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きみとぼくの壊れた世界



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きみとぼくの壊れた世界の評価: 3.75/5点 レビュー 60件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全60件 21~40 2/3ページ
No.40:
(5pt)

一気に読めました。

アニメ『化物語』も途中までしか見てないのですが、初めて西尾維新さんの本、読みました。
なんと私、10年以上も本を読んだことがなかったのに、そんな私に一気に読ませてくれました。
この本、相当、面白かったです。このシリーズ引き続き読もうと思います。
なにせ本を、読み慣れてないので、哲学的な表現とかあると、そしてそれが長いと『早く先に進めて!』と
思ったりした時もありましたが、それでも読めました。
登場人物も、彼らの人間関係も、精神的にきわめて『病んで』るとこがあるかな…とか思いましたが、
そんな危険な香りがまた惹かれる理由かも知れません。ま、人間なんて、みんな精神的に病んでますから。
私もきっと、その危険な香りがたまらなかったんです。真似したくてもできない人間関係が(笑)。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.39:
(1pt)

うだうだしている感がしつこい

黒猫の喋りが同じ事をしつこいぐらいに繰り返しているようで、読んでいてすごく疲れた。
西尾さんのほかの作品はどんどんページが進んでいくのにも関わらず、この作品はページをめくる指がとても重かったのがすごく印象的だった。
キャラにも別に驚くような個性があるわけでもなく、まぁ予想の範囲内。意外性が無い。
続編が気になるというような展開でもなく、また予想に容易い安易なストーリーの内容であったようにも思う。
兎に角疲れたというのが一番の感想。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.38:
(5pt)

久しぶりの戦慄、驚愕の結末。

ミステリのかたちをとっていますが、純文学、アンチミステリです。主人公とその妹、クラスメイトそして奇人病院坂黒猫。学園でおこる殺人事件はあまりに情報が少なく、また理屈で考えれば死因を確定すればわかってしまうものですが、高校生という立場ではそれを知ることもかないません.事実、事件そのものはきっかけにすぎず、それのよって主人公が自分の世界の中だけで生きようとあがいていたものが、外へ向かう。他人のために自分を殺すのではなく、自分のために他人とともに生きる終わりのない努力を選ぶという物語.その結末に、こんなのありかとまたまた驚かされました.ひさびさによみながらゾクゾクし、ラストに感嘆した完璧な作品です. 
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.37:
(2pt)

ミステリーとしてなら星2つ、ライトノベルとしてなら星3つ

レヴューのタイトル通りの感想です。
ライトノベルのつもりで読むのならおすすめ!
きみとぼくの壊れた世界Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界より
4062143313
No.36:
(4pt)

危うい均衡の世界

『ギャルゲーの小説版(プラス全部あり)』という感じでした。主人公と妹は、ほぼ恋愛状態。友人は、保健室登校児で人嫌いで巨乳。運動部系のクラスメイトから告白され、その彼女の幼馴染(男)と軽い友人関係。女性の登場人物全てが主人公に対してプラスの感情。そして、主人公も...とくれば、ギャルゲーのノベライズっぽく思えてもしょうがないかも。校内で起こった密室殺人事件、というのも一応ありますが、そのへんは味付けぐらいのものと言う感じです。そして、探偵役が推理を行っていくのですが、『推理』はあっても真相は明らかにならないままだし。
本格ミステリというよりも、作者西尾維新氏の世界を楽しむものとして読むべき作品です。いつ崩れるかわからないといった、壊れた人物達の織り成す壊れた世界。ちょっとしたことがきっかけで、暗い一面が浮かび上がったり、崩れたりそんな中の危うい均衡の世界を楽しんで見てください。
きみとぼくの壊れた世界Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界より
4062143313
No.35:
(3pt)

