(短編集)

独白するユニバーサル横メルカトル

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評判

独白するユニバーサル横メルカトルの評価:

3.57/5点 レビュー 114件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全182件 81〜100 5/10ページ
No.102
(5pt)

高校生以下には読ませたくない

短編集です。
どれも救いようのない、嫌な気持ちになる話ばかり。
子どもが虐げられたり、理不尽な苦しみにあえいだり。
表紙絵の気持ち悪さが、まんま中身の気持ち悪さに通じています。

ですが、迫力があり、物語に引き込まれます。
作家さんが人生経験が豊かで、深い精神世界をお持ちで、人間の苦悩をよくご存じなのだろうなと感じるような描写が多いです。
一切のきれいごとや虚飾がないだけに、反感を抱くことなく、変に醒めることなく読み進めることができます。
リアルで嫌で苦しい感じがとてもよく伝わってきて、本当に嫌な救いようのない気持ちになる。

これだけの迫力のある暗い話は、高校生以下には読ませたくないとは思ってしまいました。
でも、地獄の苦しみにいるような人には、もしかしたら何かの慰めでも見つけるかもしれません。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.101
(3pt)

平山ワールド好きですが。

「ダイナー」や「メルキオール」にくらべると、引き込まれる感じと読後の満足感は少なかったです。
おもしろい話もありましたが、少し期待外れでした。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.100
(3pt)

平山ワールド好きですが。

「ダイナー」や「メルキオール」にくらべると、引き込まれる感じと読後の満足感は少なかったです。
おもしろい話もありましたが、少し期待外れでした。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.99
(1pt)

これはマズイのでは

この作品集を読んで一番気持の悪いのは、作品毎に透けて見える「元ネタ」です。
作者が影響を受けた過去の様々な作品に対するオマージュでしょうか?
同人誌に出てくる他人の褌を借りた作品と同レベルです。プロが出す作品とは思えず、帯の激賞も読後には苦笑いが出ます。
何をもってミステリーとするかは別の議論で結構なので、作品自体の有り様を問いたいです。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.98
(1pt)

これはマズイのでは

この作品集を読んで一番気持の悪いのは、作品毎に透けて見える「元ネタ」です。
作者が影響を受けた過去の様々な作品に対するオマージュでしょうか?
同人誌に出てくる他人の褌を借りた作品と同レベルです。プロが出す作品とは思えず、帯の激賞も読後には苦笑いが出ます。
何をもってミステリーとするかは別の議論で結構なので、作品自体の有り様を問いたいです。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.97
(4pt)

事実は最後に明かされる

8編からなる短編集。

収められた物語には計算されたものと無軌道に感じるものを感じました。物語の展開自体は好みの物はありませんでしたが、計算されていると感じた所には美しさを無軌道であると感じた所には興味を引かれました。

本の内容としては(直接的な描写に限らない)グロテスクな物をベースに、SFやホラー等のバラエティに富んだ味付けがされた短編が収められています。

個人的に印象に残った物は「ニコチンと少年-乞食と老婆」「独白するユニバーサル横メルカトル」、良いと思った物は「オペラントの肖像」、好きな物は「オメガの聖餐」です。
「ニコチンと少年-乞食と老婆」は個人的には訳の分らない物語でした。主人公の少年の乞食に対する態度の理由(は分るにして)も行動も唐突すぎて意味が分りませんでしたし、各登場人物や出来事も取りあえず出した理解は求めていない的な無軌道さを感じました。訳が分らないところはタイトルもそうで、話を最後まで読んだ後でタイトルを見直すと余計に意味が分りません。ニコチンはともかく老婆?となりました。しかし物語で描写されている乞食が手にパンの耳を持っている部分や、最後の硝子の子鹿が置かれている場所と少年の台詞の部分はもやもやとした物を自分に残し再度物語を読ませる力がありました。無軌道さを感じさせつつも、そういった決定的な場面を描写しない事で幕間を想像させる計算がされているのかもしれないとも感じる話でした(考えすぎかもしれませんが)。個人的には好みの話では無いのですがこの本で一番印象に残る話でした。
「独白するユニバーサル横メルカトル」も展開は好みではないのですが、語り手が地図という事で印象に残っています。これまで石だったり壷だったり鏡だったり色々な物が主人公の話をプロ・アマチュア作品ともに読みましたが地図が主人公の物は無く、地図の思考も単純に人に置き換えた擬人化ではなく地図ならではの考え方になっている所は好感を持ちました。
「オペラントの肖像」はディストピア物で物語で用意された道具が雰囲気を出すための小道具に終わらずに、物語で確りと利用されて、物語自体も綺麗に構成されている所が個人的には好みです。結末は好みでは無いですが良い落ちだと思います。
「オメガの聖餐」は登場人物のオメガの独特なキャラクターと物語の結末が良かったです。主人公とオメガが最後まで突っ走り、最終的にはキャラクターなりに報われるという自分が好きな展開と結末がある話でした。

