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1Q84
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1Q84の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.66pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全219件 141~160 8/11ページ
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BOOK3、これはBOOK4へのつなぎなのでしょうか。 長過ぎる、回りくどすぎる…。それによって青豆と天吾の再会に凄まじいまでの 感動のカタルシスを生じさせようとしたのでしょうか? それにしても600頁は長く感じました。それゆえ、途中途中で存在したそれなりの 盛り上がりも醒めてしまい、空々しいものに感じました。 そう、はっきりいえば「飽き」てしまったのが正直な感想です。 BOOK4、出るのでしょうか? | ||||
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村上春樹自身、これが最長の作品になるとコメントしてるから、まだまだ出るだろうし、売り方云々より、全ての内容を見てレビューしたいところだが、今回は以下の一点において全て失望した。 すなわち、今まで村上作品の登場人物達は、井戸にもぐったり家出して四国の森の中に決然と分け入ったり、地下に潜ったり、ギリシャまで行方不明の女性を探しに行ったりと、自分の力であえて困難な道を選び深遠(たぶん無意識の)にアクセスしようとしていたわけだが、今回はあまりにも安易にドラッグに頼る場面があった。がっかりした。 と同時に全てが一瞬にして陳腐に色褪せて見えてしまった。安易に魔術的世界に入り込んでしまうライトノベルと化してしまった。 ええファンタジーとして、ラノベとしては面白いですよ。 でも非現実的でも寓意性という、現実世界に還元されうる生々しさを持って息苦しいまでに読者に迫っていた従来の作品に比べるとその安易さゆえに残念な感じがしてならない。 | ||||
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もしこの小説を村上春樹でなくて無名の作家が書いていたならば、こんなに売れただろうか?この小説の素晴らしさで売れたのではなくて、「村上春樹」という作家が書いたというだけで売れただけだと思う。実際に内容も知らされずに。村上春樹という名前だけに踊らされて買った人間は多い。村上春樹が描いたものを読まなければ、時流に取り残される。また理解したと思いこむことによって自分は文学が分かっている気になっていると勘違いする。これを私は「村上春樹症候群」と呼びたい。宮崎駿の映画というだけで見るという症候群と同質である。ここに大衆のヒステリー化さえ感じて、むしろそのほうが怖くなるくらいです。 私は何も村上春樹をすべて否定はしない。彼のエッセイは楽しく読ませてもらっている。しかしこの小説は内容が陳腐であり、共感も感動も覚えない。読者は冷静になってこの小説を読んでもらいたい。 | ||||
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人間存在における根本的苦悩、すなわち人間の世界に対する態度は ハイデガーの言葉を借用すれば「不安」であり、カミュを用いれば「不条理」となる かつて、多くの文学者や哲学者はこの人間における根本的な苦悩に対する解決を求めた しかしこの解決は、不確定(恣意性)を包含する言語という人間の思考における可能なる条件に束縛される 故に、人はこの根本的な問いに対する明確な解決を得ることは不可能であり それは永遠に「差異という大海」へと遅延されるのは、必然といわざるを得ない 村上春樹の場合、この絶望の中で彼なりの解決へ至る道を希求する態度にはある程度同感する しかしそれが、秩序―合理性、整合性―からの逸脱、すなわち虚構において実現せしめようとしたところに 彼の限界および最大の欠点があると言えよう もちろん村上自身それを自覚している 故に、現実から虚構へといたるプロセスにおいて、彼は最も技巧的であり奇術的であり そこにこそ村上春樹のレゾンデートルと定義しても相違はないだろう しかしこの「全てはゆるされる(ニーチェ)」時代において、村上的小説―アリストテレス的カタルシス―は如何程の価値があるか 真理はそれを獲得したとき、既にメタレベルで反駁されうる、この臨界点を迎えた時代において 果たして村上春樹の小説は何ができるであろうか いやむしろ何をなすべきであろうか、それことが正しい「問い」であるのかもしれない | ||||
