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佐渡伝説殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
佐渡伝説殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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主人公の浅見光彦は、鋭い推理力を持ちながらも親しみやすいキャラクターで、彼の人柄が物語に温かみを与える。彼の控えめな性格や、刑事ではない立場からの視点は、他のハードボイルドな探偵とは異なる魅力がある。浅見が事件を解決する過程で見せる人間観察や歴史的背景への洞察は、この作品の大きな見どころ。 | ||||
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経年劣化が見られないいい状態です おかげさまで読書楽しめました ありがとうございます | ||||
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いつも通り人間関係の絡み合いが事件の核にある。無駄にドロドロしていないので、さっぱりした読後感。 伝説というほど昔のことが絡んでくる訳ではない。 | ||||
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思っていた以上に商品が古くてガッガリしました。 | ||||
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この小説を基に2時間ドラマも、辰巳琢郎主演、水谷豊主演、中村俊介主演で3本製作されました。 原作を含めて4パターンありますが浅見光彦が死体と一緒に倒れていてその人を殺した犯人と疑われるのは共通しています。 しかしその時の描写で辰巳琢郎主演のドラマを見たとき、浅見光彦を犯人と決め付けている刑事(役者名はしりません)は本物のバカだと思いました。 他の作品では浅見光彦が凶器を手に持っていた。手に血が付いていた。凶器から指紋が出てきた。などそれなりに根拠がありますが辰巳琢郎主演のドラマではそういった根拠の描写はなく『一緒に倒れていたから』本当にそれだけで犯人だと言っていて浅見光彦が「既に死んでいた、近寄ったら女性に眠らされた」という言い分を嘘だと言っている。 何故、一緒に倒れていたら犯人なのか、浅見光彦の言い分を嘘だと言い切れる根拠は何なのか作中でその質問をしてやりこめてほしかったです。 | ||||
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賽の河原伝説や、安寿と厨子王伝説といったピンポイントの伝承だけが佐渡の歴史や風土を物語るものではないことは言うまでもないことです。 読んだ人が架空の話として楽しめればそれでいいのでしょう。 「磯部欣三」という巡査部長の登場には笑いました。 「よその土地へも行ってみたが、ここの賽の河原ほどの『いい賽の河原』は他にない」という地元老婆の話は、実在の郷土史家「磯部欣三」氏が、願の明治20年生まれのおばあさんから聞いた話を元にしているのでは?他にも磯部氏の著作を参考にしたと思われるが所がちらほら見受けられます。 賽の河原伝説(水子地蔵)などは、この小説の発表当時にはすでに実質的には形骸化していたでしょう。 それを生きたものとして甦らせ、題材にしながら、作家自身の「賽の河原和讃」に対する批判を主人公の浅見光彦に語らせる。 水子地蔵みたいな迷信を一番必要としているのは作家自身なんですね。そうじゃないと作品が成り立ちませんから。それでいて小説の中で、その迷信を批判する。なかなか滑稽で面白い構図です。 また、この作家は、祖先に罪をおかした者がいるならば、その罪が子孫にDNAとして受け継がれ、性格の悪い人間になる―とお考えなのでしょうか。そうじゃないとこんな犯人像は思いつかないのではないでしょうか。 賽の河原和讃を批判しながら、ずいぶんと非科学的なことです。 江戸時代に開設され、「四国西国お呼びもないが、せめて7日の佐渡遍路」といわれ、当時ですら島民が気軽に楽しんだ佐渡の遍路コ-スで、戦争直後とはいえ、行き倒れ、といった筋立てにもリアリティがない。 また、作家は、流人と金穿り人夫と山師を同じものだと思っているようですが、「金掘り人夫と宿場女の間に生まれた子こそがいかにも流人の・・・」なんて歴史も伝説もありません。 自作解説で、「流人の末裔」の章に書かれた悲しく暗い歴史と伝説があるからこそ物語は成立しえた、とありますが、その歴史も作り話で、伝説も現実には形骸化しているものを作家自身が蘇らせたものに過ぎないのです。 | ||||
