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りかさん
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りかさんの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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| ・梨木果歩さんの物語をいくつか読んで最後に感じるのは、物語に救いがあることです。 登場人物たちが、なんらかの悲しさを背負っていても、最後に時を超えて、その悲しみや負の 心が浄化され、つながり、スピリチュアルに彼らが救われたんだろうな、よかったなと思えることです。 ・さんざん悲しい暗い物語を書いて、暗いだけで意味ありげを装っている作家とは違い、深い広い価値観を 押し付けずに展開し、それがつながる、報われるという感覚が梨木さんの作品の特徴のように思います。 「裏庭」も「りかさん」その点は共通していると思います。それが読み手に希望を与えてくれるのだと思います。 また両作品とも、戦争というものが国を超えた友情を引き裂くものとして記載している点も、留学経験豊富な 筆者の主張のようなものがあるのかと感じました。 ・「りかさん」は「からくりからくさ」の前篇と言える作品なのでしょうが、個人的に「りかさん」の方が良いと思います。 「からくりからくさ」は登場人物四人の会話の部分が多く、そういう点は恩田陸さんの「夜のパレード」のような 会話の多さのわずらわしさというか、軽さを感じてしまいました。 ・作品として「からくりからくさ」の後の話である「ミケルの庭」を追加している点は、作品の広がりをみせる 一方、本作としてのまとまりを恐し、後味を悪くしてしまっているように感じてしまいました。 ・蓉子がりかさんと、祖母との会話を通して、成長していく姿、感じ方や世界を広げていく姿は とても頼もしく感じました。その風景は「西の魔女は死んだ」に少し似ているかなと思いました。 | ||||
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| 不思議な人形たちの物語。容子ちゃんはりかさんを通してその世界に触れていきます。ちょっと怖い感じもあるのですが、小学生が読んでも大丈夫です。ですが、大人の方がぞっとするかも。からくりからくさを読むと、登美子ちゃんは人形たちの呪いで井之川家に嫁ついだのだと分かります。本人は気付いてないけど。人形たちをピンに見立てて、ボーリング遊びする登美子ちゃんがリアルな感じで容子ちゃんとは対照的です。子供ってこういうことするよな、っていう。 | ||||
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| 私は梨木香歩さんと初めて出会った作品は、エンジェル エンジェル エンジェルです。この本を読み、梨木香歩さんの放つ独特な雰囲気に魅了され次の本も読んでみたい!!と思い「りかさん」を読んでみましたが間違いなく今まで読んだ本の中で心から読んでよかったと言える作品の一つになりました。結構久し振りにどんどん次が気になり読み終わってしまうのがもったいないと思いました。 それにしても梨木香歩という著者は本当に心をあったかくしてくれる人です。そして登場してくる人物の性格や伝わってくる雰囲気がとても良い!!もっとこの著者の本をたくさん読んでみたいと思うのですが、出版されている本の数がとても少ないのが残念です。。 | ||||
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| 結構前に買った本です 梨木香歩さんの書いた本かぁ!と想って 買いました☆ すごく変わったストーリー だけどすごく暖かみがあって良かったです♪ 人形にも気持ちがあるとか ちゃんと食事とか寝さしたり話しかけたりして 人形もだけど自分自身も成長出来るって感じだったし 不思議でした 本当によかったです♪ | ||||
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| 梨木さんの世界に初めて入る方、要注意。優しい語り口と、お雛様、日本人形などの小道具に惹かれて、ほんわかした気持ちで読み進めると、後半とんでもない思いをする。この著者の作品は大体、一見砂糖菓子に見えて実は辛口なのだが、「りかさん」は特にだ。汐汲人形が守っていたものが何であるか、ここには書かないが、人間がどこまでひどいことができるのか、そんな物語だ(泣ける系ではない、怒り系だ)。ただ、ようこのおばあちゃんを通して、そんな人間の醜さと、それを補う力を持っていることをきちんと語るあたりは見事。読み終えると市松人形が欲しくなる。 同時収録の「ミケルの庭」は「からくりからくさ」の続きだけに、いつもの真っ向勝負の書き方で、こちらは用心しなくても大丈夫、おすすめだ。 | ||||
