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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全268件 201~220 11/14ページ
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| デビュー作(?)の黒い家で、度肝を抜かれ、クリムゾンの迷宮で異世界のダーク・カニバリズム・ファンタジーを経験し、本作品は私にとって貴志作品三作品目でした。 今回は脳に巣食う寄生虫の恐怖を描いていますが、随所にとても深く取材して表現に説得力を持たせていると感じ、その丁寧な作りにとても好感が持てました。クリムゾンほどファンタジー寄りでは無いのですが、黒い家程の身近なリアリズムを感じず、丁度その中間的な作品だと思います。 終盤の、「大浴場での、最終形態まで進んでしまった犠牲者達」などは映像化したら、超グロテスクな作品になりそうです。 ホラー好きにはお勧めです。(但し、少々「グロ注意」です。) | ||||
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| いやいや、貴志さんはすごいですね。これも再読ですが、ちっとも古くならない。 怖いといえば怖いけど、性質上怖さの中身は書けない。 なので薦めるのにも難しくて「とにかく読んで」しかないんですけど、 ストーリーテリングのうまさは、ほんと超一流ですよね、貴志さん。 メールがまとめて示される冒頭から、ちょっとずつちょっとずつ謎が小出しにされて、 本編に入ると謎が徐々に大きくなり、それが恐怖に変わっていくけど、謎解きも平行して 行われていくし、むしろこの謎解きの過程が充実しているので、「角川ホラー文庫」には 入っているものの、メインの性質はやっぱりミステリじゃないかと思うくらいです。 どうしても受け付けない人はいるでしょうが(とにかく怖いものがいやだとか、きもいのも 絶対だめとか)、ホラーはちょっと苦手と言うくらいの方であれば、怖いもの見たさを 兼ねて手を出してみてください。 楽しめ……(いや、語弊がありますね)… いや、あえて。いろんな楽しさがありますから。 楽しめます!!! | ||||
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| なので奇奇怪怪という漢字を使わせてもらう。 この物語は奇奇怪怪な死が連続して起こる作品だ。 常識で考えて、ありえない物語なのだが、ありえさせてくれる貴志の才能に脱帽した。 この作品のテーマはいささか安直な感が否めない。 だが、それを貴志の文章力、構成力によって「補う」という言葉を使うのもおこがましいくらいに 作品の世界に引き込まれた。 それには、ある一人のサブキャラクターの青年がよく効いていた。彼の弱さと無力感がこの作品の世界観を形作っている。 鬼才、貴志祐介を語る上で無くてはならない作品だ。 | ||||
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| 明日は、直木賞発表の日です。「悪の経典」はどうなるのでしょう。まだ読んでいませんが、相当ハードな作品のようですね。明日読んでみます。昨夜から「天使の囀り」を読み始めて、先程読了しました。貴志さんの作品を読んだのは、初めてです。ホラー、ミステリー物は苦手なので、迷いましたが、挑戦してみました。ここの皆さんのレビューにあります、グロさ は、それほど感じませんでした。カミナワ族の部分、セミナーハウスの部分も、私の感情移入が完全でなかったのでしょう、アレ?って感じでした。朝の肉も牛乳もOKでしたし。 やはり、小説って表面的なものの表現より、内面にはいってくる部分の方が、より感情に訴えてくるみたいです、僕にとっては、ですが。だから、コワイナ!と感じた部分は、蜘蛛の章でした。「明日、●●が爆発する。明日、●●が、止まったまま爆発する・・・なぜ、 かつて、 ●●と呼ばれたのか。なぜだ。それは、・・・」この文章の書き方がとても素晴らしい!対になっているカミナワ族のより、ずっと恐怖しました。 天使の囀り という表現自体も恐怖です。囀りが聞こえ始める感じとか、とっても恐怖!! なので、こんなとこを、もっと読みたかったです。あと、エロ部分ももっとしっかり深く長く読んでみたかったです。SM的なシーンのところなんかで。 もしかしたら、貴志さんはしっかり書かれたのに、編集で営業上カットされてしまったとか?スプラッタ的なるもの、ホラー的なるものは、もういいのではないでしょうか?貴志さんの才能は、このジャンルで終わってはもったいないと思います。貴志さんのド変態性を(ごめんなさい、マジで褒めてるつもりです)更に開花させた本が読みたいです。編集者たちは、売れれば同じ路線でいいのでしょうが、新たなる貴志ワールド作品を是非読んでみたいんです。よろしくお願いします。僕は、現代の恋愛、エロ、中年、をテーマに書いてほしいです。明日、直木賞作家になられていますように! | ||||
