生首に聞いてみろ

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評判

生首に聞いてみろの評価:

3.20/5点 レビュー 82件。 D ランク

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平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 21〜40 2/3ページ
No.27
(5pt)

“THE GORGON’S LOOK”≒メデューサのまなざし

前衛彫刻家の川島伊作は、娘の江知佳をモデルに、彼女の母をモデル
とした連作「母子像」の完結編を製作したが、その直後に急逝する。
その葬儀の後、何者かが「母子像」の首が切断し、持ち去るという
事件が発生し、さらに、間をおかず、江知佳が失踪してしまう。
そして、数日後。伊作の追悼展が開かれる美術館に、
若い女性の生首が入った宅配便が届けられる……。
石膏像製作が、作品のテーマに直結している本作。
伊作は、生身のモデルから型を取り、その雌型から雄型を
作る「インサイド・キャスティング」を得意とした彫刻家でした。
しかし、この手法では、モデルが失明する危険があるため、目を開いた状態で
型が取れず、結果的に目を閉じた状態の作品しか作れないという限界があります。
その限界を克服すべく、伊作が取り入れた
アイデアが本作のトリックの源といえます。
この他にも、何者かに持ち去られた伊作の携帯電話や綸太郎が歯科医院を訪れた
際に読む、審美歯科医療の手引き書のなかの「磁性アタッチメント」についての記述、
そして、兄と弟を絶縁させた、血縁関係を表す言葉のダブル・ミーニングなど、
周到な伏線が緻密な計算のもとに張り巡らされ、もれなく回収されています。
過去の事件に淵源する二組の夫婦のクロス不倫関係という「事実」が背景にあり、
それが現在の首切り殺人に影を落としているのですが、関係者の誰もが誤解や
錯覚を抱いてしまうことで、それぞれの思惑と行動が複雑に交錯して謎を生みだし、
対応すべくなされた解釈が、また新たな謎を生むという悪循環が誘発されています。
そうした錯綜した状況を、結末で「石膏像/死体の首が切られた理由」の回答という
一点に収斂させていく犀利なロジックの切れ味と構築美は、やはり無類といえます。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.26
(5pt)

「なぜ石膏像/死体の首は切断されたのか?」

前衛彫刻家の川島伊作は、娘の江知佳をモデルに、彼女の母をモデル
とした連作「母子像」の完結編を製作したが、その直後に急逝する。
その葬儀の後、何者かが「母子像」の首が切断し、持ち去るという
事件が発生し、さらに、間をおかず、江知佳が失踪してしまう。
そして、数日後。伊作の追悼展が開かれる美術館に、
若い女性の生首が入った宅配便が届けられる……。
石膏像製作が、作品のテーマに直結している本作。
伊作は、生身のモデルから型を取り、その雌型から雄型を
作る「インサイド・キャスティング」を得意とした彫刻家でした。
しかし、この手法では、モデルが失明する危険があるため、目を開いた状態で
型が取れず、結果的に目を閉じた状態の作品しか作れないという限界があります。
その限界を克服すべく、伊作が取り入れた
アイデアが本作のトリックの源といえます。
この他にも、何者かに持ち去られた伊作の携帯電話や綸太郎が歯科医院を訪れた
際に読む、審美歯科医療の手引き書のなかの「磁性アタッチメント」についての記述、
そして、兄と弟を絶縁させた、血縁関係を表す言葉のダブル・ミーニングなど、
周到な伏線が緻密な計算のもとに張り巡らされ、もれなく回収されています。
過去の事件に淵源する二組の夫婦のクロス不倫関係という「事実」が背景にあり、
それが現在の首切り殺人に影を落としているのですが、関係者の誰もが誤解や
錯覚を抱いてしまうことで、それぞれの思惑と行動が複雑に交錯して謎を生みだし、
対応すべくなされた解釈が、また新たな謎を生むという悪循環が誘発されています。
そうした錯綜した状況を、結末で「石膏像/死体の首が切られた理由」の回答という
一点に収斂させていく犀利なロジックの切れ味と構築美は、やはり無類といえます。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.25
(5pt)

本格ミステリ好きにはたまらない作品!

