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さぶ
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【この小説が収録されている参考書籍】
さぶの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 101~107 6/6ページ
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題名は「さぶ」だが主人公は栄二という青年。さぶは栄二の無二の親友。栄二が自分に起こる様々な出来事とさぶや周りの人たちとの関係の中で自分を築き、自分の葛藤を乗り越えて行くという話。思春期の葛藤において他者との関わりのなかで自分を築いてきたことを思い出した。(といっても最近なのだが。)いかに自分が周りの環境に恵まれていたか、迷惑をかけたか、それらがどれだけ有り難いことかに気づくことができた。この本を読んで自分は周りの人に本当に感謝した。また、いつか子供ができたときに読み返してみたい一冊だ | ||||
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タイトルは『さぶ』ですが、ストーリーは『さぶ』の兄貴分である『栄二』を中心に描かれています。『栄二』と『さぶ』は幼少の頃から一緒で、深い友情で結ばれています。『栄二』は悪人ではないのですが、少し屈折している部分があります。その『栄二』がある事件に巻き込まれ、様々な人と出会い、経験を重ね少しずつ変わってゆく物語です。内容を書けないのが非常に残念です・・・。これはもう、読んでいただくしかありません。時代劇が好きな方はとっつき易いと思いますが、時代劇はちょっと・・・と言う方でも、気になることなく読めるはずです。時代劇臭さが全くなく、変な違和感は感じられません。舞台を現代置き換えても、読めるのではないでしょうか。それほど自然に描かれていますので、躊躇することなく、読んでいただきたいです。ちなみに、原作を先に読み、自分で描いていたイメージとかけ離れていた為、ドラマの方は見ませんでした・・・。 | ||||
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藤原竜也さん・妻夫木聡さんが演じた「さぶ」をビデオで観ました。 いわゆる「時代劇」は普段見る機会が少ないため、「どうかなぁ・・・」と思っていたのですが、見終える頃には、ポロポロ涙が頬を伝っていました。 これはお二人の若さ溢れる魅力や演技力だけではなく、その根底にある筆者の人情味溢れる原作が作品に熱い血を通わせているのだなと痛感しました。 | ||||
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若手の人気俳優、藤原竜也さんが主演したTV時代劇を見損なった。時代物小説は、日本独特の文化風俗が味わえるが、どうもこの小説はそれだけではないらしい。読み進めながら、確かにこれは江戸時代の話であるが、人と人の心の結びつき、人は何を大切に生きていくべきかを、現代に生きる私たちに共通する足場から描いている作品、と感じた。最も魅力的な登場人物は、「おのぶ」だろう。封建時代に生きる女性でありながら、たくましく信念を持って生きている。これもまた、現代へのメッセージと感じられた。 | ||||
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初めてこのの作品を手にしたのは、中学2年生の時だった。母が昔読んでいたという、それだけの理由で何気なく手にしたのだった。読み始めてまもなく、私はあっという間にこの物語の中にのめりこんでいった。それまではあまり馴染みのない時代設定であったにもかかわらず、この物語の魅力はそんなことをすっかり忘れさせ、私を引きずりこんだのだった。そしてやってきた、物語のクライマックス。あっというどんでん返しに、私の心は震えた。そこには、人の本当の弱さ、強さが全て込められていたのだ。私の世界は、その視点は、そこから一瞬にして角度を変えたといっても決して過言ではない。私は読み終えた直後の、あまりにも強烈な余韻のために、眠れない朝を迎えたことを憶えている。 | ||||
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もう何度買い直し、何度読み返したことだろう。そのたびに、静かで深い感動がある。というか、読み返した回数だけ、何かしら挫折のようなものを味わっていたりするわけで、実に恥ずかしい限りなのだが。そしてそのたび「人はひとりでは生きられない」という、ごく当たり前のことが、静かに熱く、胸に伝わってくるのを感じるのだ。先般制作され、劇場でも公開された三池監督演出のドラマ版、若き日の小林旭が栄二を、長門裕之がさぶを演じた日活での映画版など、映像化されたものはいずれも佳作となっているが、それはおそらく作り手が、原作に対して誠実であろうとした、その証左なのではないか。それは、この物語の登場人物の多くが、身近な人に対し、時に不幸に見舞われながらも、そうあろうとするように……。 | ||||
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江戸の若い職人たちの話です。 世知辛い世の中だから、人が人を疑えば限りはなく、心が卑屈に狭くなっていってしまう。そんな中で、さぶは騙されても馬鹿にされても友を信じて信じきって不器用だけど真当に生きようとしている。人の本当の優しさに出会える本です。 | ||||
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