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楽しく読ませてもらったのですが、ストーリーの意味が分かりません。 何かを示唆しているんでしょうが、わからないまま終わる箇所が多すぎます。 楽しければいいという人は読んでもいいでしょうが、book 1, 2を読んで、3ですべてが明らかになると思ったら全くなりませんでした。論理的な帰結を村上作品に求めてはだめだという気もしますが、それでも余りにも内容が無茶苦茶すぎると思います。 これ、どうやって英語にするのか楽しみです。 | ||||
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みなさんがいろいろ指摘されているが、やはり話が長すぎる。 すっかりSFの恋愛小説になってしまった。 Book4も出るみたいだが、最初から決まっていたような気がする。 それにしても20年前に一回だけ手を握っただけの男女がずっとその相手を想っていることができるだろうか? 表現力が豊かな比喩も度を越すとくどい。 美少女で胸が大きく陰毛がない少女は一部の男性読者へのサービスなのだろうか? それにしても牛河の描写はひどい。タマルもしゃべり過ぎた。 リーダーはどうしても麻原の顔が思い浮かぶ。 アンダーグラウンドで著者は何を学んだのだろう?もっと問題提起するべきだ。 切迫感があるのに恋愛にうつつを抜かす青豆ものんきだ。 天吾はあくまでもイノセントだ。 NHKの集金人もしつこすぎる。 描写は素晴らしくディテールまで描かれているが、残念なことに決定的にリアリティーに欠けていて共感できない。 Book4も読むと思うが謎解きは期待しないことにした。 ノーベル文学賞がだんだん遠のいていく気がする。 | ||||
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村上春樹の長編作品は全て読んだことがあるハルキストによる感想。 結論から言えば、私にとっては見事に期待を裏切られた作品だった。帯に書いてある「更に深く、森の奥へ」というキャッチコピーを読んで胸が踊ったものだったが、実際にはこのフレーズは偽りに近い。村上春樹は観念の奥深くまで潜り込んだ物語を書くのを最も得意としていると私は認識していたのだが、今作にはそういったものが質・量ともに不足している。観念上の戦いが実際的な戦い(現実の暴力など)にシフトしてしまっており、これが村上春樹の作品なのか?と疑わずにはいられない。魂の奥底を揺さぶるあくまでも観念上の激しい戦いを期待していた私は、完全に肩透かしを食らう形となった。まあこれも村上春樹の変化(あるいは進化)だと言ってしまえばそれまでなのだが、私にとっては大変残念な変化である。 もう一つ残念なことは、とにかく莫大なその分量に物語の内容量がほとんど比例していないことだ。牛河の章一つを取り上げてみても、これがそもそもこの物語にとって必要だったのかを考えると、ほぼ必要なかったと言わざるを得ない。読者がほとんど分かっていることを改めて謎解きすることに一体どれほどの意味があるというのか? 村上春樹がしきりに発言していた「総合小説」を書くために天吾、青豆の視点に加えてさらにもう一つの視点を加えたのだろうが、その試みは完全に失敗に終わっているように思う。牛河は天吾と青豆の章にちらつかせるくらいが逆に不気味さが増してよかったのではないだろうか。 期待が大きかっただけに残念でならない。村上春樹の次回作を楽しみにしたい。 | ||||
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BOOK2で完結するべきだった... 拡げるだけ拡げて結局この結末では? 村上春樹は、答えを出す作家ではないことは分かっているつもりだが、 ただのメロドラマに堕してしまったようだ 他の作品でいくらも好きなものはあるが、 ノルウェイと並んでがっかりしたものになった | ||||
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BOOK1を読んだときにはこれまでにない作品になると思ったいた。正直、この落ちですかというところです。 で、世間を巻き込んで大ブーム! 新潮社だけはおいかったでしょうね。 マイベスト1「羊をめぐる冒険」を超えるテーマをもった作品だと思っていた自分がアホでした。 次回作に期待しましょう。 | ||||