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| 実にグロい。意図的としか思えない。後半なんか想像するのも気持ち悪い。だから非常に人を選ぶかもしれない。映像化だけは避けて欲しい。コミカライズですら拒否したい。テーマは実に斬新。トリックというか物語の根本設定は非常に説得力がある。名作コミック「寄生獣」に通ずるテーマとも言える。この作品の真の主人公をうまく活かせば人類に取って幸せになることもあるだろう。危険ではあるが魅力的なテーマでもある。しかしこの人の作品はハズレが無いということを痛感した。 | ||||
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| 新聞社主催のアマゾン調査隊。その調査隊のメンバーが、次々と不可解な自殺を遂げる。死恐怖症、動物恐怖症、蜘蛛恐怖症、潔癖症・・・。彼らは、各々が今までコンプレックスを抱いていたモノに魅せられたかのように、惹きつけられたかのように死んでいた。ホラーと謳っているが、それはおまけというか、副産的なものだ。人間の”コンプレックス”や”弱さ”こそが、この話の本筋でしょう。人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。実際、謎解きもかなりしっかり作ってある。むしろ、ミステリー小説と言ってもいい。こんなとんでも設定なのに、無理なくすべてが繋がり、テーマまで直結している。「新世界より」もそうだったが、すごく凝った設定だ。すごいなーホラーということで敬遠していたが、読んで良かった。 | ||||
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| レビューは他の皆さんのおっしゃる通り、素晴らしくて少々気持ち悪い(苦笑)です。 でもなんでしょう。この後引く面白さ。読めば読むほど、新たな発見ができます。 はっきり言って一回読んだだけではこの本の面白さの半分も理解しきれないと思います。 私はこの本を購入したのが高校1年の時(16歳)でしたが、23歳になった今でも繰り返し読んでいます。 最初は文庫版しか持っていなかったのですが、新書版を買い直したくらいです! それほどにのめり込ませるのは一体なんなのでしょうか。やはり貴志先生の手腕でしょうか。 一気読みさせるプロですよね! でも、3作目でこの手腕。今後も楽しみにしていきたいです。 | ||||
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| まず、グロテスクな内容に耐性の無い方にはお勧めできない。とにかくおぞましい。 話に引き込まれるにつれおぞましさが加速する。 精神科医である北島早苗の恋人がアマゾン調査隊に参加するところから物語が始まり、調査隊メンバーはアマゾンでのある出来事を期に次々と残酷で不可解な自殺を遂げていく。 それに付随して次々と繋がっていく断片、明るみになってくる真相、極限状態に置かれ狂った人間の深層心理。 貴志祐介の作品は「青の炎に」に次いで今回で二冊目だが、最初の数頁以降は頁をめくる手が止まらなかった。 非常におぞましくも面白い作品でした。 | ||||
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| 今まで貴志さんの小説は人間の根底にある恐怖や不安に着目した所謂人間心理を巧みに付いた作品だと勝手に思っていましたがこの作品は少々違います。まあ人間心理というのはいつも通りですが今回は寄生虫です。実は私、地震雷火事親父は怖くないですが虫だけは怖い(気持ち悪い)んです。特に蜘蛛と微生物系が…理科の実験で虫を顕微鏡で見たり第二分野にあった柔毛を見た時の鳥肌と気持ち悪さは一生忘れません。話がそれましたが今回も期待通り怖かったですがお願いですから映画化だけは止めて下さい。青の炎・黒い家・イソラと映画化されてるので不安で不安で | ||||
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| 多くの予備知識はないまま、「黒い家」にインパクトを受け、 夢中で読んだ。 ヒロインは「強い」。そしてこの気持ち悪い出演者たちは「弱い」。 恐ろしいほど知的に生きてきた人々が、何をどう 間違ったか、あるxxxに侵入され気持ち悪くなってしまう・・・。 この作品がどこまですごいか、僕には書けない。 ただ鮮明に、悲しい末路への誘いがつきまとう。 最後の最後・・・逃げて欲しかった。 誰にも、どんな人にも追うことのできないであろう場所へ、姿を消して欲しかった。 | ||||
