生首に聞いてみろ

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評判

生首に聞いてみろの評価:

3.20/5点 レビュー 82件。 D ランク

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平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全47件 41〜47 3/3ページ
No.7
(4pt)

最高ではないが、十分といえる出来

読み応えのある作品。昨今の大長編至上主義には少し辟易しているところではあるが、この作品は長すぎず短すぎず。テーマ、ストーリィとプロット、ロジックを展開するのに必要十分な量ではないかと思う。【人体石膏像の首が切断され紛失 → そのモデルとなった人物の首が切断される】という「犯罪予告と猟奇殺人」の図式から、全ての推理が始まる。読者を驚かせるための仕掛けはなく、探偵と同じ立場で純粋に推理に没頭する事が出来る。探偵役の法月綸太郎が、相変わらず自らの立場に苦悩している姿はもはや滑稽ですらあるが、クィーン以来、未だに解決できないテーマであるという事も、一方で事実だろう。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.6
(4pt)

推理小説ってこんな感じ?

「このミステリーがすごい!」第一位だったので、読んでみました。これまで、社会背景とか、人物の心理描写が書き込まれたミステリーばかりを読んでいたので、ロジック重視の作品は新鮮な感じがしました。しかし、作品にのめり込むようなことはなく、あくまで謎解きが出来てよかったね、というのが読後感です。文章やストーリーの完成度は確かに高いと思います。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.5
(4pt)

待った甲斐がありました。

九七年に刊行予定という告知があって七年目にしてようやく刊行された法月シリーズの最新作は、正直いって本格としてのロジックには酔えなかった。本書を全体的に包んでいるのはロス・マク風血の悲劇なのだ。「頼子のために」で作者自らが主張していたこの魅力ある主題が、本作では前面に押し出されおり、かといって陰鬱なトーンには陥らず、全体的にはロス・マクよりも軽快だった。そして、クィーンを踏襲しての苦悩する、あるいは挫折する探偵像。久しぶりの新作は、安定した良質のミステリに仕上がっている。待った甲斐があったというものだ。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.4
(4pt)

動機と犯罪隠蔽工作に少し無理があるのでは?

動機、隠蔽工作は少々無理してますが、物語はおもしろい。前半の謎、伏線が後半の展開で寸分違わず当てはまっていく様は感動物。希望を言わせてもらえば、生首の人物描写がもっと欲しい、生首の遺族の悲哀をもっと盛り上げて欲しい。 ※読後「頼子のために」を購入しました。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.3
(4pt)

久しぶりに法月作品を読みましたが

個人的にはパズラー志向のため、物足りない部分がありましたが、物語としてしっかりした作品だと思いました。内容が内容なので、多くは書けませんが、全体的に重く、もう少しシェイプアップできたのではないか、と素人的な感想として付け加えます。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.2
(5pt)

新本格の真髄

本来は書き下ろし長編として準備しながら、200枚の原稿を破棄して構想を練り直し、何とか雑誌に連載したが、かなり加筆修正が必要だった…という経緯は作者自身が公表していました。それだけに期待して読みましたが、期待通りの仕上がりと満足しました。犯人の意外性に欠けると感じる方もおられるでしょうが、おそらく作者の意図は、意外性ではないのです。錯綜した人間関係の中での殺人事件であっても、起こるべくして起こった悲劇ではなく、防ぎ得たかもしれない悲劇として描くこと。その「神話的悲劇」の前には、真相にたどり着いても勝利感は得られず、探偵も癒しを求めるしかない(真相を語る前に、綸太郎が儚い期待感を抱く場面があるのは、彼が能天気だからではない)こと。そこに作者なりの「新本格の真髄」があるのだと思います。その「真髄」ゆえに星5つ。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.1
(4pt)

悲劇の色を濃くしていく前半から読みごたえを感じたクビキリミステリー

 川島伊作の死をきっかけに、事件が悲劇の色を濃くしていく前半から、作品としての手応えを感じた。始まりの事件そのものに、それほどインパクトがある訳ではない。しかし、事件関係者間の葛藤やきしみが、法月綸太郎の目を通して徐々に明らかになっていく展開が読ませる。なかなか魅力的なダミー解が提示されるなか、綸太郎が真実の頂点に向けて推理をめぐらせていく様子がスリリング。 話が二転三転して訳が分からなくなってくる中盤では、正直、いらいらすることもあった。綸太郎や父親の法月警視が、適当なところで、現在までの状況を要領よく説明してくれているにも関わらず。その時は自分の頭の回転の遅さを呪いたくもなったけれど、ラストで「ああ、あれはそういうことだったのか」と腑に落ちたということは……ん? 作者が仕掛けた術中に知らずにはまっていたのかもしれない。タイトルの「生首に聞いてみろ」というのは、何か先行作品を意識して付けたのだろうか。ひょっとして、都筑道夫の『なめくじに聞いてみろ』をもじったのか。 このタイトルよりはむしろ、表紙カバーに小さく印字された「THE GORGON'S LOOK」という英語のタイトルのほうがいいと思った。ちょっと気になって、ロス・マクドナルドの作品リストにあたってみたら、「THE GOODBYE LOOK」(邦題『別れの顔』)というのを見つけた。関係があるかどうかは分からないのだけれど。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741