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麻雀漫画『アカギ』と同じ読書感を感じた。 青豆と天吾の物語が近づいてくる感触のある Book 1 は愉しく読めた。 2つの物語の接近が滞り、結局バラけたまま終わった Book 2 は、残尿感が残った。 何はともあれ、二つの物語が絡み、それなりの終わりを迎えた事は、歓迎する。 今回、青豆、天語に、牛河視点が加わり、3つの視点での物語がパラレルに進む構成となるが、 3人が接近してからは、 一つの出来事が3つの視点で3回書かれる。 同じ出来事を3回読むのは、くどく感じた。 さらに、一つ一つの行動に、過剰な心象風景の描写が加えられている。 麻雀漫画『アカギ』で、一パイ切る度に「魑魅魍魎、悪霊、嫌悪・・・」とアカギの心象風景をクドクド描写し、 次に、そのパイが切られた事に対する鷲巣の心象風景を「恐怖、冷汗、悪寒・・・」とクドクドクド・・・。 で、なかなか進まない『アカギ』の鷲巣麻雀と同じ読書感をを感じてしまったのだ。 好みの問題だとは思いますが、読んでいて、爽快感は有りませんでした。 ところで、麻薬の描写はチョット問題ではないかと感じます。 | ||||
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個人的には、あまり楽しめなかったです。枝葉末節まで仔細に描写する文章には、少し助長な感じがしましたし中盤の比喩表現は正直、かなり乱雑に思えました。ウィトゲンシュタインやオッカムの剃刀といった論理学についての引用や言及もありましたが論理とはかけ離れた、あまりにもご都合主義的な展開には少し辟易しました。物語も予定通りの場所に着地した感があり、驚かされることはありませんでした。 | ||||
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あまたある小説の全てを読了することは出来ない。10年後、輝いている書を読もう。因みに、本書を含めた、いわゆる「村上作品」が然る可き世に残っているとは思えない。 ”ノルウエイ”の残光を背負った駄作であることは間違いない。我ら真摯な時代を生きた同士にとって、天上の青は未だその姿を見せない。【結論】買ってはいけない車、もとい、読んではいけない、読むに値しない書。 | ||||
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文学にしては軽すぎる。 娯楽にしては面白くない。 偏執狂的な性癖やディティールへのこだわりも、 ここまで焼き直しが繰り返されると、もはや作者が変態ではないかとさえ思えてくる。 ファンだから読んだが、正直苦しかった。 | ||||
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感想聞かれればこんな感じで終わってしまいそうなタイトルですが、文体の話です。 先にBOOK2のレビューを書いてしまってからBOOK1を、ってのも、どうにも間抜けですが、やはり気になる文体について、あらためて書きたくなりました。 これまで春樹文体の核となっていた「やれやれ」は、青豆があゆみと組んで一夜の宴を催した翌朝、二日酔いの頭であゆみからの電話を受けるシーンで使われるだけ。 そして、数えたわけじゃないですが、一番多いように感じたのが「もちろん」。ほとんどすべての登場人物が会話中で使っていて(ふかえりでさえ!)、特に青豆のセリフに不必要なくらい多い。ほかに気になったのは、“possibly”の和訳とおぼしいが多分に両義的な「あるいは」、日常会話ではあまり使われそうにない「おおむね」、対話中に頻発する「そのとおり」「そういうこと」。 人物造形に気を配るなら、これらのセリフがほかの表現に置き換えられてもおかしくないと思えるのですが…こういうところで、作中人物がみんな主人公の分身に思えてしまう。一人称を基本にしてきた作家の業のようなものなのでしょうか。それとも意識的に選んでいるとしたら、翻訳されたときに微妙なニュアンスを付加できる可能性を想定しているのでしょうか… 唯一例外なのが、牛河かな。この人のねちっこさはスゴイ。もっともキャラが立っている人物といえるのでは。『ねじまき鳥〜』にも登場しますが、春樹ワールドのネガとしてかなり重要な存在かもしれないですね。個人的には一番「やれやれ」が似合うキャラだと思うんだけどなあ。 | ||||
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いま小説家に望むのはこのように薄いぺらぺらの物語ではない。いまのマーケットで消費される物語ではなく、いまの時代を書く書き手が村上春樹ではないということはこれではっきりしてしまった。しかし、それでは誰が書くのだろう? | ||||