色々な伏線が見事に張り巡らされていて
(読み返してみても思わずうーーんとうなって感心してしまいます、本当に)
謎解きとしてももちろん良くできているのですが、
加えて登場人物たちの愛憎や思惑、痛ましい誤解などが絡み合い、
人間ドラマとしても退屈することがなく一気に読了してしまいました。
ゾクゾクッと背筋が寒くなるシーンも用意されておりますし、
本格ミステリ好きにはたまらない作品だと思います!
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.24
(5pt)

本格ミステリ好きにはたまらない作品!

色々な伏線が見事に張り巡らされていて
(読み返してみても思わずうーーんとうなって感心してしまいます、本当に)
謎解きとしてももちろん良くできているのですが、
加えて登場人物たちの愛憎や思惑、痛ましい誤解などが絡み合い、
人間ドラマとしても退屈することがなく一気に読了してしまいました。
ゾクゾクッと背筋が寒くなるシーンも用意されておりますし、
本格ミステリ好きにはたまらない作品だと思います!
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.23
(5pt)

こんな探偵小説を待っていた

読み終わって鳥肌が立った。物語は地味だ。事件は淡々とすすみ唐突に終息を迎える。息づまるサスペンスも残酷な描写もない。けれど、探偵がパズルを組み立てたとき、僕たちは想像もしなかった絵を見せられる。それまで思い描いていた世界が名探偵の導きで一変するのだ。導き出されるのは事件の構造だけではない。おぞましい犯人の悪意と、それにおどらされた被害者たちの悲劇。僕たちはトリックだけではなく、物語のホントウの意味を知るのだ。余分なものを削ぎ落とした探偵小説がこんなにも美しく輝くなんて。何十年も昔に出された問題と真っ正面からぶつかり合ってくれた探偵法月綸太郎と作家法月綸太郎に心からお礼を言いたい。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.22
(4pt)

好みによって評価が二分する

読み手の好みによって評価が分かれるだろう。
新本格のファンなら、大傑作ということになるだろうし、
社会派推理のファンなら、ストーリーに起伏が乏しく、
500ページもあるわりには退屈ということになろう。
ただ、両者とも否定できないのは、
伏線の張り方が見事で、回収もそつなく行われているという点だろう。
新本格のファンではない私は、その点を取って星4つとした。
減点の原因は「やられた」感がなかったこと。
丁寧に作りこまれているが、
もう少し「おおーっ」というのがあってもいいと思うんだが。
村上龍の「半島を出よ」でもそうだったが、この歳になると、
1ページにおける字数が多いと本当に疲れる。
最近は、できるだけ1ページに字数が少ない本を無意識のうちに選んでいる。
年取ったのかなぁ。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.21
(4pt)

面白い。ただ、「このミス一位」かな・・

張り巡らされた伏線が鮮やかに回収されていく様は、流石だなーと思わせます。
最後まで読ませます。
ただ、人物の心理、特に事件そのものに関わる部分で納得いかない点がいくつかあったのは事実です。
例えば、
・「生首に聞いてみろ」の「生首」の動機が、あれではちと薄すぎないか?
・回顧展の目玉になる石膏像の首が切り取られてるのに、関係者が一人を除いて「回顧展どうしよう」と心配してないのは何故?
等、一つ一つは小さいんですが、物語がきっちり作られてるだけに目立ってしまう・・。
逆に言うと、それでも最後まで面白く読ませるプロットは、凄いんですが。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.20
(5pt)