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| りかさんはお人形。心を持ったお人形。生きているお人形。 りかさんがいると、ほかのお人形の心もわかる。 この小説を読むと、人だけでなく物の気持ちまで思いやれるようになる。 そうそう、そんなこともあるかもなあ、と。 ちょっと怖い、心の暗い部分も乗り移ってしまうけど。 むかしお人形で遊んだことのある大人ならなおさら。 梨木香歩は上手な文章とお話でお話の世界に連れて行ってくれる。 本当に上手な小説家だなあと思う。 こんな物語が読めてうれしい。 「ミケルの庭」は大人のお話だけど一種のファンタジー。 小説を読む楽しさがたくさん詰まった一冊。 | ||||
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| 人格の宿った人形であるりかさんがキーパーソンになって、 「ようこ」を自然な形で教え導きながらその成長を促していく「りかさん」。 「ようこ」の心の動きを瑞々しく描く筆致は秀逸。 その様子を暖かく見守りながらバックアップしてくれる「おばあちゃん(麻子さん)」の存在が素晴らしい。 本作を読んであらためて頭の中を整理した。 人が何かを学んでいく過程で、それに係わる人との関係(隔たりと緊密度)が重要であるということ。 親と子は密着しすぎているために伝わらないことが、近親者ではあるが 少し隔たりのある関係である祖父母やおじおばからは伝わってくることがある。 心の根っ子に静かに浸透していくように、その人の奥深いところから その人を形成する大事な部分をゆっくりと育んでいくように。 それは友人から受ける影響とは、また一味違う異質なもの。 人の思いの在り方をしっとりと丁寧に描いてくれている本作は、読む人の心にも優しい思いを伝えてくれている。 | ||||
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| おばあちゃんは言う。 自分を出そうとすると、アクがでる。 それは仕方がない。 だから植物染料はどんな色でも少し悲しげだ。少し、灰色が入っている。 ひとつのものを他から見極めようとすると、どうしてもそこで差別ということが起きる。この差別にも澄んだもと濁りのあるものがあって、ひとは澄んだ差別をして、ものごとに区別をつけていかなければならない。 それにはまず、自分の濁りを押しつけない。それからどんな差や違いでも「なんて、かわいい」、ってまず思えばいい。 しかしそれでも、アクは悲しいものなのだ。 祖母と長い時間を過ごしたことがない。 こんな風に見守ってくれるゆるぎない存在がいたとしたら、 そしてその存在にワタシが心を開くことができていたら、 今とはまた少し違う自分になっていたかもしれない。 小4のムスメにも薦めたら夢中になって読んだ。 この年齢でこの本に出会い、祖母を二人持つムスメはしあわせだ。 この本が彼女の心の栄養になりますように。 | ||||
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| 思わず「りかさん」の中に登場する雛人形のような口調になってしまった。 この物語の主人公は、ようこちゃん。一人っ子の小さな女の子、そして、真っ黒な髪の市松人形の「りかさん」だ。りかさんは、おばあちゃんやその前の持ち主から、それは大事にされいつくしまれてきた、心の正しい、人形。いいお人形とは、生きている人間の感情のにごりだけを吸い取って、整理してあげることができるという。人形たちの思いの橋渡しをするりかさんの力かりて、ようこは、時空を超えて、さまざまの人のせつない思いを、そして、過去の悲しい歴史を、浄化していく。 この美しい物語を、児童文学などという枠でくくるなどとはなんと無意味なことであろう。 読みながら、自分の心の中のもっとも深いところを、つん、、、と、突かれたような、戦慄が何度走ったことか。人形はおろか、動物や、他者に対して、冷たく、ぎすぎすした現在、本当に心が洗われるような、すがすがしい物語です。これは浄化の物語。読み終わったとき、自分の心も清らかに、気持ちが澄み切っていました。 | ||||
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| 市松人形とゆうと、髪が伸びたり動いたり、怖いイメージがありましたが、りかさんを読んで、私もようこみたいにりかさんの様な喋れる市松人形が欲しいなって思いました。優しくて頼りになるし、これからは家の日本人形に話し掛けてみようかな。 | ||||
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| よい質の人形は持ち主の強すぎる感情を吸い取り紙のように吸い取ってくれる。小学生のようこが人形をほしがったとき、おばあちゃんは孫の気持ちを汲んで、とても気立てのよい人形「りかさん」を送ってくれた。この物語は、ようことおばあちゃん、そしてりかさんの3人?が、ようこの友達である登美子の家で経験する悲しくも不思議なお話である。生きることには喜びだけでなく悲しみが一枚のコインの表裏のようについて回る。それでも、人はまっすぐに生きていこうとするものなのだ。読後に不思議な余韻の残る、宝物のような一編。フランス生まれのビスクドールの思い出も切なくも美しい。 | ||||