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ずっと村上春樹さんの作品を読んできました。 3も予約しました。 この作品はものすごく面白いです。 この世界のなかに引き込まれて 時間を忘れて読書に夢中になれます。 そういう意味では優れた作品です。 しかし、内容は恐ろしく空虚です。 現実にリアルに係わり合い、 それをメタファーを駆使して物語に 緻密に構築することには成功しています。 でも、その現実とのリアルな係わり合いから 生まれてくる作品の内容のレベルの低さには愕然とするほどです。 この作家は、オウム真理教とのあれだけの 係わり合いからこんなことしか学んでいなかったのかという 想いは読後しばらく呆然とするほどでした。 3もわくわくしながら読むと思いますが、 物語としての群を抜いた面白さと、 内容の空疎さをこんなにも強烈に感じた作品は初めてです。 | ||||
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やっと、手にして読みました。ニュースで発売当初はすごく話題になっていたので、ワクワクして読みましたが、2巻までよんで??ってなりました。 村上春樹の作品を読むのはコレが初めてで、読み辛くてしょうがなかったです。天吾と青豆の視点で話が進みますが、ちょっと進んだら視点交代というのが続いて、良い所になるとCMに入るTV番組みたいにイライラしました。だんだんと交錯し始める2人の物語に引き込まれて行きましたが、無駄と感じる説明文が多く、また登場人物を全く想像できない作品でした。 小説を読むとき、自分の頭の中で人物や描写を想像しながら読んでいるのですが、こんなにも想像出来ない作品を読むのは初めてです。 他の作品もこんな感じなのかなと思い、海辺のカフカとねじまき鳥クロニクルを読んでみましたが、全く同じ感じの世界観、文章でした。全く同じ文章まで登場しました。 しかも、完結後のもやもやが消えませんでした。風呂敷を広げすぎて畳めなくなったって感じの終わり方。起承転結がはっきりとした作品しか読んだことが無いからかもしれませんが、途中で出てきたコレはどういう意味だったの?結局なにが原因だったの?そしてどういう結果でこうなったの?どういう結果だったの?など疑問ばかりが残り、解説サイトを読みまくってどうにか自分に納得させた感じです。 この作品もこんな感じに終わるのかな〜と思ってちょっと3巻を買うのが躊躇われます。多分、新刊がでたら買ってしまいますが、読んだ後、ああ買わなければ良かったなと思うだろうな。 | ||||
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ハルキストですが、ほったらかしにしてた1Q84を読み終えての感想は正直「いまいち」でした。 あんなに売れたのは、「久々の書き下ろし」が先行したと思います。 長編ですが、ある意味、こじんまりしすぎている気がしました。 面白く、また、共感をもって読んだ箇所も多々あるのですが、 あれほど紙数を使う必要はないんじゃないかと思いました。 もっと言うと、描写が精緻に詳細にされる分、なぜか心が地面から浮びあがってしまいました。 村上さんがサリン事件と出会ったことで、一つの示唆があったのはいいとして、 この先、(自分にとって)面白くない方に作風がいくのではないかと心配してしまいます。 仏苦3(BOOK3の別世界)を期待します。 | ||||
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話としてはフィクションなのでリアリティを求めても仕方がないのかもしれませんが 緻密に描かれたリアリティのある舞台背景の中で人間だけが浮いているように見えました。 リアリティがないことでいい味を出している登場人物もいますが リアリティがないことで感情移入しづらい登場人物もいます。 ストーリーとしては面白かったのですが感動はできませんでした。 ああいう話し方をする人間っているんでしょうか。 セックスってそんなに簡単にできるものなんでしょうか。 バーにでも行けばできますか。誰か教えてください。 | ||||
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なぜこの本がこんなに売れたのか? ただの性描写がパネェ本だった。 読んでげんなり。 時間を返せ、金も返せ | ||||
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