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| 黒い家と甲乙つけがたい作品です。設定から人物まで恐ろしく緻密に突き詰められ、計算しつくされているため疑念を挟む余地が皆無です。一冊の本に隙間なくリアリティを詰め込んでおり、伏線の回収もまた見事です。 あまりに異質な内容なため先が読めないことこの上ない、それでいて期待を裏切らない展開の見事さに、驚きます。ホラーファンの私にとって、ワクワクドキドキを伴う一般的な恐怖とは明らかに次元の違う、精神を揺さぶるような不安と戦慄を感じました。 黒い家と天使の囀りを読んでから他の作品があまりに陳腐に感じるようになってしまったのは私だけではないはずです。 | ||||
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| つまるところ、小説とは「嘘」なわけだが、貴志氏はこの「嘘」が絶妙に上手い。 フィクション作品はどんなに面白く読んでいても、ほんの一箇所でも「嘘」が心に引っ掛かってしまうと途端にシラけてしまうものだが、素人にも理解しやすい、絶妙な設定が説得力を増し、物語に集中させてくれる。 虫が虫であるが故の不気味さ、嫌悪感を巧みに押し出しつつも、このあまりにも切ないラスト。そして気付かされる、タイトルの本当の意味。 この不思議な読後感の良さは、まさに模範的エンタテイメントだと思う次第。 | ||||
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| 探検隊がいた。探検隊は調査をしていた。日本から離れて、調査をしていた。フウウウウウム。 探検隊は、アマゾンへ調査をしに行ったのだ。 探検隊は、アマゾンの奥地で、あるものに出会った。■■■■だ。 頭部に傷を負っているそいつは、やけに落ち着いている。チェッチェッ。 探検隊は悪いしるしと考えなかった。 日本に帰った後、調査隊の隊員が、次々に自殺を遂げた。 隊員が常識では考えられない方法で自殺を遂げた。 隊員が自殺を遂げたのだ。チェッチェッ。 さすがは貴志氏というべきだろうか、思わず涙腺を緩まされた荻野のラストシーンの心理描写もさることながら、グロテスクな表現も巧みで、蜘蛛やセミナーハウスのシーンは私から食欲を奪うには十分すぎた。 本書は、専門用語が洪水のようにどっと溢れてきて、貴志氏の下調べの周到さには舌を巻いたが、専門的すぎてややついていけない感じはあった。 この小説、軽い気持ちで人に薦めるのは危険かもしれない。 だが、しかしサディスティックな私は、ホラーが苦手だと公言している女性に、本書や黒い家を薦めたい。 | ||||
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| 購入してから数ヶ月間、積読状態でした。 ちょっと軽い気持ちで読むには分厚い本でしたから・・。 実際、読み始めると一気に寝る時間を忘れ読んでしまいました。 「黒い家」でも感じたのですが、登場人物に語らせる薀蓄の深さはすばらしいし、 地の文での表現力も高く、新たな発見や想像を与えてくれます。 今作でも友人の口から語られる文化論や神仏論、学者からは医学や生物学といった 多くの情報が散りばめられ、作品によりいっそうの深みを与えています。 また、今作では様々な<個性>が様々な最期につながります。 描かれている<個性>と読者がもっているパーソナリティに幾らかの一致でもあれば、 想像は肥大し、より一層の嫌悪や恐怖といった衝撃を受けることでしょう。 文句なしの星5です。 | ||||
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| 貴志ファンなら気にならないんでしょうけど、常に緊張感を持って読み進むには、やや長編過ぎるような気もします。主人公の恋人が参加したアマゾン探検隊のエピソードと、オタクなフリーター青年のエピソードが交互に語られ、クライマックスでようやく生者と死者として出会います。 分子生物学の知識を駆使して物語を構想するとしたら、ふつうはウィルスなんでしょうけど、この作品ではあえて寄生虫(線虫)に目を向けています。ただ「第4段階」の宿主の状態の描写などはあまりにグロテスクと思われ、映画化はしにくいでしょう。 主人公の職業がホスピス勤務の精神科医であるという設定ですが、最後の最後に「そうでなければならなかったんだ」と納得させてくれます。慫慂として死に赴くというのは、誰でもできることではありません。良薬として患者に投与できたことで、ホッとさせてくれるラストシーンでした。 そう言えば一時期、寄生虫をアレルギー性疾患のコントロールに用いるという話がありました。一見有害なだけの物質や生物でも、有効利用できる可能性はあるということでしょう。 繰り返しになりますが、ホラーサスペンスとしての至適なボリュームは文庫本300ページくらいであり、400ページを超えるとやや冗長な感じがします。 | ||||
