リアルワールド

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評判

リアルワールドの評価:

3.63/5点 レビュー 59件。 C ランク

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平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全85件 81〜85 5/5ページ
No.5
(4pt)

スピードにのって崩壊へ。

母親殺しからはじまった事件は、自己完結した4人+1人の自意識と関わりあってさらにとんでもない方向に向かっちゃいます。ものすごいスピード感は若さを表現しているのか。それにしても、ミミズを含めた男どもの情けなさよ。
リアルワールド Amazon書評・レビュー: リアルワールドより
4087746194
No.4
(3pt)

あたしの傷は誰にもわからない

ださいと思っていた隣家の少年ミミズが母親を撲殺し、あたし=トシとテラウチ、ユウザン、キラリンは事件に巻き込まれていく。登場人物5人の一人称で語られるこの物語は、一見とても意欲的だ。好きあらばカモろうとする「今」の世の中を、ある者はハンドルネームを名乗り、ある者はバカなふりをしヨロイをまとって生きている。あたしの傷(瑕)は誰にもわからない、と自意識の壁を張りめぐらせ、その孤立感からミミズに共感もしくは反感を抱き、思わぬ歯車を回してしまう。しかしその実、語られているのは「ホントの自分」と「人の目に写る自分」との乖離から生じる葛藤であり、その克服という不変的なテーマである。誰にも秘密と思っていた「ホント」が、実は仲間に受けとめられていたというのは、温かくも悲しい逆説だ。とはいえ、男性の登場人物があまりにも情けない。歯車の核だったはずのミミズは途中から形骸化し、携帯と手紙でのみ登場するワタルはとってつけたように悟っている。唯一魅力的だったのはテルだが・・・。テンポよく読めおもしろいが、次作はもう一味の熟成を期待します。
リアルワールド Amazon書評・レビュー: リアルワールドより
4087746194
No.3
(4pt)

お父さんの認識を変える一冊

今読んでいる『ダーク』といい、『OUT』や『柔らかな頬』など、著者独特の冷徹な視点から、女性の奥底に潜む見てはいけないような恐ろしいまでの心理を描く作品に、改めて凄いと思わざるを得ない。これもまさにそんな作品。いまどきの女子高生を描いてるだけと思ったら大間違い、どんどん深みにはまっていくのを感じる。登場する4人の女子高生の個性や主張をしっかりと受け止めることで、女子高生=いまどき=浮ついた…というような連想ゲームは氷解するのではないだろうか。世のお父ーさん、スケベな中年男性、そして僕も含めて、世間に惑わされて根付いてしまった女子高性に対する偏ったイメージや認識を、そろそろを変えなきゃいけない時期にきてることに、きっと気づくはずだ。
リアルワールド Amazon書評・レビュー: リアルワールドより
4087746194
No.2
(3pt)

野心作、でもこんなに破壊的だとは

この小説は、少女たちの自己形成を描くのではなく、今その瞬間の心の動きをスナップショット風に切り取って見せるという、困難な主題に取り組んでいる。章ごとに話者が代わる一人称で綴られる構成で、四人の女子高生を心象描写で書き分けるテクニックは見事。一方、少年の描写は食い足りず、興醒めの感もなくはない。おもしろいのは、仲良し四人組のそれぞれが、お互いのことをどういう風に見ているかという対人感情が浮き彫りになるところだ。友人から見た人格と、自分自身で認識している人格の微妙なギャップは興味深い。それにしても、思春期の自意識は、なぜこうもうっとうしいのだろう。いずれにしても、これが今どきの女子高生の姿だなどと結論付けたいとは思わない。ただ人の心はわからな!い、一人一人の人は違う、ということだけははっきりと感じ取ることができた。
リアルワールド Amazon書評・レビュー: リアルワールドより
4087746194
No.1
(5pt)

サスペンスというジャンルを越えて

桐野夏ç"ŸãŒæ›¸ãã‚µã‚¹ãƒšãƒ³ã‚¹ã¯æ‰€è¬‚サスペンスの領域ã‚'はるかに越えていると思う。松浦理英子が『OUT』の解説で書いているように、桐野は社会の底辺にいる女たちã‚'描いているからだ、と最初はそう思ったã-、それは確かにそうだ。犯罪è€...の特殊なç'°å¢ƒã‚„特殊な心理というより、それが社会構造に深くé-¢ã‚ã£ã¦ã„るのが桐野の小説の独自性だと思う。とã"ろが『リアルワールド』ã‚'読ã‚"で、いや、ã"の作家にはもっと野心があると思った。野心、というのは適切ではないかもã-れないã'れど、もっと読è€...に対する期å¾...とæŒ'発があると感じた。それは、私にトニ・モリスンã‚'想起させた。考えてみたらトニ・モリスンの小説もサスペンスではないか。いや、サスペンスというジャンルはもはやç-'わã-い。ジョーの愛人殺ã-、å¥'隷でã!‚!!った母の子殺ã-...そうã-た出来事の背景が複é›'な個人史、あるいはその両親の個人史ã‚'も含ã‚"で展é-‹ã™ã‚‹ã€‚それが桐野のä¸-界でもあるのだ。本人にもわからないような心のé-‡ãŒã€ã‚らゆるè§'度からã-かも緻密に描かれていく。ã-かも読è€...にそれがどã"まで読みã"めるかというæŒ'発がある。それは、つまり、そのé-‡ã‚'読è€...自身がどã"まで自らのうちに抱え込むã"とができるか、というã"とと思われる。ちょうど、『リアルワールド』のテラウチがトシちゃã‚"に最期の手ç'™ã‚'残ã-たように。
リアルワールド Amazon書評・レビュー: リアルワールドより
4087746194