作品の構成や、伏線の張り方が見事

2005年版このミス 1位
2004年文春ミステリーベスト10 2位。
文庫化を機に再読してみた。
私自身は、「新本格」といわれると、むしろ敬遠したくなるジャンルになるのだが、この作品については、作品の構成や、伏線の張り方が見事で、パズルの1片1片がはまり込んでいくような展開に、グイグイと引き込まれた。
作品のタイトルだけをみると「ホラー」の要素がありそうで、敬遠される方もいるかもしれないが、おぞましい内容は全くないので安心して読んで頂きたい。
なお、文庫版の巻末には貴志祐介との対談が掲載されており、なかなか興味深い内容になっている。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.19
(4pt)

質実剛健、期待はずれはないミステリー

 綾辻行人さんの「暗黒館〜」という、「今までで最低のミステリー」(個人的に)の後に読んだせいか、安心して読めました。
皆さんの書いていらっしゃるように、前半が長く、『生首』の出番が唐突で、謎解き部分がたたみかけるようになっている、と言えばそうですが、
綾辻氏の作品のように、『外連味たっぷりで、自分が一緒に沼に沈んでいってしまった』的作品の後では、『派手さは全くと言っていいほどないけれど、丁寧に誠実に書かれている』と印象を受けました。
「えぇーーー?」とか「うっそぉ〜ん」見たいな『大どんでん返し』はないけれど、大きな不満も残らず、次の作品を素直に期待できる作品です。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.18
(5pt)

「このミス」第一位!

 新本格と聞くと,「舞台設定に凝りすぎたパズル」と言う印象が強くて敬遠していたが,この作品に関しては全くの杞憂に終わった。
 石膏ガーゼで人体をそのまま型取った作品で一世を風靡して「亜シーガル」と呼ばれる彫刻家の死にはじまるミステリー。
 「目を瞑った表情=祈り」と捉えられてしまう葛藤,なぜ首が切り取られてしまったのか,魅力的なヒロイン江知佳との会話と行動ひとつひとつがすべて意味を持ち,終盤,謎が解き明かされていくにつれ,「そういうことだったのか」と納得すると共に,その伏線の張り方の見事さに感動すら覚える。
 05年版「このミス」第一位はダテじゃない。新本格の看板で二の足を踏んでいた方も,文庫化されたこの機会に是非どうぞ。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.17
(4pt)

法月綸太郎の青春の終わり

愛読者なら御存知は思うが、作家(の方の)法月綸太郎に色濃く宿るもの、それは探偵が事件に関わる過程を通して、向き合わざるを得なくなる現代社会の無惨さや、探偵の方の(そしてそれはたぶん作者の方も)法月綸太郎の苦悩であった。そしてそのことこそが、これまでのいくつかの作品を特異なものとしていた。たとえば、『二の悲劇』、『ふたたび赤い悪夢』など。
しかし今回の探偵・法月はずいぶんとタフである。“恋に落ちていたかもしれない”女性の死という事態にあたって、彼にはそれを阻止できていたかもしれないというかたち通りの苦悩はあるものの、それは過去の名探偵たちが抱えた、いわば“お約束”の苦悩であり、その点では物足りない。デビュー作『密閉教室』において、名探偵が抱える矛盾について早くも述べていた彼にしてはと、この点については、少々肩すかしを食らった気がした。
『パズル崩壊』をお読みの読者なら、収録作である「カットアウト」(傑作!)との共通点に気づかされるだろう。「カットアウト」が和製ジャクソン・ポロックと称される画家と妻の関係を描いたように、本作もジョージ・シーガルと共通した作風である“亜シーガル”と呼ばれたこともある彫刻家と妻の関係が作品の核をなしている。だが、正直なところ、「カットアウト」ほどの哀切さが、読者に届かない点は残念だ。
と、まぁ、ここまで批判的な記述に終始はしたが、パズラーとしての作家・法月は健在である。たとえば読者にミスリードを誘うためのいくつかの仕掛けなどが、読むものを翻弄させるなど、読み込むにつれ、手練れの感を強くした。
悩める自営業者(by 綾辻行人)であった作家・法月も、探偵・法月同様、ある種の青春を多少過ぎてきたと言うことなのだろう。本作は、これからの作品の方向を占う意味で、後々象徴的な作品になることと思う。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.16
(4pt)

久々の登場!!