この本全体の個人的な感想としては、展開は好みでは無いものが多かったですが、バラエティに富んだインパクトのある話が多く、最後に明かされる事実を元に物語を振り返させる所などは面白さを膨らませる作りで、話自体がよく計算されて作られているなと思わされた本でした。
それだけに「ニコチンと少年-乞食と老婆」だったり、他の話に含まれる計算されて置かれているようには思えない出来事や描写まで考えさせられるという不思議な本でもありました。
普段の自分の判断基準からすると話の展開や結末が好みで無いものが多いため、星3(普通)の評価になるのですが、計算された上手い話作りと不思議と印象に残った上手くない(と感じる)部分も含めて星4(気に入った)とします。

自分が今作を気に入った理由は自分でもよく分りませんが計算された部分と計算されていない様に感じる部分のバランスが自分にとって丁度良かったのかもしれません。
こういった自分でも何が気に入ったのか説明できない本は偶にあるのですが、理由は分らないながらもそれまでの自分には無かった新しい分野を開拓させてくれた気分にも似た気分にさせてくれて嬉しくなります(恐らく今作の話の調子自体は明るく楽しい気分にさせてくれる物ではありませんので注意)。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.96
(4pt)

事実は最後に明かされる

8編からなる短編集。

収められた物語には計算されたものと無軌道に感じるものを感じました。物語の展開自体は好みの物はありませんでしたが、計算されていると感じた所には美しさを無軌道であると感じた所には興味を引かれました。

本の内容としては(直接的な描写に限らない)グロテスクな物をベースに、SFやホラー等のバラエティに富んだ味付けがされた短編が収められています。

個人的に印象に残った物は「ニコチンと少年-乞食と老婆」「独白するユニバーサル横メルカトル」、良いと思った物は「オペラントの肖像」、好きな物は「オメガの聖餐」です。
「ニコチンと少年-乞食と老婆」は個人的には訳の分らない物語でした。主人公の少年の乞食に対する態度の理由(は分るにして)も行動も唐突すぎて意味が分りませんでしたし、各登場人物や出来事も取りあえず出した理解は求めていない的な無軌道さを感じました。訳が分らないところはタイトルもそうで、話を最後まで読んだ後でタイトルを見直すと余計に意味が分りません。ニコチンはともかく老婆?となりました。しかし物語で描写されている乞食が手にパンの耳を持っている部分や、最後の硝子の子鹿が置かれている場所と少年の台詞の部分はもやもやとした物を自分に残し再度物語を読ませる力がありました。無軌道さを感じさせつつも、そういった決定的な場面を描写しない事で幕間を想像させる計算がされているのかもしれないとも感じる話でした(考えすぎかもしれませんが)。個人的には好みの話では無いのですがこの本で一番印象に残る話でした。
「独白するユニバーサル横メルカトル」も展開は好みではないのですが、語り手が地図という事で印象に残っています。これまで石だったり壷だったり鏡だったり色々な物が主人公の話をプロ・アマチュア作品ともに読みましたが地図が主人公の物は無く、地図の思考も単純に人に置き換えた擬人化ではなく地図ならではの考え方になっている所は好感を持ちました。
「オペラントの肖像」はディストピア物で物語で用意された道具が雰囲気を出すための小道具に終わらずに、物語で確りと利用されて、物語自体も綺麗に構成されている所が個人的には好みです。結末は好みでは無いですが良い落ちだと思います。
「オメガの聖餐」は登場人物のオメガの独特なキャラクターと物語の結末が良かったです。主人公とオメガが最後まで突っ走り、最終的にはキャラクターなりに報われるという自分が好きな展開と結末がある話でした。

