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十三番目の人格
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十三番目の人格の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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著者の作品では「新世界より」で独特の世界観と仕掛けに感銘を受け、やっと実質的なデビュー作である本作を読了。 ISOLAの正体が分かるまでは面白かったが、正体が分かってからはオカルトの比率が高くなり、レビュータイトルの通り急速にトーンダウン。恋愛エピソードもとってつけた感あり、感情移入は困難。 ただ著者の綿密な下調べ舞台設定は後年の傑作を思わせるものがあり、読んで損はない作品。 | ||||
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弱気になってる人や今が上手くいかなくて辛い人は読まないで下さい。 読後感は不快。気持ち悪い。 前半は面白いので星3 | ||||
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貴志祐介氏の書籍色々読みましたが、微妙な方。多重人格の女の子の描かれ方が大変面白い。途中までは非常に面白いが中盤から後半にかけてはうーん。ホラーでは無いです。怖い内容はほとんど出てきません。どちらかと言うとファンタジー | ||||
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説明的すぎて面白くなかった。 | ||||
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多重人格の少女の中に、恐ろしい人格が住み着くという設定は面白い。が、ストーリーが散漫で「結局何だったの?」感が残る。 | ||||
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途中までは面白かったが、結末が陳腐だった。後半から嫌な予感があり、なんだが、投げ出したかのような感じで終わってしまいました。 | ||||
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多重人格を扱ったホラーということで読んでみたけれど、やや陳腐といった印象。同著者の黒い家などと比べるとできは格段に劣る。黒い家や青い炎など後の著者の活躍を考えると、どんな作家にも駆け出しだった頃があるということが実感させられる。著者のファンなら読んで損はないが、特にファンではないなら著者の他の作品を読んだ方が良さそう。 | ||||
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前半は最高!続きが気になって、一気に読んでしまいたくなる。多重人格者の心理分析のくだりがほんとに興味深い。バウムテストの分析など、とてもワクワクした。なぜ千尋がこんなにたくさん人格を生み出したのか気になったし、真相が明らかになるにつれ、緊張感、恐怖感も高まった、が、しかし… 幽体離脱云々のくだりで、私の高まった緊張感と恐怖感は一気に砕け散った。特に磯良…前半の得体のしれない異常な人格の恐怖が、彼女の台詞のせいで一気にコメディになってしまったと感じる。ほほほほって!特撮の悪役?RPGの悪い魔女?思わず爆笑した。全然怖くない!それに幽体離脱した魂で人を殺すって、なにこれ、SF?まだ、憑依した千尋を操って、殺してくれた方が恐怖感が増したのに。なんじゃ、そら。 弥生の怒りは最もである。真部は女を見た目でしか好きにならないクズ男…ある意味、由香里にも失礼。あんなに全身全霊尽くしてくれた女性を我が身可愛さに見捨てる…恨まれて当然かと。でも、弥生さんよ、ほほほほって! 素材がいいだけに、勿体無いという印象…弥生など出さずに千尋の中だけで、異常な人格を生み出してくれた方が、まだ、怖かった。ラストは大体、そうなるが、弥生の影響のせいでというところが、微妙。非常に微妙。 幽体離脱で人を殺すって、もう、超能力の世界。彼女を超える超能力者が現れて、対決する。そんなSF映画を思い描いてしまった。もはや、サイコホラー小説というより、SF小説というジャンルではないか、と思った。弥生と真部はいらないとすら、思ってしまう。 筆者のデビュー作とあって、人物描写の描き方もまだまだという印象。もう少し深く掘り下げてほしかった。感情移入ができず、真部が死んだのも自業自得としか思えず、心に残らない。 前半は本当に面白かったので、前半のみ星5つ!後半は星2!間をとって評価は3! | ||||
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内容設定いろんな人格あるのは面白い。 ただ後半長すぎる。それに見つかるでしょと言いたい。 最後はゾッとしました。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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ネタバレ注意 前半はとても面白かった。 少女の人格の一人一人の成り立ちや力関係なんかを調べていく過程はとても面白かった。 13番目の人格があまりにわかりやすい危険人物に書かれていたので、「本当に危険なのは○番目の人格で13番目はただ実行に利用されただけ」なんて展開もあるのかな、と一人で想像してワクワクしていました。 他人を殺す前に少女の中で人格の殺し合いもあったりして一人の人間が崩壊させていく様なんかもあって、一人の殺人犯ができあがるまでの過程も読めるかも、と想像したりもしました。 それだけあれこれ考えていただけに、13番目の正体にはちょっとがっかりしました。 最初からオカルト系だとわかっていたら全然違っていたんでしょうが、上記のようにリアルな展開をずっと考えていたのでかなりガッカリでした。 まぁ主人公が能力持ちということから最初からオカルト系だと気づけという話かもしれませんが(笑) オカルト系の怖い話が好きな人にはとても面白いのでオススメしますが、サイコパスとか人間・人格系の恐怖を求めている人にはちょっと向いていないかもしれません。 非現実的なオカルト系が受け付けられない人には向いていないです。 | ||||