初期の異色作

『世界シリーズ』の1作目,03年11月刊行の作品です.
『本格ミステリ』と銘打たれ,確かに事件は起きるのですが,
それらは,あくまでも物語のためのきっかけに過ぎない印象で,
語られる謎解きやトリックにしても,目だつほどではありません.
実際のところ,事件の解決より,日常の物語に重きが置かれており,
歪んだ愛情や,理解しづらい人間関係,達観したかのようセリフなど,
特に最後は,ハッピエンドっぽくはあるものの,複雑な思いが残ります.
また,異常なまでの言葉の繰り返し,アクの強い長いセリフと,
最近の作品では少し抑え気味な,著者の『得意技』が何度もあり,
ミステリ小説とは,といったことを登場人物に語らせるところでは,
著者の考えが強く出ているようで,異色の1冊という印象を受けます.
ほかでは,イラストの挿入が変わっていて,章の冒頭にまとめて,
マンガのように,コマ割りされて描かれているのが印象に残ります.
大きなネタばれではありませんが,これから読む場面ばかりですので,
そのあたり,気になるのであれば,意識しておいたほうがよさそうです.
07年10月に刊行されたハードカバー(講談社BOXピース)版との違いは,
加筆修正,イラストの有無(あちらにはなし),あとがきとのことです.
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.34:
(3pt)

それなり

どんどん予想外の方向へ進む物語、特徴の在りすぎた登場人物、
作者の自虐とエクスキューズを聞いているかのような地の文は、
「世界に取り残されている」もしくは「世界から外れている」というのを読者に擬似的に体感させるには良かったかもしれない。
しかし地力が足りていない。主人公たちが口にする哲学のような言葉たちは、
いかにも高校生然としていてリアルではあるのかもしれないが、
「サイコ」という意味ではなく「子供臭い」痛々しさが目立ち、印象をとてつもなく軽くしている。
この辺り、西尾氏のどの作品にも言えることで、それが読者の年齢層を下げているのだろうが。
そこで語らせることに文字稼ぎ以外の意味はあるのか、といったものも少なくない。
推理部分は本題ではないのだろうからあまり語る意味も無いのだろうけれど、
ブルマの彼女があのような極端な行動に至った原因であるところの「謎」が、
「読者としての自分が当然の事として気付いていた事象」だったと分かった時、
これはあまりにも安易だと思ってしまった。
世間から離れているからという印象を強めるためと思わなくも無いが、それならばもう少し分かりにくい、
お得意の持って回ったような遠まわしな薀蓄を奏でられる仕掛けを用意して欲しかったところ。
異常を自覚して異常と化すといった終わり方は好きだった。
書かんとしたテーマは分かる。が、書ききれていない。凡作。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.33:
(5pt)

なかなかディープな作品

大筋として導入〜事件〜解決と、推理物の構成になってはいるものの、それは実はカモフラージュで、実際には主人公・櫃内様刻と各ヒロインとのインモラルな関係を綴った作品だったんじゃないでしょうか。この場合、猥褻な意味ではなく、不道徳なって方が合ってます。
主人公のモノローグで構成されていますが、様刻の性格が結構重く、それに輪をかけて病院坂の語りがわかりにくくて、読みにくいことこの上ありません(笑)
「推理小説」としてはあまり面白くありませんでした。でも、推理小説ではないと考えれば、結構面白かったんですよ。これは説明するのが非常に難しい。読んでいただくしかないかも。
ただ、上でもちょっと触れたように、インモラルな分部が結構ありますので、堅い人にはオススメできません。まあ、そういう人がはたして西尾維新作品を読むのか?という疑問はありますが。
事件としては一応の解決をみる訳ですが、それ以外の部分って実は何も解決の方向へは進んでないような。それらについてはおいおい様刻が解決していくということなんでしょう。
面白かったんですが、ちょっと不完全燃焼ぎみかも。
ま、あれ以降を語られても野暮ってもんなのかもしれないので、この作品はやっぱりここまで。なんでしょうね。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.32:
(4pt)