久々の登場、法月綸太郎!! 確かに謎や物事の一つ一つはそんなに目立つものはないけれども、最後に集約するところは圧巻なのではないだろうか? 玄人受けする作品と言うつもりはないけれども、ミステリー好きにはたまらない作品といえる。
 法月作品の長編には家族テーマがメインになるものが多いがこの作品もまた家族テーマの作品。ゆえに、エピローグの重さは計り知れないものがあると思うのだがどうだろうか?
 個人評価は星5つ。でも、客観評価は星4つといったところか。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.15
(4pt)

色々と目をつむる作品

法月綸太郎シリーズの最高峰「頼子のために」が親子なら、この「生首に聞いてみろ」は兄弟姉妹の話。石像の首はなぜ切り取られ、運ばれたのか。そして著名な彫刻家の家族に隠された秘密とは。オドロオドロしい題名は、昭和ゴチックミステリを彷彿させますが、現代を舞台にした本格ミステリ。長編ものではよく「ハードボイルド」と「名探偵」を結びつけますが、今回は3:7くらいで名探偵もの。この作品でも目につくのが、シリーズを通して見えるリアリティのない主人公たちの立ち回りと、推理。ですが、お約束と割り切れって目をつむれるのが、シリーズものの強み。美術という専門分野の知識を過剰に描かない点や、会話を中心にした展開は、単調ながら、読みやすいです。何作か読んでからこの作品を読むと、純粋にミステリとしての評価ができるとおもいます。題名のもとになったものは、都筑さんの「なめくじに聞いてみろ」かな?
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.14
(4pt)

面白い仕上がり

500ページ近い長編だが、最初から最後まで読者を飽きさせない内容だった。一人一人の人物描写もていねいで、それぞれの個性がよく分かり、作品を厚みのあるものにしている。複雑に絡み合った人間関係。「犯人は誰か?」ラストまでの構成力もすぐれていると思う。ただネタばれになると困るので詳しくは書けないが、川島家の過去のいきさつなどについて不自然さを感じるところがあり、ちょっと残念だった。全体としては、面白い仕上がりの作品だと思う。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.13
(4pt)

ネタばれなしに書くのは難しい

帯に「このネタを他の作家が使ってもこれほど衝撃的にはならないだろう」というような(うろ覚え)コメントがあってかなり期待したのですが、ちょっと肩すかし。本筋は日常的な事件で、首切り殺人というような大仰な仕掛けはちょっと座りが悪いような気がしました。ネタばれなしに本書を評するのはものすごく難しいですね。上記の帯で触れていたのは「**トリック」の部分だと思います。実は「**」が「**」であり「**」が「**」だったということ、それ自体はあまり目新しいトリックではないと思います。その証拠が「**である**」であり、真相に気づいた**が**した結果「**が**された」という事件が発生したが、結局**は**によって**されたということになります。このように、真相から逆向きに考えると確かに理屈が通っているのに、「**が**された」という部分を発端にすると何が何だかさっぱりわからない、というのがパズラーの面目躍如というところです。トリック自体はものすごい大業というわけではなく、個人的には短編で読みたいと思いました。「法月綸太郎の功績」に納められていた短編が唖然とするくらいものすごい作品群だっただけに、同じような切れ味でこのトリックが使われていたら衝撃はずっと大きかったのではないでしょうか。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.12
(5pt)

