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十三番目の人格
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十三番目の人格の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全54件 41~54 3/3ページ
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自分は心理学について詳しくないのですが、 それでも分かりやすく心理学についての記述があり、好感がもてます。 実際に今可能な事象とは異なる物も展開上ありますが、 ホントに出来るかの様な錯覚を受けるような説得力で、面白いです。 長いものの割と簡素な文体で丁寧に書かれているので、 気持ちよく読み終えられます。 | ||||
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私は秀作だと思います。 「イソラ」という言葉の暗喩、 13の人格それぞれにつけられた名前の暗喩、 様々な要素が、つづれ織のように折り重なって、 残酷で幻想的な物語を紡いでゆきます。 映画化されたそうですが、原作のイメージが壊れると嫌なので 私は見ません。 | ||||
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彼女の中のペルソナは13もあり、特別なタイプの多重人格者だ。主人公は最初難解を示すものの、次第に打ち解けてゆく。イソラとは、何者なのか、恐ろしい人格という印象を受ける。 主人公はお決まりのように淡い恋をするが、恋とはアンバランスなもので、その相手がどのような人物なのか知るたびに好きになっていく反面、恐ろしいまでの嫉妬心に駆られたりする。悪い点もひっくるめて好きになろうとする健気さもある。そうした健気な感情が、この物語の中の誰かにもある。そして迎えるラストのあまりにも切ない真実。 ペルソナとは、本来人間が世間を渡るために必要不可欠なものとして、自然に構成されてゆくものなのかもしれない。私自身ももしも多重人格者であるとすれば、耳に聞こえる人の話し声こそが、それなのだろう。 | ||||
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貴志祐介の中では、一番つまらないです。 趣味も問題かもしれない。ジョンシーリリーの話とかは面白かったけど、肝心の展開がな。 超能力バトルになっちゃうから。やっぱ佳作どまりですかね。 クーンツとか、キングとか、アメリカモダンホラーの影響だと思うんだけど、黒い家とかのほうがやっぱり上ですね。 | ||||
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主人公が特殊な力を持っていたり、多重人格症の少女や、幽体離脱した人などが登場。現実味はあまりなく、「身近に起こりそうな恐怖」という印象はない。多重人格症の少女を取り巻く物語は面白いので、星4つ。『黒い家』ほどの恐怖はないが、それなりに面白い本。 | ||||
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『黒い家』と遜色ない怖さ。『吉備津の釜』をスパイスとして上手に使っています。イヤな奴を書くのが、本当にうまいですね、作者は…。 | ||||
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読み進めるにしたがってページを捲る手が止まらなくなった。しかし、後半は飛躍しすぎの感が否めない。急にSF色が強くなっていくあたりは説得力が弱い。漢字についての解釈もサプライズとまではいかず、それで?と言う感じ。総じて面白いのだが、この人の作品は読後感が悪い物が多い。 | ||||
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貴志祐介のデビュー作となった作品であるが、緻密さといい構成といい、読者をひき付ける「巧さ」には脱帽。この物語はホラーというよりミステリーに近いものを感じる。13番目の人格「ISOLA」の正体を暴く過程に恋愛を絡ませるのも非常に巧い。ミステリー色の強い作品だけにネタバレは厳禁。興味のある人は実際に読みましょう。ひとつだけ言わせて貰えば、最も恐ろしいのは物語の一番最後です… | ||||
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前半は、よくある多重人格モノなのかと思って、ちょっとがっかりしていました。いやはや、貴志作品がそんなんで終わるはずないですよね。ISOLAが出現した理由を突き詰めていくに従って、期待通り怖い作品になっています。人格達の名前の文字にこだわっている点が興味深かったです。#漢字フェチなので(^^;;;;;;また、千尋の父親の形見である「雨月物語」が効果的に使われていて、恐怖を増幅させています。ラストでは、ほっとできるのかと思いきや、よりいっそうゾッとさせられました。計算され尽くした、よく出来た作品だと思います。 | ||||
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貴志祐介先生の書く物語はいつも後半に近付くにつれ、読者を恐怖に陥れます。「黒い家」「クリムゾンの迷宮」しかり・・。この物語も貴志先生お得意の手法で描かれており、恐怖のあまり、家へ帰る道のりが怖くて仕方なかったくらいです。ただ、「ISOLA」は恐怖の裏に男と女の悲しい物語もあり、読んでいて奥深さも感じました。読んでいて飽きない本です。 | ||||
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多重人格の少女・森谷千尋。彼女の中の人格それぞれには、それにふさわしい名前が付いている。13番目に現れた人格の名は「ISOLA」。この名前にはどんな秘密が隠されているのか?主人公は、人の強い感情を読みとることが出来るエンパス・賀茂由香里。心のケアのボランティアとして、阪神大震災後間もない西宮を訪れ、森谷千尋を担当することになる。彼女は、名前と特徴が明確になってきた森谷千尋の中の人格のうち、「ISOLA」にだけ異質なものを感じる。それは何故なのか?この作品は、単なる多重人格障害を扱ったものでない。阪神大震災発生時のある意外な事故が、多重人格障害に絡んでくる。それは「ISOLA」の秘密とも関係しているのであるが、この緻密な構成力は本当にすばらしいと思う。不自然さのない描写力とともに「まさにプロ」と、うならされる作品である。 | ||||
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これは、多重人格者の話なんだけれど、私が印象的だったのは、それぞれの人格につけられた名前の「漢字の意味」にその性格が深いかかわりがあると言う事です。思わず漢和辞典でいろいろな漢字(身近な人の名前に使われている)を 調べてしまったくらいです。あなたの、本当の(裏の)性格は???なぁんて。もちろん、破たんのないち密なストーリーは ピカイチ!です。 | ||||
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文章力はAクラスである。そしてこの本のテーマは比較的万人に受け入れられるものであろう。買って損はないと思う一冊である。この作者は京大出身のせいか多方面に渡る知識を持っている。それを嫌味なく本の中にちりばめてあるので色々と勉強になる。多重人格についても、誤解の無いきちんとした知識がある。 | ||||
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