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雪白姫



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雪白姫の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(5pt)

青春小説

作家の存命中にはポストモダン文学の旗手というキャッチフレーズの意味づけが強くてそれ以外の読み方ができなかったけど、いま読み返してみるとなんかナイーブな男の子達の青春小説です。そういうものとして、切なく美しいです。
建物の屋上からスカートをはいた女性達を的のように見下ろしているところ、あそこが小説の白眉だと思います。
雪白姫Amazon書評・レビュー:雪白姫より
4560042691
No.2:
(3pt)

元作完全崩壊

きっと想像の働く人はわかることでしょうが
このタイトルの元作にピンと来て
その作品が好きな人、絶対に読まないでください。
何もかもイメージが壊れます
本を踏み潰したくなります。
でも、皮肉ってみると
いろいろあのおはなしも矛盾というか
独特の世界を放っています。
たぶん著者はそれに気づいてこのようなどぎつい
物語にしたのでしょうが。
ちなみにこの本1箇所他の本では見られない
面白い場所があります。
まさか、と思うものがそこにありますよ。
しかしあまりに壊しすぎて
見るに耐えない部分もありますので
評価はこれにとどめます。
発想は面白いんですが。
雪白姫Amazon書評・レビュー:雪白姫より
4560042691
No.1:
(4pt)

反転する戯れ―周縁にある言葉たち―

訳者の解説にある通り、『雪白姫』は落書きと小説の境目にあるとても奇妙な作品である。この作品には、作者バーセルミの「俺たちの発信する言葉の80%は意味のない戯言だ」という思想(?)が見事に反映されている。
『雪白姫』は物語ですらない。言葉の戯れの集積。固定され得ない言葉たち。読者に出来るのは、そいつらを莫迦にして、虚仮にして、笑って笑って笑い倒すことだけだ。つまり、「ただ楽しむ以外に、さし当り、手はない」というわけである。
ぼくらは卵を割って黄身を流した。ビルは白身の心配をしたが、みんなでそんな心配はするなといってやった。『誰でも毎日やってることさ』エドワードがいった。ばかでかいメレンゲが天井までの高さになった。みんながんばった。  (p81)
雪白姫Amazon書評・レビュー:雪白姫より
4560042691

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