なかなか

話は、近親相姦寸前にブラコンの妹と売春疑惑がある保健室引きこもりの天才少女(主人公の友人)と主人公が織り成すミステリー物。
ミステリーなので学校で殺人事件があり、それに伴って上記の危ういながらも均衡を保ってきた関係が変化していく。
その変化の過程で最も焦点とされているのが個々の世界観の変化。ゆえにきみとぼくの壊れた世界。
個人的にはいい本だと思う。初期設定が極端にアンバランスなのに対して最後は至極普通な(あるいはまとまった)形で終えるので
『うん?』と思いもするが筆者は戯言シリーズからこのスタンスのようだ。
ミステリーというより殺人事件に伴う周囲の人間の心情、世界観の変化の叙情詩というテイストが強い。生粋のミステリー好きは
殺人事件の真相のほうは色々曖昧なまま終わる点が多いので不満が残るかもしれないが、こういうテイストのミステリーもアリなのでは?
読んでみて損はない作品だと思う
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.31:
(4pt)

青春時代の精神の不均衡

兄妹相姦寸前の高校生の主人公。保健室引きこもりの変人で売春の噂も立つ天才的頭脳の持ち主の女生徒病院坂(名前は横溝氏の作品から ?)。そして彼らを取り巻く友人達。彼らは綱渡りをする様な危うさで世界を築いている。
そんな中、学園内で密室殺人事件が起こる。誰が犯人であっても彼らの知人だ。彼らの閉じられた世界が崩壊しようとして行く...。事件そのものも良く考えられており、犯行手段の選択も意外性がある。兄は戯言使いの影が強く、妹のキャラは行き過ぎだと思うが、病院坂のキャラは魅力がある。しかし、物語を覆うのは読む方が行き詰る程の登場人物達の精神の危うさだ。ちょっと圧力を掛ければ壊れてしまうガラス細工のような。青春の一時期の精神の不均衡を学園内の密室殺人と言う別の極限状態を通して描く、青春ミステリの佳作。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.30:
(2pt)

主人公がムカつく

その一言に限る。他人を見下している人間や低レベルな人間は相手にしないとかエリートぶってんだけどバス停で女友達に抱きつかれたのを妹にモロに見られていたりしてアホ。正面にいるのに。西尾氏の著作を読むのをコレで二作目だがまわりくどさのレベルが上がっている。私的な意見で悪いがこの人は推敲とかあんまりしてないんじゃなかろうか?無駄な箇所削っていけば本が半分以下の厚さになると思う。まあ言葉遊びが氏の武器だろうからなくてはならないんだろうが
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.29:
(4pt)

イマイチ……。

西尾氏はどの作品においても、引き出し全開で突っ走ってますね。
『戯言シリーズ』から入り、どっぷり『戯言〜』にハマってしまった私には、
物語の基本的な枠組みが変わっていないような気がして、あまり楽しめませんでした。
ですが、そのようなコトは全く気にしない、もしくは歓迎であると思う人や、
初めて西尾維新を読む人にはオススメできる作品だと思います。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.28:
(4pt)

全開だねー

ひたすら突っ走っている感じ。
怒涛の如く紡がれる台詞も、熟語の繰り返しも、キャラの性格も名前も。
勢いに飲まれ、ただただ流される、それが心地よい。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.27:
(5pt)

戯言じゃないよ、壊れてる

世界を自分の知っている範囲、と定義したこの物語。
要するに同じ環境で育った妹と僕(主人公)の世界は多少の違いはあっても、同じ世界。
その世界は壊れているので、君と僕の壊れた世界。
本格ミステリと書いてはあるものの、殺人方法は最後まで分からずじまい。
日常的な物語で起こる非日常的な出来事。
人が殺されてもなかったかのように繰り返される毎日。
日常と非日常の違いはない。
君と僕の世界は壊れているから。
妹さんの壊れっぷりと、主人公の恐るべきとも言えるスーパープラス思考が必見です。
この作者の作品は他にもあるのですが、私はこれから読み始めました。
これが気に入った人には、戯言シリーズをお勧めします。
逆に戯言シリーズを気に入った方ならこの作品も気に入るでしょう。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
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No.26:
(4pt)