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値段の割にはコンディションはとても良く、気に入りました。 内田康夫氏の作品をこれからも追い続けます。 | ||||
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この当時、ドラマで浅見光彦を演じていたのは水谷豊だった。 今は原作の設定通り完全な二枚目の主演になったが、自分はいまだに水谷豊のコミカルかつシリアスな浅見が一番好きだ。 [佐渡伝説殺人事件]も水谷豊主演で放送されたが、身元がバレるシーンの面白さでは、やはり右に出る者はいないと思う。 この本を見かけた時、あの水谷豊のドラマの原作か!と即買い。 それが内田康夫との出会いとなった。 その夜に何となく読み始めたらもう止まらない。ふと気付いたら180頁くらい読んでいた。 ドラマよりも原作の方が遥かに面白い! 自分にとって三浦綾子の[塩狩峠]以来の半端ないリーダビリティを感じる衝撃体験だった。 その後、片っ端から読み漁ったが、内田康夫に外れなし! こんな面白い作家が、何で[なんとなくクリスタル]の人と間違われるくらいマイナーなんだろう?と不思議で仕方なかった。 その後、[天河伝説殺人事件]の映画化で流れが変わったかのように、大人気作家に… ただ、内田康夫本人が作中に登場するようになった辺りから、どうも文体が軽薄になったような気がする。 その後の文芸ミステリーと言われる作品よりも、この時期⇒[高千穂伝説殺人事件]あたりまでの作品の方が文章も世界観もずっと格調が高く、読後も芳醇な余韻が残った。 もし最初に外れ浅見を引いてしまった方は、この頃の作品を読むことをお勧めしたい。 特にこの本は、浅見シリーズの最も上質な要素がバランスよく配されていて、地味な作品ながら非の打ち所がない。 | ||||
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浅見光彦の伝説シリーズの4作目にあたる作品。 私はちょうど佐渡へ旅行に行く時に、フェリー乗り場の売店で求めました。 キーワードは、「賽の河原」。 ルポライターの浅見が、現代の事件から「願」と一文字だけ書いた葉書をきっかけに 31年前に佐渡ヶ島で起こった事件の秘密を追っていきます。 フェリーの中で、今から行く佐渡の風景を想像しながら読むのはなかなか楽しかったです。 水谷豊主演で火曜サスペンスにもなっています。 | ||||
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某私立大学の図書館員は意外性が強かった。この辺は、結構細かく作られているなあと感心した。どこに、佐渡の伝説?と思ってはいけない。お約束なんだから。しかし、佐渡の民俗が描かれ、小さな島の多様性も描き出していたのは、文京区の私立某T大学のおかげか?哀しみと理不尽と怒りがあるという作品としては良質の部類。 | ||||
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某私立大学の図書館員は意外性が強かった。 この辺は、結構細かく作られているなあと感心した。 どこに、佐渡の伝説?と思ってはいけない。お約束なんだから。 しかし、佐渡の民俗が描かれ、小さな島の多様性も描き出していたのは、 文京区の私立某T大学のおかげか? 哀しみと理不尽と怒りがあるという作品としては良質の部類。 | ||||
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いつものように、浅見さんが殺人事件で旅してます。今回は題名の通り佐渡島に行くんですが、相変わらず地方の嫌な陰の特色を見事に暴いてらっしゃいます。見事です。そして佐渡のことを良く調べてらっしゃいます。驚きます。んで、それによってその土地に生れ育った人間によって生まれるだろう犯罪を想像し描き出す、その手腕に脱帽せざるを得ません。他のシリーズもその土地柄をイッパイ活かしているけど、佐渡の毒と作家の毒が絡み合ってものすごいどす黒い作品になってる気がします。内田さん特有の引く毒です。でも、作品の後に入っている「解説」はよろしくありませんでした。わからないわけじゃあないけどさ。 | ||||
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