この本全体の個人的な感想としては、展開は好みでは無いものが多かったですが、バラエティに富んだインパクトのある話が多く、最後に明かされる事実を元に物語を振り返させる所などは面白さを膨らませる作りで、話自体がよく計算されて作られているなと思わされた本でした。
それだけに「ニコチンと少年-乞食と老婆」だったり、他の話に含まれる計算されて置かれているようには思えない出来事や描写まで考えさせられるという不思議な本でもありました。
普段の自分の判断基準からすると話の展開や結末が好みで無いものが多いため、星3(普通)の評価になるのですが、計算された上手い話作りと不思議と印象に残った上手くない(と感じる)部分も含めて星4(気に入った)とします。

自分が今作を気に入った理由は自分でもよく分りませんが計算された部分と計算されていない様に感じる部分のバランスが自分にとって丁度良かったのかもしれません。
こういった自分でも何が気に入ったのか説明できない本は偶にあるのですが、理由は分らないながらもそれまでの自分には無かった新しい分野を開拓させてくれた気分にも似た気分にさせてくれて嬉しくなります(恐らく今作の話の調子自体は明るく楽しい気分にさせてくれる物ではありませんので注意)。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.95
(5pt)

平山夢明の記念碑的作品のひとつ。

日本最恐ストーリーテラーのひとり。読後の後味の悪さ、不条理に発生する凄まじいバイオレンス。異常な程細部にわたる暴力描写など、独断で評価するなら自分の求める平山ワールドが一番色濃くでているのがこれと「ミサイルマン」かな。以降は、文体含め洗練されつつ、平山ワールドへ有無を言わせず引っ張り込むパワーが同時に薄れて来た気がします。
 
 あくまで初期作品に比べてですが。とはいえ平山夢明の最新刊が出る度に心躍らせて購入してます。

「Sinker~沈むもの~」の絶版も久しく中古市場では高いです。再販かリブート版を期待してます。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.94
(5pt)

平山夢明の記念碑的作品のひとつ。

日本最恐ストーリーテラーのひとり。読後の後味の悪さ、不条理に発生する凄まじいバイオレンス。異常な程細部にわたる暴力描写など、独断で評価するなら自分の求める平山ワールドが一番色濃くでているのがこれと「ミサイルマン」かな。以降は、文体含め洗練されつつ、平山ワールドへ有無を言わせず引っ張り込むパワーが同時に薄れて来た気がします。
 
 あくまで初期作品に比べてですが。とはいえ平山夢明の最新刊が出る度に心躍らせて購入してます。

「Sinker~沈むもの~」の絶版も久しく中古市場では高いです。再販かリブート版を期待してます。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.93
(4pt)

読者を選ぶ

「を」というより、「が」といった方が正しいかもしれない。
著者にとって描き易い、苦のないものなのだろう。人によっては目を背けたくなり、ともすればギャグと化す。
イジメられる少年の姿を、躊躇なく描ける著者にとって、あるいは愛し合う夫婦の姿など、とても書ける代物ではないのかもしれない。
著者の十八番、殺し屋稼業的作品は、いつもながら、どこか切なさと虚無感に溢れている。
表題作の『独白する〜』は、散々、ミステリーではないと叩かれたが……それは、確かにそうだ。
オノマトペの使い回しには、少々、残念な思いをしたが、ただの怪談屋、B級ホラー批評屋でないことは確かだ。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.92
(4pt)

読者を選ぶ

「を」というより、「が」といった方が正しいかもしれない。
著者にとって描き易い、苦のないものなのだろう。人によっては目を背けたくなり、ともすればギャグと化す。
イジメられる少年の姿を、躊躇なく描ける著者にとって、あるいは愛し合う夫婦の姿など、とても書ける代物ではないのかもしれない。
著者の十八番、殺し屋稼業的作品は、いつもながら、どこか切なさと虚無感に溢れている。
表題作の『独白する〜』は、散々、ミステリーではないと叩かれたが……それは、確かにそうだ。
オノマトペの使い回しには、少々、残念な思いをしたが、ただの怪談屋、B級ホラー批評屋でないことは確かだ。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.91
(5pt)

アブノーマル感がとても気持ちいいです。

読後感の悪い本にはまって読んでいましたが、これが一番気持ちいいと思います。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.90
(5pt)

アブノーマル感がとても気持ちいいです。

読後感の悪い本にはまって読んでいましたが、これが一番気持ちいいと思います。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.89
(3pt)

これは…ミステリー?

