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神曲崩壊
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神曲崩壊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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人間臨終図巻はノンフィクションですがこれはその小説版です。 ダンテとラスプーチンとロスュフコーと私(山田風太郎)が地獄巡りをする趣向です。 地獄とはいいながら有名人の臨終風景を扱っていますので伝記小説風です。 汚い描写もありますがそこは読み飛ばしました。 地獄のようなこの世の風景をさんざん描いています。 最終盤には原爆まで登場。 「戦中派不戦日記」「同日同刻」「人間臨終図巻」とあわせてオススメします。 | ||||
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風太郎の忍者物のように荒唐無稽、奇妙奇天烈、シュールな物語を期待していたので、ダンテやラ・ロシュフコーが出てきた時点でひいてしまった。 これじゃ単に毛色の変わった人物伝集でしかない。 有名人の人物評、揶揄としてみる人には面白いのかもしれない。 | ||||
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ルネサンスの先駆者アリギエリ・ダンテの大作「神曲」をモチーフに、山風流のアレンジを加えた知る人ぞ知る名作。19XX年、地球を大地震が襲った。そのとき、たまたま「神曲」を読んでいた男がダンテに連れられ、ラスプーチンの引く馬車に乗り、地震後の変貌した地獄を見て回る、というものだが、これがなかなかどうして面白い。一般に、天国に行ったと解されている人まで地獄で暮らしているところに、人は死んだら皆同じという山田風太郎の考えが反映されている。また、人物の多くが、生前の行状を戯画化されており、「こうやって見てみると、この人って生きてるときから地獄にいたみたいだな」と思うことが多かった。簡にして要を押さえた人物描写は卓越の一言。「人間臨終図巻」のダイジェスト版としても読むことができる。「神曲」との対比もところどころ挿入され、その差異を楽しめるのもいい。 | ||||
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地球消滅の瞬間に「神曲」を読んでいた『私』は、その作者ダンテに案内され、崩壊した地獄を巡る。その地獄というのが、飢餓、飽食、酩酊、愛欲、嫉妬、憤激の6つ。どの地獄も時に滑稽に、時に淡々と描かれていてとても興味深い。 | ||||
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