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| 私は現在高校一年生で、中学生の頃に『西の魔女が死んだ』を読んで以来、 梨木さんのファンになりました。 梨木さんの作品の二冊目に、この『りかさん』を読みました。 それぞれの人形にまつわる過去…どれも私の心に深く残りました。 つくづつ、人間の残酷さを思い知らされ、考えさせられるものが多くありました。 読み終わった時、ふと自分の部屋にある人形を手に取り、 「ここにいて幸せ?あなたにつらい思いをさせてない?」 と思わず聞いてしまいました。 もっともっと大切にしなきゃ、私にはこの子を幸せにする責任があるんだ、 と思わせてくれたのが、この作品でした。 人と違って声が出せない。話せない。 感情を表に出せなければ、意思も伝わらない。 でも、だからと言って「生きていない」と思い込むのは間違ってるんだ。 私の成長を傍で見守っててくれて、 私が幼い頃に投げ飛ばしてしまっても、 汚してしまっても、 ずっと傍にいてくれた。 そんな人形は今どう思っているのだろう? 聞きたいことがいっぱいあって、話したいこともいっぱいあって、 思わず抱き締めてしまいました。 こんなに人形を大切に思わせてくれた、 この作品に感謝です。 | ||||
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| お雛祭りには「リカちゃん人形がほしい」というようこにおばあさんからの贈り物は漆黒の髪に総縮緬の振袖の市松人形の「りかさん」りかさんはとても不思議なお人形。「リカちゃん人形」でなかったことにショックを受けるようこの気持ちを解きほぐし、幼いようこの良きパートナーとなっていく。「りかさん」が見せてくれる人形の世界は恐いものもあるけれど切ない思いもこめられている。ようこに語りかける「りかさん」という存在が読み続けるうちにお人形という存在から年を重ねた温かな心を持つ女性に感じられてくるのが不思議なことです。 「りかさん」の文庫本を手に取り裏表紙の内容を読んで最初に感じたのがコワイ話しなの??ってことでした。語りかけてくるお人形というのがまず怖く感じたことなんですが。まるでその思いは読むとなくなります。話の中にも出てきますが「人の思いを上手に吸い上げてくれる」それがお人形なのだという節があります。お人形が与える不思議な思いをそれぞれ感じてみてください。 | ||||
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| 梨木果歩さんの作品は1冊1冊が神秘的で、小学校のうちの子にはなあ〜?ってもしかしたら感じてるママさんっていませんか?1つには、文庫本サイズでしかないこと。でも、内容もある。この『りかさん』は、ハード本サイズで薄さも文字の大きさもちょうどいい。「ひなまつり」の時期も近いですし、これどう?ってまずはプレゼントしてみてはどうですか?小学校中学年からあじわえる作品だと思います。1度、文庫本をかりたり、買うたりして、読んでみて、なんかいいかもな〜と感じたら、ぜひぜひと思います。私は、学校の図書館に寄贈しました(まだ、書庫に眠ってるのですが、来年度からの披露なので。)それをめざとく見つけた子どもが、「それみして〜。なー、読みたあ〜い。」と。題名からもなにかしら感じるものがあるのでしょうかね〜?(笑)。「4月になったら新刊でーす!!^^ておいてもらえるでな〜。」いうたら、「うん!」というてました。女の子、女性、彼女をもつ彼氏、奥様を思うけど、なんだか愛情がうまくだせない旦那さま、いろ〜んな方にたのしんでもらえそうな気がします。 でも、小学校中学年から『いける!!』と思います^v^v。うん。 | ||||
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| 表紙に惹かれて手に取る人がいるかもしれない。また、「りかさん」って変な題名だなあと思って、手に取る人もいるかもしれない。私はそうでした。そして、この本が梨木果歩との最初の出会いになりました。もう何年も前、児童文学図書館で手にしたその当時、読書療法の勉強をしていた私は、ものすごいショックを受けました。 日本人の作家でこんな世界を書く人がいるなんてって。ホラーでもゴシックでもなく、きちんと魂の世界に向き合って、個人の魂の歴史も、家族の歴史も、民族の歴史さえも書き込める人がいるなんてと驚いたのです。それが、子どもの心に恐怖を与えるかどうか、ある意味微妙な世界のぎりぎりのところを描いているので、(影響力のある本は、読んだ後、内的なエネルギーを意外なところで噴出させるので)安易なファンタジーとして、甘く見る事ができない作品です。 今の子どもが失くしかけている心の世界、人と人との結びつき、自分のルーツ、ご先祖様の存在、日々の営みを重ねる大切さ、格式、因果、業(ごう)というものを無視して生きる事ができないということを、主人公の祖母と人形のりかさんは、淡々と教えてくれます。 生きざまや信念の確かな人の存在(モデル・守護者)と、人の魂の鎮めどころとしての存在(心の鏡・お守り)の両方を必要とする子供の成長を改めて考えさせてくれると共に、大人になった今もその必要性を感じます。また、この本を手にした子どもがもう少し大きくなったら、ぜひ「からくりからくさ」を読んで欲しいと思います。 | ||||
