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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 181~200 10/13ページ
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バイオホラーです。頁をめくるのがもったいない!でも早く続きが知りたい!!と 手が止まらなかった作品は久しぶりです。この方は薬学や地学や心理学の専門家なのかな、と思うほど(少なくともそれらに詳しくない読者は簡単に欺くことができる)専門的な話が出てくると思いきや、作家らしく異性の心理描写もリアルで、長編なのに飽きさせない、どころか「え?こいつは誰?」と次々に登場する人物に決して嫌気が差すことなく・・・とにかく!(笑)さくさく進む展開と、巻き起こる事件、仮説、推理、発見、追跡、調査、つながっていく点と線・・・・とフローチャート通りに進んでいくのにどんどん吸い込まれる恐怖に心奪われました。日本では実写化しないで欲しいです。一撃でファンになってしまいましたw | ||||
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貴志祐介氏に驚愕。書き出しは全然怖くない。それどころかどのような話なのかものぴんとこないまま進む。しかしあるところから、ああ、そういうことね、となってくる。そこからは恐怖恐怖。現実的な話のネタだけにジワジワとした気持ち悪さが伝わってくる。その大部分を支えているのが氏の文章力と構成力だと思う。総てを読み終えると第一センテンスをもう一度読み直すとわかる。黒い家の時も思ったが、よくこんな話を書くなあと思わされる訳である。まま長さはあるが一気に読める部分はエンタメしてる。★五つ。 | ||||
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現実にはないんだろうけど、ありそうと思わせるテクニックがすごい。 歴史学、民俗学、心理学、哲学、生物学、すべてを駆使して、いかにもありそうなシチュエーションを描く。 本当に怖かった。 ミステリーとして面白いのはもちろん、ホラーとしても、蘊蓄も面白かった。 本当に、震えさせてもらいました。 | ||||
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地味ですが、貴志さんの作品の中では上位に入る面白さだと思います。 最初から専門知識のオンパレードで(単行本には参考文献が載っていなかったので どこまで真実なのかわかりませんが)、ちょっとインテリ臭が鼻につくという人もいるかも? インターネット一般普及の黎明期の作品らしく、ネット接続やエロゲーについての 記述が無駄にしつこい感じはしました。 それを差し引いても、謎解きの面白さは半端じゃありません。 オカルトものかと思いきや、意外に科学的な真相なので、逆にじんわりとした 恐怖を感じます。 主人公に自己投影してしまい、ラストにかけては本当に手に汗にぎる展開でした。 あまり貴志作品の登場人物に惚れるということはないのですが、 依田さんはなかなかいい男でした! | ||||
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冒頭はアマゾン奥地での調査の状況が断片的に綴られます。 やがて舞台は完全に日本に戻り、物語が展開していきます。 角川ホラー文庫で出ていますが、謎が次第に明らかになっていくという 側面が強いミステリー小説という感じで、あまり怖いという感じはありません。 断片的な記載を盛り込みながら、最後に収束していく文才はさすがだと思います。 また、本の裏面とかAmazonの本の紹介とか読むと、 3分の1くらいの内容がネタばれしてしまいますので注意が必要です。 私がこの著者の小説を読むのは4作品目ですが、後の小説につながっていくような 発見がいろいろ見つかっていくのが楽しいです。 | ||||
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ここのレビューに目を通してから恐る恐る読んだので、想像していたほどショッキングなものではなかった。しかもページが進んでいくうちに、怖いとか不気味と言うよりも、悲しくなってきた。私たち人間の、“高等生物”ならではの弱さや脆さを思い知らされたようで……。気づけば、セミナーハウスのくだりでは涙を流していた。そして終盤では、いつの間に主人公に共鳴していたのか、喪失感を味わわされる羽目になった。人間としての尊厳を奪われることの恐ろしさ、愛する者が狂っていくのをただ手をこまねいて見ていることしか出来ない悲しみ、もどかしさ……。読み終えた後、複雑な感情が胸に込み上げてきた。 | ||||
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ここのレビューに目を通してから恐る恐る読んだので、想像していたほどショッキングなものではなかった。しかもページが進んでいくうちに、怖いとか不気味と言うよりも、悲しくなってきた。私たち人間の、“高等生物”ならではの弱さや脆さを思い知らされたようで……。気づけば、セミナーハウスのくだりでは涙を流していた。そして終盤では、いつの間に主人公に共鳴していたのか、喪失感を味わわされる羽目になった。人間としての尊厳を奪われることの恐ろしさ、愛する者が狂っていくのをただ手をこまねいて見ていることしか出来ない悲しみ、もどかしさ……。読み終えた後、複雑な感情が胸に込み上げてきた。 | ||||
