最高傑作と言われても違和感はない。不思議な読後感がある。 | ||||
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戯言シリーズの4作目。作者自身、本シリーズでミステリ味があるのは3作目までと言っているが、私はむしろ本作がミステリとして一番成功していると思う。 物語は、玖渚友のかつての仲間の兎吊木が囚われている正体不明の研究所に、救出のためお馴染みのメンバが乗り込むが、そこで殺人事件が起こり、その犯人探しに戯言使いが奔走するというお話。研究所には、玖渚や戯言使いの旧知の人物もいる。 ミステリを書かねば、という縛りが無くなったせいか作者の筆致は伸び伸びとしている。妖しい女賊が発する「十全でございますわ」という言葉の繰り返しギャグも大いに笑わせてくれる。人物描写で言えば、レギュラー化している看護婦さんのクールでお茶目な言動も魅力的だ。 肝心のトリックだが、それ自身は新しくないのだが、作者のストーリー展開の巧みさと人間模様の複雑さとで注意が脇に逸れ、トリックをトリックと気付かせない所がうまい。それまでのシリーズの成功が作者に与えた自信と余裕のなせる業だろう。 そして、何と言ってもうまいのが、冒頭と結末との対比である。冒頭のあのセリフがああして結末に繋がることを誰が予想し得たろうか。5作目以降は本当に殺戮合戦に入ってしまうので、本作が最後のミステリ味を持った作品になってしまった。また、別な機会に本作のような作品を読んでみたい。 | ||||
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男の子ってのは、どんなに自分の殻に閉じ籠ろうとしても、結局は殻を破らずにはいられんのですね。全てを諦めようと道から外れようしても、いつかはまた同じ場所に戻ってきてしまう。自分一人じゃなにも出来なくて、だからこそ、誰かのためにしか動けんのです、男の子は。そういうふうにできてるんですなぁと読んでて思わされちまいました。かっこいいぞ!いっくん!沢山の人に読んでみてほしい本ですので、まだ読んでない人は上巻からお読み下さい。 | ||||
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難しすぎるよ私には…。 読めない漢字いっぱい。 クビキリサイクルは面白かったんだけど こう延々とおなじよーな感じで 上巻はつまんない(o- -)o っていうか、買う順番を間違えた自分も悪いんですけど…。 下巻読まずにクビシメロマンチストから読んでみようかなぁ。 | ||||
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サイコロジカル上巻、読み終わったばかりなのに、なんだか内容をほとんど忘れてしまった気がする。 登場人物たちの会話があまりに他愛なすぎる。難しいコトバをたくさん並べ立てて、哲学だの理論だの、私には酷だった。 事件の重要なカギになるおいしい部分が、それらに押し潰されてしまって、下巻の謎解きについていけなくなるのでは?と思ってしまう。 これから事件が起きるという緊張感(クビキリ・クビシメのような)も、インパクトもなく、上巻は終わります。 西尾先生の作品は、後半になるにつれて面白くなるというのも事実なので、下巻に期待することにします | ||||
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今回は研究室といった密室の中での話です ヒロイン玖渚友の旧友を訪ねた先での事件から大きく展開していき 最後はうまくまとまった終わり方で終わっています トリックも穴が多々ありどうなんだろうと思っていたのですが 下巻で最後にきちんと説明されてますので安心して読んで大丈夫です 上下巻、最後まで気持ち良く騙されて西尾維新の世界を堪能してください | ||||
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