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青の炎
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青の炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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私には到底理解出来ないものでした。 主人公の設定が高校生なのですが、あまりに沈着冷静過ぎる。 こんな高校生居るの?現実離れし過ぎ。 若気の至りを表現したかったのかもしれないけど、こんなに単純じゃない。 その辺の解釈が一方的。 最後も良くない。 | ||||
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おすすめの中にあった『黒い家』を読もうと思ったのだが、書店になく、仕方がないのでこれもおすすめにあった『青い炎』を読むことにした。 そんな経緯で読んだ物は意外に当たりだったりすることもあるので、少しは期待していた。 だが今回は外れだった。 その大きな理由として、主人公に全く共感できなかったことにある。 まず、自己責任の欠片もないことに腹が立つ。 何かっていううと「母のため、妹のため」とそれではまるで、母や妹が殺人をするように指示したようではないか。 犯行計画を立てたのも、殺したのも全てお前だ、と読みながら思ってしまった。 次に自分を正当化しようとしているところが気に食わない。 そして、一番そう思ったのが、最後に選んだ選択。 それはやってはいけない。犯罪に走った者が選ぶ最悪の選択だと思う。 そしてここでも、「母のため、妹のため」、お前には自分というものがないのかといってやりたい。 テストで80店を下回ってショックを受けているくらいだから、成績は良いのだろうけど、絶対に見習ってはいけない人間の典型だと思う。 まあ、反面教師として見るのなら良いとは思う。 この作者の作品をこれから読むかは、当初読む予定だった、『黒い家』を見てから判断しようと思う。 それでだめなら作者の本を手に取ることはもうないだろう。 | ||||
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レビューが良かったので読みました。 私がこの小説の母親、その元夫に近い年齢だからだと思うのですが、ちょっと感情移入できませんでした。 読み込みが甘いのかもしれませんが、なぜ主人公の母親はきちんと賢い息子にちゃんと自分の気持ちを説明しなかったのか。主人公が深刻に思い悩んでいるときもなぜちゃんと話をせずに影で心配しているだけなのか?母親の元夫もなぜダメな人間になったのか。 よっぽどのことがないときちんとしたサラリーマンで子供もいるのだからここまで落ちることはないはず。 そのあたりの人間描写に「なるほど」と思う説明がみつかりませんでした。 ただ結末にかんしては大変よい終わり方だと思います。 | ||||
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圧倒的につまらなかった。高校生が完全犯罪と謳っているが、完全犯罪とは程遠い内容だった。この2つの殺しをこんな大量のページで書くほどのことか。粗がありすぎる。これが作者渾身の犯罪なのだろうか。主人公が高校生だからといういい訳も用意していそうだが、それを差し引いても酷い内容である。そんな馬鹿みたいな仕掛けが通用するかと素人でもわかる。不確定要素も満載である。この殺しにページの大半が割かれているため、読んだ後に考えさせられることなどが何もない。ここのレビューでは感動したとか書いてあるが、普通の人であれば感動はできないだろう。というのも、主人公はかなりの異常者で感情移入ができないからだ。どうしても殺さなければならない状況ではないのにポンポンと人を殺す。親友ですら罠にかけて殺す。殺しにいたるまでの心の動きも描ききっていないので、なおさら不自然さが際立つ。はっきり言ってこの作者は文章が下手だ。「、」を多用しすぎる。主人公の周りの友人たちも描写が甘く少ないため、主人公をかばって嘘をつく過程が陳腐にうつる。特に仲のよくない隣のクラスの友人が自分のために嘘をついてくれたといった感じだ。犯罪・心情・感動など全てにおいて3流の物語であった。この作家の作品は初めて読んでみたが、今後彼の作品を読むことはないだろう。多大な時間を無駄にした。もう少しトリックなりを考えて小説にしてほしかったものだ。小説はこのレベルでも高評価が得られるので楽ですね。 | ||||