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ここのレビューに目を通してから恐る恐る読んだので、想像していたほどショッキングなものではなかった。しかもページが進んでいくうちに、怖いとか不気味と言うよりも、悲しくなってきた。私たち人間の、“高等生物”ならではの弱さや脆さを思い知らされたようで……。気づけば、セミナーハウスのくだりでは涙を流していた。そして終盤では、いつの間に主人公に共鳴していたのか、喪失感を味わわされる羽目になった。人間としての尊厳を奪われることの恐ろしさ、愛する者が狂っていくのをただ手をこまねいて見ていることしか出来ない悲しみ、もどかしさ……。読み終えた後、複雑な感情が胸に込み上げてきた。 | ||||
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貴志さんって天才? これだけの情報量があるのに読者を飽きさせない文章力とテンポの良さ... 引き込み方の巧妙さ、 どれを取り上げても素晴らしいですね☆ そして一見、無表情に淡々と進むストーリーが物語中の恐怖を倍増させています★怖い場面って書き手が興奮したり怖がらせようとして大げさに感情描写したりすると読み手って萎えるじゃないですか! 貴志さんの作品って、 そういうムダなものが一切なくて洗練されている。 内容の取材だけじゃなく “恐怖” そのものも熟知している本物のプロだと思います。 確かに他の方も言うようにグロい場面もありますが全然、 下品じゃないので 大丈夫ですよ♪私グロいの嫌いですが↑読み終わりは、 ものすごく切なかった。 また時間が経ったら何度でも読み返したいと思います。 映画化、不可能な気もするけど見てみたいな(≧∇≦) | ||||
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相変わらずこの作者は読みやすい物語に引き込ませる才能がある 丁寧に練られた、わかりやすい文章、よく調べられた知識 それでも人間は大きな力を捨てられない 滅びるまで繰り返すのですね 物語の終わりは恐怖と不安がぬぐいきれない | ||||
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デビュー作(?)の黒い家で、度肝を抜かれ、クリムゾンの迷宮で異世界のダーク・カニバリズム・ファンタジーを経験し、本作品は私にとって貴志作品三作品目でした。 今回は脳に巣食う寄生虫の恐怖を描いていますが、随所にとても深く取材して表現に説得力を持たせていると感じ、その丁寧な作りにとても好感が持てました。クリムゾンほどファンタジー寄りでは無いのですが、黒い家程の身近なリアリズムを感じず、丁度その中間的な作品だと思います。 終盤の、「大浴場での、最終形態まで進んでしまった犠牲者達」などは映像化したら、超グロテスクな作品になりそうです。 ホラー好きにはお勧めです。(但し、少々「グロ注意」です。) | ||||
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いやいや、貴志さんはすごいですね。これも再読ですが、ちっとも古くならない。 怖いといえば怖いけど、性質上怖さの中身は書けない。 なので薦めるのにも難しくて「とにかく読んで」しかないんですけど、 ストーリーテリングのうまさは、ほんと超一流ですよね、貴志さん。 メールがまとめて示される冒頭から、ちょっとずつちょっとずつ謎が小出しにされて、 本編に入ると謎が徐々に大きくなり、それが恐怖に変わっていくけど、謎解きも平行して 行われていくし、むしろこの謎解きの過程が充実しているので、「角川ホラー文庫」には 入っているものの、メインの性質はやっぱりミステリじゃないかと思うくらいです。 どうしても受け付けない人はいるでしょうが(とにかく怖いものがいやだとか、きもいのも 絶対だめとか)、ホラーはちょっと苦手と言うくらいの方であれば、怖いもの見たさを 兼ねて手を出してみてください。 楽しめ……(いや、語弊がありますね)… いや、あえて。いろんな楽しさがありますから。 楽しめます!!! | ||||
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なので奇奇怪怪という漢字を使わせてもらう。 この物語は奇奇怪怪な死が連続して起こる作品だ。 常識で考えて、ありえない物語なのだが、ありえさせてくれる貴志の才能に脱帽した。 この作品のテーマはいささか安直な感が否めない。 だが、それを貴志の文章力、構成力によって「補う」という言葉を使うのもおこがましいくらいに 作品の世界に引き込まれた。 それには、ある一人のサブキャラクターの青年がよく効いていた。彼の弱さと無力感がこの作品の世界観を形作っている。 鬼才、貴志祐介を語る上で無くてはならない作品だ。 | ||||
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明日は、直木賞発表の日です。「悪の経典」はどうなるのでしょう。まだ読んでいませんが、相当ハードな作品のようですね。明日読んでみます。昨夜から「天使の囀り」を読み始めて、先程読了しました。貴志さんの作品を読んだのは、初めてです。ホラー、ミステリー物は苦手なので、迷いましたが、挑戦してみました。ここの皆さんのレビューにあります、グロさ は、それほど感じませんでした。カミナワ族の部分、セミナーハウスの部分も、私の感情移入が完全でなかったのでしょう、アレ?って感じでした。朝の肉も牛乳もOKでしたし。 やはり、小説って表面的なものの表現より、内面にはいってくる部分の方が、より感情に訴えてくるみたいです、僕にとっては、ですが。だから、コワイナ!と感じた部分は、蜘蛛の章でした。「明日、●●が爆発する。明日、●●が、止まったまま爆発する・・・なぜ、 かつて、 ●●と呼ばれたのか。