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雪白姫
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雪白姫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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作家の存命中にはポストモダン文学の旗手というキャッチフレーズの意味づけが強くてそれ以外の読み方ができなかったけど、いま読み返してみるとなんかナイーブな男の子達の青春小説です。そういうものとして、切なく美しいです。 建物の屋上からスカートをはいた女性達を的のように見下ろしているところ、あそこが小説の白眉だと思います。 | ||||
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訳者の解説にある通り、『雪白姫』は落書きと小説の境目にあるとても奇妙な作品である。この作品には、作者バーセルミの「俺たちの発信する言葉の80%は意味のない戯言だ」という思想(?)が見事に反映されている。 『雪白姫』は物語ですらない。言葉の戯れの集積。固定され得ない言葉たち。読者に出来るのは、そいつらを莫迦にして、虚仮にして、笑って笑って笑い倒すことだけだ。つまり、「ただ楽しむ以外に、さし当り、手はない」というわけである。 ぼくらは卵を割って黄身を流した。ビルは白身の心配をしたが、みんなでそんな心配はするなといってやった。『誰でも毎日やってることさ』エドワードがいった。ばかでかいメレンゲが天井までの高さになった。みんながんばった。 (p81) | ||||
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