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ドストエフスキー『罪と罰』のラスコーリニコフの現代版とは到底言えない。もちろん作者はドストエフスキー的なるものをはなから書こうとしたのではないであろうが(もしそうならそれは無謀というものである)、そこここにドストエフスキーの影響を感じる。結果的に『罪と罰』のソーニャのような存在がいないのだが、それゆえの結末の救いのなさ、物語としての安易な収束の仕方はどうしようもない。冗舌なほど物理学的な説明にいたずらに紙幅をさかれていることと、主人公の心理描写がきわめて中途半端いや、単純化すぎるため、感情移入できず、飛ばし読みをしてもいいような箇所が随所に見受けられた。最後まで読みとおすことがしんどい本だった。突っ込み所は枚挙にいとまがないが、一つあげるなら、憎悪の対象としての義父の描き方があまりにもあっっさりしすぎである。主人公が義父を殺す必然性が伝わってこない。 | ||||
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全てにおいて現実離れした感あり。家庭を思うならバイトしたお金でまずお母さんを助けてあげたら? | ||||
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第一〜二の殺害行為に至る経緯(気持ち云々ではなく、行動)は読み応えがあるものの、それ以外はちょっと。 高校生でアル中、世の中を全て分かっていて自分は人とは違う・・・という常に優位に立った物の見方、同級生には当人達が困惑するような渾名ばかりを付け、曾根には(バット有りでも)殴りかかる事が出来ないくせに、反撃してこないと分かっている同級生には柔道技をかけまくり。 人がイラッとするような事は平気で言ったりやったりするくせに、自分がチクリとやられるとやり返さずにはいられない。 砂浜のゴミ捨て場を見て嫌悪感を抱くも、自分も平気で増水した川や砂浜にゴミを投棄。 また、ヒロインを洗脳実験や証拠隠匿に使ったり(とても可哀想です)、親友を家庭内暴力へけしかけたり邪魔になると殺すという点は、兎に角狡猾で自分の事しか考えてません。 少年法を視野に入れての殺害計画というのも、性質が悪いです。 という訳で、主人公に全く魅力を感じない(寧ろ嫌悪感を抱く)ので、感情移入は出来ません。 よって、感動なんてしませんでした。 普段から優しくて思いやりのある真面目な主人公なら、もっと気持ちが入ったかもしれませんが。 家族の事を考えているようで、結局は自分の事しか考えていませんでした。というオチ。 因みに、他の方も指摘している様に、主人公がブルジョワ過ぎるのが不思議でした。 いくら深夜とはいえ、高校生の週1〜2のバイトじゃ、あんなに稼げませんよね(笑) | ||||
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小説の出来としてレベルは高いかもしれないが、主人公の性格・心理・言動の面で、幾つも浅はかさを感じた。 決して、著者の落ち度と言うわけではない。むしろこれは著者の意図通りなのかもしれない。 おそらく、周囲やメディアの評価が的外れだったのだろう。 主人公は恐ろしく短絡的・身勝手な犯行をし、自己陶酔的な部分を感じる。 まあそれが若さだといわれれば、仕方が無いが。 「殺人」という一線を乗り越えるわりに、主人公の心の葛藤が軽薄な気がした。 家族の為を考えるからこそ、殺人という手段は選ばないはずではないのか? 結局は、自分自身の苦しみを終わらせたに過ぎない。 最後の自殺も、自身の都合で他者を巻き込んでいる。その点についての呵責も描写もない。 事故を起こさせられた、車の運転手やその家族の事など微塵も考えていない。 目先の事ばかりに囚われた、主観的で身勝手な行動が終始続いていると思う。 また、同級生や周囲に対する見方が冷淡である。 よほど自分に自身があるのか、傲慢さすら感じなくも無い。 少年犯罪を批判していた主人公が、自ら犯罪を犯す、というのも矛盾している。 読む価値はあるかもしれないが、おススメとはいえない。 この犯罪を美化する人々に、嫌気が差してしまう。 | ||||
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正直、好きではない。 理由は色々あるが、一番大きいのは主人公の行動原理があまりにステレオタイプで、なおかつそれに伴う心理の推移が硬直的な点だ。高校生という設定を考えてももっと細かい揺れや振れ幅があるはずだと思うが。一人称に近い視点から犯罪の手法がやたらに詳細に書き込まれているせいかもしれないが、多少の懊悩はあるにしろ全体として事務的に淡々と行動しているような印象を受けてしまう。「殺人」という心理的には最大限高いはずの垣根を、あまりにあっさり越えてしまっている気がする。友人たちに対するやり口も、可愛げのかけらもなくてなんだか気持ちが悪い。要するにリアルが足りないのだ。 もう一つ大きな理由として、紀子の存在があまり生きていないということがある。主人公の行動や心理に対する影響が弱すぎる気がする。さらに言うと二人の恋愛にまつわる描写から切なさも初々しさも感じることができない…これは私の感受性の問題かもしれないが。とにかく主人公も紀子も人間臭さが足りず、だから魅力が足りない。 内容とは関係ないが、私の買った文庫本の帯がこの本を「10代のうちに読んでおきたいこの1冊」とうたっているのが、心底謎だ。どのあたりが10代に読んでほしい部分だったんだろう…? | ||||