自分の日常、それが世界

世界を自分という定規で図ってみると、身の回りに世界でしか通用しない。世界とはそれほど狭くて、意外と広いのだ。
この話で、事件は日常に起きて、日常に終わる。結構、今の世の中、日常で起きても不思議はない。それほど世界が壊れているのかもしれない・・・
本当に、世は全てこともなしで、問題は少ししかない。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.25:
(4pt)

このくどいくらいの言い回しが好き

これは本当に好き嫌いの分かれる小説だなと思いました。
この作者、主人公や他の登場人物の情念やら思想やらにかなりページ割きます。一ページまるまる主人公の思考を綴っているのなんてザラです。
この作者独特の文章の癖を楽しめなければ、この作者の作品すべて楽しめないでしょうね。
かく言う僕はと言うと、ええ、普通に楽しめました。
一応ミステリと銘打ってるみたいですが、あんまりミステリっぽい感じはしませんね。この小説はキャラ同士の会話、あるいはクドイくらいに綴られる主人公の思考回路を楽しむべきでしょう。本格的なミステリを求めてこの作品を読んだならばきっとがっかりするのではないでしょうか?
とにかくこれで西尾維新と言う作家がどういう文章を書くのか部分的にではありますが、分かりました。結構好みっぽいので、戯言シリーズも読んでみようと思います。('-,_ω-`)プッ
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No.24:
(5pt)

青春かあ。

青春なんてくだらねーよ。と、生意気ながきの私は思っていたのですが、この小説は青春したくなりますね。何故でしょう。こんなにフツウじゃない青春なのに。妙に、身近に感じるんです。じっくり考えてみました。解りませんでした。それでも青春てそういうものなんだなあと生意気な私は納得します。だって、みんな一生懸命なんです。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.23:
(5pt)

西尾維新の中で

 ベスト3に入る。 脱本格、及びセカイ系作品のお手本として書かれた本。 ここでいうミステリは確かに謎が薄っぺらい。だけど、西尾ファンは別にそんなの求めていない。さらに、謎の薄さのせいで他の部分に力を注いでいる。 妹の壊れっぷりからすべて、おうけいなのだが、この物語の一番すごいところは物語の締め方だと思う。 これはハタから見ればアンハッピーそのもの。 そういう空気が出ている。だけど、登場人物はだーれも不幸になっていない。そんな微妙なエンドにびっくり。 さらに、警察が無能だとも言われている。だが、これはセカイ系なので、そもそも警察が介入する余地はまったくないので、無能で当たり前。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.22:
(2pt)

あー、警察なめてんのか。

戯言シリーズやりすかシリーズでは事件が公にならないので問題ないのですが、この作品では事件が公になり警察がしっかり捜査しています。トリックもちょっと読めば誰にでも分かるレベルのはずですし、この作品の警察はまったくの無用の長物でしかありません。その弱い謎解きを差し引いても、他の作品のようにキャラクターがイカレきってないのでいまいちです。それと分かりきったことを難解で回りくどく、長ったらしい台詞にして何ページにもわたって言わせるのは、読者を混乱させるだけだと思います。戯言シリーズやりすかシリーズは小説というよりも文章で構成されたコミックとしてそれなりに楽しめるのですが、この作品は人によっては不快になるかもしれません。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426
No.21:
(4pt)

推理小説・・・!?

「西尾 維新」の作品ではじめて読んだ物。話の展開的に事件の推理そのものは二の次といった感じで、事件が起こったことによっての人間関係の変化に重点を置いている感じなのかな?全体的に平坦な印象を受ける。・・・・・妹の壊れっぷりはちょっと驚き。
きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:きみとぼくの壊れた世界 (講談社ノベルス)より
4061823426

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