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プラスチック・ラブ



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【この小説が収録されている参考書籍】
プラスチック・ラブ
プラスチック・ラブ (創元推理文庫)

プラスチック・ラブの評価: 2.88/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

ひねくれた青春と季節の色合いを切り取った一コマ

主人公の男子高校生は固定し,季節とともに相手の女の子や環境を変えつつの八篇は,
彼が女の子を取っ替え引っ替えしているのか,一つの設定を使い回すオムニバスなのか,
面白い演出だとは思いましたが,序盤の内はいささか戸惑いを覚えがちなのは否めません.

また,斜に構えた言動など,ハードボイルド調のキャラクタはこの著者の特徴であり,
中年も少年も男であればだいたい同じと,このあたりは承知していたつもりなのですが,
それでもやはり高校生にしては…の印象が強く,さらには女の子たちまでが似た調子で….

このほか,どの篇も最後はハッキリしないものが多く,消化不良の思いが残るものの,
花や草木などの季節,風景の美しさを織り交ぜ,家族や恋人,友人の悩みを描く様子は,
ひねくれた青春と季節の色合いを切り取った一コマ,という解釈が適当なように感じます.

ただ,あらすじにて別シリーズの『』との関連が謳われていますが,
彼の登場はわずか一篇の一場面だけで,せいぜい『カメオ出演』というのがいいところ.
さすがにこれで『シリーズ番外篇』を謳うのには無理があり,違和感を覚えてしまいます.
プラスチック・ラブAmazon書評・レビュー:プラスチック・ラブより
440853305X
No.1:
(3pt)

ある日常の物語、短編集

柚木と似た少年を主人公とした短編集。
一度だけ、柚木が出てくるが、
後は木村少年の物語。

けっこうなんというか、
ゆるい日常の中の非日常、
という感じで、
芝居でやられそうな、物語が多かった。

気負わず、気軽に読める。
この作家の女性描写が、
僕は、けっこう好きなんだな、と、思う。
木村少年が、いつも違う彼女だからさ…。
プラスチック・ラブAmazon書評・レビュー:プラスチック・ラブより
440853305X

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