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映画化もされ、レビュー等を見ても評価が高いので、期待して読んだが期待外れだった。 殺人の動機が短絡的で浅はか。これのどこが切ない殺人者なんだろ? 利己的で自己中な主人公には全く感情移入できない。 頭脳明晰設定で、凝った殺害トリックを考える主人公だが、犯行の露見は主人公のケアレスミスばかりで「馬鹿かコイツ」と思ってしまう。 ラストも後味悪い。 単純に主人公は「ヤナ奴」だ。 彼女?の女が鼻に付いた。 | ||||
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本書にのめり込むことができなかった。 確かに母親・妹までもが野獣の餌食にならんとするのを守るための行動かもしれないが、むしろ知能が高く自分の能力を過信した自己中心的少年のどうにもならない状況を脱するためという言い訳に基づくエゴであるような気がしてならない。 本当に売れいているならむしろ衝動的であったのでは? 自己陶酔についていけなかったのが敗因だ。 | ||||
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「黒い家」「天使の囀り」「クリムゾンの迷宮」と大好きな作者の本なので 買ってみましたが。。。 今回は主人公が高校生ということもあってかひねりはありません 殺しのために色々道具を買い揃えますが、殺しに至る動機も短絡的 「他に道はなかったのかい!」と突っ込みたくなりました 主人公に感情移入できるかどうかがこの作品の評価が分かれるところでしょう | ||||
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最後まで主人公の身勝手さしか感じない。 最初の殺人はまだ同情の余地がなくもないけど、本当にそれしか なかったのかといえば、ぜーんぜん!って感じ。 まぁそのくらい思いつめてしまうところが若さゆえであり この小説(映画?)の時の謳い文句であった「せつない殺人者」と いうことになるのでしょうが。最初はともかく次の事件に関しては 主人公の胸のうちに「すまない」という気持ちが少な過ぎ。 んでラスト・・・。もし事故として処理されたなら・・・ 彼の方法に巻き込まれた人がいるってことですよね。 自殺として処理されなきゃ許されねーよ、こんなの。 | ||||
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本書初版が書店に並んだ数週間後、ある凶悪殺人事件が起きた。偶々その現場に蒼いペンキだかタオルだかが落ちていた、犯人の家から本書が押収された、といった、ただそれだけの報道で、内容などそっちのけでTVで取り上げられ、論じられ、その後一斉に店頭から姿を消したことを、あの時のヒステリーの凄まじさを私は覚えている。今回の文庫版の帯びのコメントもそうだが、試写会を見た高校生の反応に、あの時の反応と本質的に同じものを感じる。本質よりも見た目の感性だけでモノを云う恐ろしさを感じるのだ。本書は断じて家族思いの少年の心の軌跡を美しく歌い上げたジュブナイルと解してはならない。詳細に完全犯罪を計画するサイコパス的な要素を持つ少年が、殺人という醜悪な解決方法を選択したが故に、全てを崩壊させるに至る喪失の物語である。それがどのような理由からで有ったにしろ、殺人という選択肢を選んだことの結実の醜悪さを読むべきなのだ。確かに本書はスリリングでスピード感があり、エンターテイメントとして一級であることを私は認める。同時期にデビューした瀬名氏よりも貴志氏の作品の方が読んでいて面白い。産毛をこするような身近な恐怖を描かせたら彼は一級だと思う。それでも今現在のメディアのように、本書を評価してはならない。 | ||||
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たしかにせつないのですが、これまでの貴志作品に比べると、なんだか物足りなさが感じられます。何度も読めばもう少しよさがわかってくるのでしょうか。「せつない」ものを読みたければ、これでもいいのかもしれないけれど、文章力だけで押していて、ストーリー的にはどうですかねえ???もし、彼の作品をお探しでしたら、私は、他の貴志作品からお読みになることをお勧めします。 | ||||
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頭の良い主人公のはずが凝っているは手口だけで思考はかなり短絡的。最後もささっと纏めた感じ。「黒い家」を読んだ後だけに物足りなさが残った。 | ||||
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