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さぶ



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さぶの評価: 4.47/5点 レビュー 120件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

感動の名作ではあるのだろうけれど

昭和の大小説家山本周五郎に挑戦しようと代表作である本作に挑戦。
表題は「さぶ」だけど主人公は違うのね。
序盤時間の表現に「午後5時」などと出てくるので明治の話か?と思ってしまう。でも武家が出てくるのでやはり江戸時代なんだなと自分を納得させる。読み進めていく内に今度は人足寄場を作った長谷川平蔵(宣以)から100年以上が経ってなどと出てくる。ちょっと面食らう。100年以上経ったら明治や大正になってしまう。
栄二を陥れることになった事件の犯人は○○○ではないかと薄っすらと思っていたのだが、何故かさぶの自供?があり、あぁ間違ったかと思っていると目星をつけていたものが真犯人が名乗りを上げて大団円になるのはご都合主義が鼻をつく。でも大団円だから良しとしよう。
人足寄場に送られた栄二の事を寄せ場の役人岡安喜兵衛や下役人松田権蔵等が何故目をかけていたのか理由がわからなかった。当時の彼は寄せ場に送られてくる多くの無宿人の一人でしかなく、彼らからすれば特別扱いをする何の理由もなかった。それどころかやたらと楯突く厄介な若造に過ぎなかった。それなのに彼らは何かにつけ目をかけていた。あるいは北町奉行所与力青木某から何らかの事情がありそうだとの情報が伝えられたのかもしれないが、それだけでは特別扱いする理由としては薄い。
寄せ場で問題を起こした栄二が北町奉行所に送られた後何の説明もなく無罪放免になるが、その理由の説明無し。ちょっと不親切と言うか、そりゃあんまりでしょ。ストーリーを進める必要のあった作者の苦肉の策なのか?
とは言え人情の機微と栄二の成長を描く筆の細やかさは気持ち良かったです。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103
No.5:
(3pt)

わからなかった

あるポルノ小説家が、日本人なら山本周五郎の一冊くらいは読んでおくべきだ、
と言うようなことを書いていたので、また、昔から名前をよく見る小説家だったので、
この「さぶ」を手にとって見ました。(別にポルノ小説だと思ったわけではないw)
で、最初の50ページくらいしか読めませんでした。
面白くないというより、わからないのです。
登場人物の、江戸時代の町人の、飲食店のようなところでの立ち振る舞いが細かく描かれていて、
それに深い心理的な意味が込められているようですが、自分には理解できませんでした。
文章が悪いと言うより、自分に文章を視覚化する能力が無いようです。
ひとつだけ印象を書けば、テレビドラマの脚本・台本のように感じました。
調べてみれば、1962年の作ということで、日本でテレビ放送が始まってから
10年くらいのころの作品です。
相当、テレビドラマを意識して書かれているのかなと思いました。
思えば、もっと昔には、こういう文章の小説は無かったんじゃないかなとも思いました。
山本周五郎のほかの作品を読んだことは無いし、文学全般にも詳しくは無いので、
単なる印象に過ぎませんが。
と言うわけで、良いとも悪いとも論評できませんので、星は真ん中の3つです。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103
No.4:
(3pt)

さぶは良し

この本「さぶ」はとても良い本です。
購入値段が安くて飛びついたのですが、想像とは違いあまりにも小さく、古びた(焼け)状態で大切に残しておきたい一冊の為、少し高くても新品をもう一度購入する予定です。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103
No.3:
(3pt)

栄二、じゃないのか?

なぜ、さぶ?
最初から最後まで栄二の話。
栄二というテーマならそこそこの作品だとは思う。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103
No.2:
(3pt)

しみじみいい作品

山本周五郎さんてほんと文章上手いよね〜。スラスラ読める。言葉もきれい。
さて、本作「さぶ」。題名はさぶだが、主人公は栄二。この栄ちゃんがかっこいいんだよねぇ。やるときゃやるぜって感じで。
そして、さぶがいい奴なんだ。これが。
厚いけど、難なく読める。
個人的には『柳橋物語』の方が好き。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103
No.1:
(3pt)

「樅ノ木は残った」よりは下

20代で太宰治病にかかったものは40になって、山本周五郎にほれるという文句を聞いて、樅ノ木を読んだ。世をはすに構えるところが、太宰と似ているなと楽しく読んだ。そして、次に読んだのがこれ、さぶ。タイトルはさぶだが、描かれているのは幼馴染の栄二に関する部分のほうが多い。栄二がもっこ部屋からしゃばへ出て、おすえとさぶと3人で生活苦の中にも努力している姿には、読みながら声援を送った。感情移入できる小説である。ただ、この小説には非現実的なところがある。栄二が冤罪でもっこ部屋に送られた後の生活の乱れは人間、こうも変わるの?と疑問がある。そしてもっとも??なのは、最後のどんでん返し。こんなのありと疑問符がついた。この最後の場面さえなければもっと純粋に楽しめた。
さぶ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:さぶ (新潮文庫)より
4101134103

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