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| 人形に対する女の子の気持ちには共通するものがあると思いました. 人形は,どうしてこうも女の子の気持ちを惹きつけるのでしょう. りかさんは特別な人形です. りかさんとお話しすることができるし,りかさんを通じて他の人形ともお話ができます. それは,楽しい話ばかりではないけれど,女の子にとっては夢のような話. 主人公は,りかさんや他の人形との交流を通じて,確実に何かが変わりました. 優しい雰囲気で,幻想的なおはなしです. 女性の方におすすめです.昔,人形で遊んだことをきっと思い出します. | ||||
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| 私も幼かった頃、人形遊びをしたことがありました。友達と一緒でもいいけれど、これは一人でもやっていた遊びだったように思います。読み進めていて、この気持ちや描写はよく分かる・想像できる、という所は部分的にもありましたし、物語全体としても同感というか賛同したい気持ちになります。 この本を読んだら貸してあげると、男の友人に以前言ったのですが、「男の子」には分かりにくいかもしれないと今では思っています。男の子の幼い頃の遊びはまた違った種類のものでしょう(偏見ですかね)、共感出来る所がないかもしれないと思いまして。未だ本は貸していません。勿論、違った観点からの評価も興味がないではありませんが。 子どもだった頃に大事だった部分を、ふっと思い出させてくれる物語でした。思い出したまま、これから再び忘れたくないものです。 | ||||
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| 私にも子供時代、いつも一緒にいたお人形がいました。子供にとってその存在がどのくらいかけがえのないものかわかっているだけに、この本に描かれるような世界が、どれほど素晴らしいことか・・・わかりすぎるほどわかります。もう胸がいっぱい!!!なんて美しいっ!!!大切な大切な本に出会ってしまいました。ようこはりかさんとおばあちゃんによって、人形との関わり方だけでなく、人として、生あるすべてのものとどうやって共存していくべきなのかを教えてくれます。おばあちゃんは何かを真剣に見つめようとすると、どうしても差別というものをしてしまうことがあるといいます。それを避けることはできないけれど、この差別には澄んだ差別と濁った差別があるのだそうです。「自分の濁りを押し付けない。それからどんな『差』や違いでも、なんてかわいいって思うのさ」このことをおばあちゃんがようこに教える場面にはハッとさせられました。生というものの平等を考えてみるきっかけとなりました。なお、ようこが大きくなり、「ミケルの庭」に登場する同居人達と暮らし始めた頃を描いた作品が「からくりからくさ」という本です。ちょうど「りかさん」と「ミケルの庭」を繋ぐお話になっているので、ぜひ読んでみてください。とても素敵な作品です。 | ||||
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| 渋いファンタジー物語。 くるみ割り人形の童話、日本版?! 「からくり、からくさ」につづく、前半部分。 「からくりからくさ」で、サスオペンスに変貌。。。 構成、ストーリー展開、梨木さんワールド全開。 人形遊びをしたことがある方は是非どうぞ! | ||||
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| 梨木香歩さんにはまるキッカケになった本。あるサイトで紹介していたのを思い出し図書館で突発的に借りてしまったのですが、やみつきになってしまいました。お誕生日にりかちゃん人形がほしいと言ったようこ。それを聞きつけたおばあちゃんがようこに届けたのは、真っ黒な髪、綺麗なお着物の、市松人形のりかさんでした。 少しくすりと笑える設定に、思わず引き込まれる物語。力のあるいいお人形のりかさんから、小学生のようこは色々なことを知っていきます。人形にはみんな、わずかながらも力があること。大事にされると、それは育っていくこと。お人形の一つ一つにも、ちゃんとしたエピソードがあるということ。 一緒に収録されているミケルの庭も素敵でした。小さなミケルから見たこの世界がとても新鮮で、緊張感に迫力があり、印象に残る話でした。 りかさんは一度児童書で出ているようですが、むしろ大人向けな話なのだと思います。ひとつひとつが奥の深いストーリーになっているので、小学生には少し理解しがたい部分もありそうな本でした。じっくり、じっくり、読んでください。 おすすめ。五つ星です。 | ||||
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