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| この人の小説はかなり読みごたえのある長編作品が多い(全部?)のですが、それだけに普通の作品なら山場を越えたてホッと一息つくべきところで全く安心できない怖さがあります。ああまだページがかなり残ってるよ、絶対これでめでたしめでたしとかないよ、この後なんかある、いやだ〜もう読みたくな〜い、でも読まずにいられない…といった感じです。今回の作品では他の何名かの方もおっしゃるとおりセミナーハウスの場面が1番の山場でした。しかしそこをゲッソリと読み終えてもまだページが余ってるんですね、これが。しかもセミナーハウスである登場人物がうっかりやらかしちゃってるから読者はびくびくしっぱなし、その後もう一度それなりの山場があって、それが過ぎてもまだページがちょこっと残っているからつらすぎる。まあラストはそこまで悶絶せずに読めましたが。内容自体はとても面白い作品なのですが描写が上手いが為に読者は精神的苦痛を味わうことになるので覚悟して読んでください。 | ||||
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| 圧倒的な情報量を以て迫るリアリティ、だれもが抱える恐怖との屈折した抵抗を拠点に展開される圧巻なストーリー。 人間の弱さや哀しさを考えずにはいられないバイオホラーの傑作です。 これを読まなきゃあ角川ホラー文庫は語れないでしょう。 ただし、しばらくは白い飲料や肉料理が喉を通らなくなること請負です。 映画化を敬遠したくなる皆の気持ちも分からなくもないが…個人的にはこれの映画も見てみたい気はしますね。 まぁ、この原作は越えられないと思いますが。 | ||||
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| 大好きな作家です。ちょっとしたエッセーでは、心が温かくなり、本格ホラーでは 鳥肌がたつ。この作品も息もつかせぬ展開と読後のザラッとした感触が最高。 この手のジャンルでは「ガダラの豚」につぐ傑作だと思います。 | ||||
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| 今の医学の花形研究はガンとかウィルスとかだから過去の遺物的な寄生虫に スポットを当てたのに感服。 メインの物語も面白いです。 駅で読んでいて電車に乗るのを忘れたぐらい^^; 何回か読んいくうちに私としてはラストシーンに心が惹かれてしまいました。 現在の日本では安楽死というものは法的に無理。 でも自分が不治の病で死まで苦しみが続くしかないとしたら...。 弱い私は安易に天使の囀りに耳をかしてしまうでしょう。 日本の終末医療はいまだに未熟だと思います。 ホスピス自体も足りなく病院で管につながれながら死んでいく多くの人を 知っています。 この小説の線虫が最高の安楽死の道具にもなるというのに哀しみを 感じました。 まあ、こんなに固く考えなくてもホラーとして上質の作品です。 蛇足ながら私が学生の頃、寄生虫学の講義を受講して覚えてたこと。 1.牛肉は生でもいいが豚肉は×なのは豚肉に存在する寄生虫は人体に 害を与えるが牛肉の寄生虫はそれほどでもない。 2.寄生虫学者は研究のためには立ち入り禁止の沼にも採取にいくし 自分の体に寄生させるのも躊躇しない。 あまりにもお粗末ですな〜。 | ||||
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| いろんなエピソードで神経をザラッと逆なでする。 よくそんなこと考えつくな・・・と思わず一歩引いて感心したりしてみる。 いつでも物語の世界から還ってこれる範囲に自分を置いておく必要がある。 蜘蛛のシーンも気色悪いし脳幹に巣食った線虫の「ステッチ」も寒気が走ったけど、カミナワ族の民話が一番怖ろしかった。所々に出現する伏せ字と、「・・・チェッチェッ。・・・」のところ。いつまで経ってもあの妙なリズムの文が頭から離れない。 | ||||
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