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私にはかなり現実離れした物語だった。 幽体離脱が本題に入った頃から何となくのめり込めなくなってしまった感は否めない。 しかしながら情景描写にはいつもながら引き込まれてしまう。 全体的に柔らかな感じの物語だった。 | ||||
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黒い家、青の炎、クリムゾンの迷宮、天使の囀り、本書と続けて読みましたが、 本書は途中で飽きてしまい、長期休暇中の暇さに助けられてなんとか読み終えました。 サイコをもの期待したらオカルトものだった、という展開に興味がついていかず、冗長なかくれんぼ展開でリタイアしかけました。 最後のエピソードはサイコものに戻っていて、そこではきちんとぞっとさせてくれたので★3つですが、それがなければ★2つ。 サイコとオカルトは混ぜたらだめなんだな・・・ということに気付きました。 といっても、これはサイコもの好きの視点からで、最初からオカルトものとして読んでいたら違うのかもしれませんが。 主人公のエンパス設定、それにまつわる苦労と半生、なんとなく唐突に始まる恋愛、 磯良の元の人格の苦悩、幽体離脱の実験、生霊?怨霊?、など、それぞれ見れば面白いのかもしれませんが、 詰め込みすぎて無理やりまとめた感が否めませんでした。 | ||||
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貴志祐介さんの作品はクリムゾンの迷宮ではまり、新世界より、天使の囀りと読み4作品目ですが、ほかの作品に見られる緊迫した世界は感じられましたが、読んでいる途中でなんとなくラストを予想させる展開で、いい意味での裏切られるような…先が読めないような、「やられたなぁ~」という感じはなく終わってしまい、ちょっと物足りない感じでした。 | ||||
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テレビや映画の脚本みたいかも、、。 一気に最後まで読みましたが、物語に入り込むまでには至りませんでした。 | ||||
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原題『ISOLA』から、マルチプル人格の中に孤立した者が居て…というような物語を予想したが、私の想像は不発。人格名に漢字の意を絡ませたのは(枝葉として)面白かったが、「isolation」からの幹が「寸詰まり」だったのは ちょっと意外で、残念だった。 貴志氏は本作で日本ホラー小説大賞「佳作」、翌年に『黒い家』で同賞「大賞」を受賞している。その双方を読むと、両者の作品としての差に、納得できる。 本作の方が奇想天外感があり、「ホラー色」もより強いかも知れない。しかし、圧倒的に怖いのもリアリティーがあるのも断然、『黒〜』の方である。 本作では読心術や多重人格、幽体離脱といった超常現象が扱われ、そこに「荒唐無稽」なもの感じられた方もいらっしゃるようだ。しかし、それは例えば夢枕獏『陰陽師』などと同じようなレベルであり、私は気にならなかった。 それよりむしろ、主人公の女性がいとも簡単に恋に落ちてしまったり、最初の出会いと再会など、話がいかにも都合良くトントン進んでしまうあたりに、リアリティーの欠如を感じた。女性の心理描写や会話などにも、不自然なところが多く、著者の「不慣れ」が感じられた。 これを大賞とも落選ともしなかった、当時の選考委員の目の確かさに、感嘆する。 「佳作」でなければ、あの形で『黒い家』が世にでることはなかったのである… ★3つにしたのは、『黒い家』との差を大きくしたかったという、個人的な感情に依る。それがなければ、★4つにしていたかも。もちろん、本作も秀作だが、それぐらい『黒い家』が良かったということ。そちらも是非、お読みになることを強くお勧めする。 | ||||
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原題『ISOLA』から、マルチプル人格の中に孤立した者が居て…というような物語を予想したが、私の想像は不発。人格名に漢字の意を絡ませたのは(枝葉として)面白かったが、「isolation」からの幹が「寸詰まり」だったのは ちょっと意外で、残念だった。 貴志氏は本作で日本ホラー小説大賞「佳作」、翌年に『黒い家』で同賞「大賞」を受賞している。その双方を読むと、両者の作品としての差に、納得できる。 本作の方が奇想天外感があり、「ホラー色」もより強いかも知れない。しかし、圧倒的に怖いのもリアリティーがあるのも断然、『黒〜』の方である。 本作では読心術や多重人格、幽体離脱といった超常現象が扱われ、そこに「荒唐無稽」なもの感じられた方もいらっしゃるようだ。しかし、それは例えば夢枕獏『陰陽師』などと同じようなレベルであり、私は気にならなかった。 それよりむしろ、主人公の女性がいとも簡単に恋に落ちてしまったり、最初の出会いと再会など、話がいかにも都合良くトントン進んでしまうあたりに、リアリティーの欠如を感じた。女性の心理描写や会話などにも、不自然なところが多く、著者の「不慣れ」が感じられた。 これを大賞とも落選ともしなかった、当時の選考委員の目の確かさに、感嘆する。 「佳作」でなければ、あの形で『黒い家』が世にでることはなかったのである… ★3つにしたのは、『黒い家』との差を大きくしたかったという、個人的な感情に依る。それがなければ、★4つにしていたかも。もちろん、本作も秀作だが、それぐらい『黒い家』が良かったということ。そちらも是非、お読みになることを強くお勧めする。 | ||||