なぜだ。それは、・・・」この文章の書き方がとても素晴らしい!対になっているカミナワ族のより、ずっと恐怖しました。 天使の囀り という表現自体も恐怖です。囀りが聞こえ始める感じとか、とっても恐怖!! なので、こんなとこを、もっと読みたかったです。あと、エロ部分ももっとしっかり深く長く読んでみたかったです。SM的なシーンのところなんかで。 もしかしたら、貴志さんはしっかり書かれたのに、編集で営業上カットされてしまったとか?スプラッタ的なるもの、ホラー的なるものは、もういいのではないでしょうか?貴志さんの才能は、このジャンルで終わってはもったいないと思います。貴志さんのド変態性を(ごめんなさい、マジで褒めてるつもりです)更に開花させた本が読みたいです。編集者たちは、売れれば同じ路線でいいのでしょうが、新たなる貴志ワールド作品を是非読んでみたいんです。よろしくお願いします。僕は、現代の恋愛、エロ、中年、をテーマに書いてほしいです。明日、直木賞作家になられていますように! | ||||
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実にグロい。意図的としか思えない。後半なんか想像するのも気持ち悪い。だから非常に人を選ぶかもしれない。映像化だけは避けて欲しい。コミカライズですら拒否したい。テーマは実に斬新。トリックというか物語の根本設定は非常に説得力がある。名作コミック「寄生獣」に通ずるテーマとも言える。この作品の真の主人公をうまく活かせば人類に取って幸せになることもあるだろう。危険ではあるが魅力的なテーマでもある。しかしこの人の作品はハズレが無いということを痛感した。 | ||||
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新聞社主催のアマゾン調査隊。その調査隊のメンバーが、次々と不可解な自殺を遂げる。死恐怖症、動物恐怖症、蜘蛛恐怖症、潔癖症・・・。彼らは、各々が今までコンプレックスを抱いていたモノに魅せられたかのように、惹きつけられたかのように死んでいた。ホラーと謳っているが、それはおまけというか、副産的なものだ。人間の”コンプレックス”や”弱さ”こそが、この話の本筋でしょう。人間の弱さを浮き彫りにすべく描いていたらホラーになってしまった。そんな印象を受けた。実際、謎解きもかなりしっかり作ってある。むしろ、ミステリー小説と言ってもいい。こんなとんでも設定なのに、無理なくすべてが繋がり、テーマまで直結している。「新世界より」もそうだったが、すごく凝った設定だ。すごいなーホラーということで敬遠していたが、読んで良かった。 | ||||
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レビューは他の皆さんのおっしゃる通り、素晴らしくて少々気持ち悪い(苦笑)です。 でもなんでしょう。この後引く面白さ。読めば読むほど、新たな発見ができます。 はっきり言って一回読んだだけではこの本の面白さの半分も理解しきれないと思います。 私はこの本を購入したのが高校1年の時(16歳)でしたが、23歳になった今でも繰り返し読んでいます。 最初は文庫版しか持っていなかったのですが、新書版を買い直したくらいです! それほどにのめり込ませるのは一体なんなのでしょうか。やはり貴志先生の手腕でしょうか。 一気読みさせるプロですよね! でも、3作目でこの手腕。今後も楽しみにしていきたいです。 | ||||
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まず、グロテスクな内容に耐性の無い方にはお勧めできない。とにかくおぞましい。 話に引き込まれるにつれおぞましさが加速する。 精神科医である北島早苗の恋人がアマゾン調査隊に参加するところから物語が始まり、調査隊メンバーはアマゾンでのある出来事を期に次々と残酷で不可解な自殺を遂げていく。 それに付随して次々と繋がっていく断片、明るみになってくる真相、極限状態に置かれ狂った人間の深層心理。 貴志祐介の作品は「青の炎に」に次いで今回で二冊目だが、最初の数頁以降は頁をめくる手が止まらなかった。 非常におぞましくも面白い作品でした。 | ||||
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今まで貴志さんの小説は人間の根底にある恐怖や不安に着目した所謂人間心理を巧みに付いた作品だと勝手に思っていましたがこの作品は少々違います。まあ人間心理というのはいつも通りですが今回は寄生虫です。実は私、地震雷火事親父は怖くないですが虫だけは怖い(気持ち悪い)んです。特に蜘蛛と微生物系が…理科の実験で虫を顕微鏡で見たり第二分野にあった柔毛を見た時の鳥肌と気持ち悪さは一生忘れません。話がそれましたが今回も期待通り怖かったですがお願いですから映画化だけは止めて下さい。青の炎・黒い家・イソラと映画化されてるので不安で不安で | ||||
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多くの予備知識はないまま、「黒い家」にインパクトを受け、 夢中で読んだ。 ヒロインは「強い」。そしてこの気持ち悪い出演者たちは「弱い」。 恐ろしいほど知的に生きてきた人々が、何をどう 間違ったか、あるxxxに侵入され気持ち悪くなってしまう・・・。 この作品がどこまですごいか、僕には書けない。 ただ鮮明に、悲しい末路への誘いがつきまとう。 最後の最後・・・逃げて欲しかった。 誰にも、どんな人にも追うことのできないであろう場所へ、姿を消して欲しかった。 | ||||
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