『週刊文春』2004ミステリーベスト10国内部門第2位。

 表紙とタイトルが不気味なので、オドロオドロシイ内容を予想してしまいますが、真正面、ど真ん中直球の、本格ミステリーです。タイトルと表紙のような、雰囲気は、中身にはあまりありません。 もっといいタイトル(と表紙)もあったのかな、と思うのですが、中身がおもしろいので、そんなことは気にしないで読めました。 著者と同姓同名同業の主人公探偵に、警視の父親、情報屋代わりのカメラマンの田代は、私はこの本で初めて読んだので、わかりませんが、シリーズおなじみの登場人物でしょうか。 ありがちな設定ですが、設定以上に魅力的な事件(変な表現ですが)、ミステリー、謎解きで、一気に読ませるおもしろさがありました。 被害者の母親の再婚相手の母親が、電動ウォーカーに乗りながら話している場面で、セリフの中に、(スッスッ、ハッハッ)という記述がいちいち入っているのですが、このあたりはリズム感があって、ユーモラスです。 でも、事件の真相、被害者のことを思うと、読後感は、『悲しい』でした。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.11
(5pt)

やっと出たというだけあって。。。

やっと読めました。十分に満足できる作品です。
作者はかなり寡作なかたで、何年待たせることか。。。新本格ミステリー好きには、欠かせない作家さんです。
初めて読まれる方は、いろいろ細かい所でツッコミたくなります(人物描写など)が、
クイーンばりのロジックの展開は圧巻です。
前半でしくまれた伏線が、後半で見事に絡み合う。
(ミステリーなので当然ですが、かなりのパズラーです)
設定もクイーンそっくりですし、読んでみる価値ありです。
次も期待して待つのですが、次は何年先でしょうか?
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.10
(5pt)

やっと出たというだけあって。。。

やっと読めました。十分に満足できる作品です。
作者はかなり寡作なかたで、何年待たせることか。。。新本格ミステリー好きには、欠かせない作家さんです。
初めて読まれる方は、いろいろ細かい所でツッコミたくなります(人物描写など)が、
クイーンばりのロジックの展開は圧巻です。
前半でしくまれた伏線が、後半で見事に絡み合う。
(ミステリーなので当然ですが、かなりのパズラーです)
設定もクイーンそっくりですし、読んでみる価値ありです。
次も期待して待つのですが、次は何年先でしょうか?
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.9
(5pt)

パズルのパーツをひとつひとつ論理で組み上げていく

2004年9月30日発表。法月綸太郎シリーズの前作『ふたたび赤い悪夢』が1992年4月発表だから、なんと12年間もスパンがあったことになる。ご存知の通り2005年度『このミス』第一位、『週刊文春ミステリーベスト10』第二位と玄人筋には高い評価を得ている。
法月綸太郎の作品はいずれも組み上げられた複雑なパズルのパーツをひとつひとつ論理で組み上げていくタイプの作品だ。パズルのパーツは1つそして1つと読者に手渡され、そのたびに読者はそのパーツに秘められた論理の可能性を頭の中で拡散させて行く。ラストに達する頃には、渡されたパーツの拡散するようなイマジネーションの塊が読者の頭脳に出来上がる。そこが法月綸太郎シリーズの醍醐味だろう。
本作もその例に漏れず、パズル・パーツの可能性の積みあげが見事だ。ただ今一つと思わせるのはその構築されたパズル世界を表現する筆力が若干不足気味なのだと思う。ただそれでも充分なレベルの作品でミステリー好きを唸らせる仕掛けが随所に伏線として用意されている。
閑話休題。法月綸太郎の実力を多くのミステリー・ファンに知ってもらえるきっかけとなるだけでも、2005年度『このミス』第一位、『週刊文春ミステリーベスト10』第二位は意味のあることなのだろう。及第点だが。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.8
(5pt)

名探偵コナン

なぜか綸太郎のイメージが名探偵コナンなのです。中盤までは言い回しがしつこくてイマイチ好きになれなかったのですが「死」が具体的なカタチで表れてから一気にターボチャージしたみたいに面白みが加速昨夜、AM3時に読破しました。私のコナン=綸太郎さんで他にオススメがあればぜひ読みたいです。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741