ミステリーでは無いと思います。どちらかと言うと…SFでしょうか。

かなり読む人を選ぶと思います。私は最終話を読んだ後、
食欲が失せて数日食べられませんでした。

人はどこまで残酷になれるのか、登場人物達は絶望や苦痛の末に
何を見出すのか、狂気の中に、一縷の救いはあるのか……。
色々なことを考えさせられます。

友人に貸すような場合も気を付けて下さい、友人を失う可能性があります。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.88
(3pt)

これは…ミステリー?

ミステリーでは無いと思います。どちらかと言うと…SFでしょうか。

かなり読む人を選ぶと思います。私は最終話を読んだ後、
食欲が失せて数日食べられませんでした。

人はどこまで残酷になれるのか、登場人物達は絶望や苦痛の末に
何を見出すのか、狂気の中に、一縷の救いはあるのか……。
色々なことを考えさせられます。

友人に貸すような場合も気を付けて下さい、友人を失う可能性があります。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.87
(1pt)

面白くない

買わなきゃ良かった。この作家は読者を非常に選ぶ内容の書き方。人によっては・・・
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.86
(1pt)

面白くない

買わなきゃ良かった。この作家は読者を非常に選ぶ内容の書き方。人によっては・・・
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.85
(5pt)

僕は試されているのか?

とりあえず 最終章 「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」が 特にヤバかった。 ダリオマージュの 夢の中が リアルに 僕の宇宙に再現された。夢野久作氏にもなし得なかった 脳内麻薬が 平山夢明によって 放出されたのである。 まぁ 他の短編についても話たいことは山々だが とりあえず 独白するユニバーサル横メルカトル 以外は オススメ。 すまじき熱帯は 地獄の黙示録を 思い出させたし、 卵男は レクター博士を思い出させた 勿論 後の解説で おぉ〜!やはり そうかぁ と感心するんだけどね。 とりあえず 僕の中で 忘れられない もしくは 忘れたくない 貴重な図書だな。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103
No.84
(5pt)

僕は試されているのか?

とりあえず 最終章 「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」が 特にヤバかった。 ダリオマージュの 夢の中が リアルに 僕の宇宙に再現された。夢野久作氏にもなし得なかった 脳内麻薬が 平山夢明によって 放出されたのである。 まぁ 他の短編についても話たいことは山々だが とりあえず 独白するユニバーサル横メルカトル 以外は オススメ。 すまじき熱帯は 地獄の黙示録を 思い出させたし、 卵男は レクター博士を思い出させた 勿論 後の解説で おぉ〜!やはり そうかぁ と感心するんだけどね。 とりあえず 僕の中で 忘れられない もしくは 忘れたくない 貴重な図書だな。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
4334745261
No.83
(5pt)

自責に苛まれる人へ

自分の狂気が押さえられずに検索していたら辿り着いた。

ありとあらゆるグロ系の映像や小説に触れていたので、これまでの小説に溜息しか出なかった自分には新鮮だった。

まず目次からしてオチが予測できない。これ以上に救いのない終わり方は何か、と思いながら読み進めてみたが期待を裏切らない内容のオチがついて満足した。

この小説に救いはないし報いもない。辛酸を舐め、はじき出された人生をさらに地獄へとつき飛ばす。背中を押してもらいたければこの小説を読めばいい。

現代を日本人として生まれた幸せを噛み締めるか、更に辛苦を味わうかは読む人にとって受け取り方も変わるだろう。

または今、死ぬほどの苦しみを感じている人には挑戦する勇気を与えて貰えるかもしれない。

不遇の家庭に育ち追い詰められた社会不適合者が、読後にまだ自分の人生は恵まれていると思える、そんな小説。

この小説を世に生み出した作者に感謝したい。
独白するユニバーサル横メルカトル Amazon書評・レビュー: 独白するユニバーサル横メルカトルより
4334925103