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阪神淡路大震災の被災地に被災者の心のケアをする為にボランティアでやってきた賀茂由香里は、人の心や感情を読み取る事の出来るエンパスと言う能力者だった。そこで彼女は多重人格の少女森谷千尋と出会う。そして彼女の人格が13ある事、それぞれの名前には父親の形見の漢和辞典の意味が反映している事を知る。ただ一人、13人目の人格が人格の発生原因や『ISOLA』と言う事が引っかかるのだった。ISOLAは父親のもう一冊の形見雨月物語に登場する吉備津の釜に登場する磯良ではないかと考えられていたのだが…。 まず、主人公が特殊能力を有していると言う点において、少し漫画っぽく感じたのですが、なにやら精神科学的なマニアックな表現。また、薬等が登場し。上手い具合に現実に定着出来ている気がした。 駄目な点は多重人格で13番目の人格がヤバイと言う表現。あまりにも13と言う数字は普遍的に不気味と多くの人に認知され過ぎている為に、少しチープ感漂う。 ISOLAは磯良なのではないか?と物語りは進行していく。私は古典文学は全くで雨月物語の吉備津の釜と言われても、あまりピンと来ないのだが、現代。少し漫画的なエンパス。精神科学。古典文学と上手い具合にミックスされているのではないだろうか?特に吉備津の釜をトレースするように展開していくストーリーは良いと思う。お陰で少し古典に興味が湧いて来た。 この物語は後半以降が見せ場だ。そしてラストに時限爆弾が仕掛けられている。だから最後まで読まなくては駄目だ。 なおこの作品は【第3回(1996年)日本ホラー小説大賞長編賞(佳作)】です。 | ||||
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阪神淡路大震災の被災地に被災者の心のケアをする為にボランティアでやってきた賀茂由香里は、人の心や感情を読み取る事の出来るエンパスと言う能力者だった。そこで彼女は多重人格の少女森谷千尋と出会う。そして彼女の人格が13ある事、それぞれの名前には父親の形見の漢和辞典の意味が反映している事を知る。ただ一人、13人目の人格が人格の発生原因や『ISOLA』と言う事が引っかかるのだった。ISOLAは父親のもう一冊の形見雨月物語に登場する吉備津の釜に登場する磯良ではないかと考えられていたのだが…。 まず、主人公が特殊能力を有していると言う点において、少し漫画っぽく感じたのですが、なにやら精神科学的なマニアックな表現。また、薬等が登場し。上手い具合に現実に定着出来ている気がした。 駄目な点は多重人格で13番目の人格がヤバイと言う表現。あまりにも13と言う数字は普遍的に不気味と多くの人に認知され過ぎている為に、少しチープ感漂う。 ISOLAは磯良なのではないか?と物語りは進行していく。私は古典文学は全くで雨月物語の吉備津の釜と言われても、あまりピンと来ないのだが、現代。少し漫画的なエンパス。精神科学。古典文学と上手い具合にミックスされているのではないだろうか?特に吉備津の釜をトレースするように展開していくストーリーは良いと思う。お陰で少し古典に興味が湧いて来た。 この物語は後半以降が見せ場だ。そしてラストに時限爆弾が仕掛けられている。だから最後まで読まなくては駄目だ。 なおこの作品は 【第3回(1996年)日本ホラー小説大賞長編賞(佳作)】受賞作。 | ||||
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阪神淡路大震災の被災地に被災者の心のケアをする為にボランティアでやってきた賀茂由香里は、人の心や感情を読み取る事の出来るエンパスと言う能力者だった。そこで彼女は多重人格の少女森谷千尋と出会う。そして彼女の人格が13ある事、それぞれの名前には父親の形見の漢和辞典の意味が反映している事を知る。ただ一人、13人目の人格が人格の発生原因や『ISOLA』と言う事が引っかかるのだった。ISOLAは父親のもう一冊の形見雨月物語に登場する吉備津の釜に登場する磯良ではないかと考えられていたのだが…。 まず、主人公が特殊能力を有していると言う点において、少し漫画っぽく感じたのですが、なにやら精神科学的なマニアックな表現。また、薬等が登場し。上手い具合に現実に定着出来ている気がした。 駄目な点は多重人格で13番目の人格がヤバイと言う表現。あまりにも13と言う数字は普遍的に不気味と多くの人に認知され過ぎている為に、少しチープ感漂う。 ISOLAは磯良なのではないか?と物語りは進行していく。私は古典文学は全くで雨月物語の吉備津の釜と言われても、あまりピンと来ないのだが、現代。少し漫画的なエンパス。精神科学。古典文学と上手い具合にミックスされているのではないだろうか?特に吉備津の釜をトレースするように展開していくストーリーは良いと思う。お陰で少し古典に興味が湧いて来た。 この物語は後半以降が見せ場だ。そしてラストに時限爆弾が仕掛けられている。だから最後まで読まなくては駄目だ。 なおこの作品は 【第3回(1996年)日本ホラー小説大賞長編賞(佳作)】受賞作。 | ||||
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