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きみとぼくの壊れた世界
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きみとぼくの壊れた世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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万人受けのストーリーではない。 ただ西尾維新ファンの自分は最高に面白いと思った。この本のレビューで、原点回帰と評しているものがあったが、自分もそのように感じた。戯言使いや阿良々木暦のような少し冷めた主人公が語り部を担っているからなのか、青色サヴァンや奇策士のような小さい女の子がそばにいるからなのか、登場人物の少なさのためなのか、軽快な会話劇のためなのか、特定の理由はわからないが、自分がこれまでに惹き込まれた西尾維新作品の良いところが詰め込まれていた。 物語の雰囲気のためか読みすすめる中で葵井巫女子をふと思い出した。このシリーズを読み終えたら、また戯言シリーズを読み直そうと思う。 | ||||
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思っていたミステリーとは少し違った気がしましたが、普通のミステリーとは違って意外な方向にいっているのが面白い | ||||
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ここのキャラクターがそれぞれに個性を持っているので、読んでいるうちに感情移入してしまう部分がありました。 結末自体はありきたりというかわかってしまったんですが、言葉遊びやキャラクターの人間性が面白かったです。 やっぱりちょっと、『壊れた世界』でしたね。 普通の世界ではこういった人間関係は生まれない?いや、こういう人間関係もあるのかな。 読んでいくうちにどんどん面白くなっていきます。 | ||||
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テンポが良くて読みやすい! 意外な展開あったり、ミステリーとしても、レトリックの勉強としても楽しめる一冊! 西尾維新で一番好きかも! | ||||
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内容はとてもおもしろいです。このシリーズは気に入ってます。イラストも雰囲気的に合っていると思います。 | ||||
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この本を読む前に、この作家さんのデビュー作の「クビキリサイクル」も読みました。(高齢者なので、買うときに表紙絵がすこし恥ずかしかったです。) 読んでみて、「意外にオーソドックスな推理作家さんなのだ」と感じました。(ただ、高齢者には登場人物の造形が、「自分の過去の物語体験」のなかに似たものを見出せず、イメージしづらい、という難点があります。たとえばヒロインの少女が、自分のことを「僕様ちゃん」と呼んだりします。) そこで、この「きみとぼく」も読みたくなったのですが、現行の新書版にはどうしても表紙に抵抗があり、結局古書のハードカバーを入手しました。 歌謡のようなリフレインが、文章のなかにときおり現れる文体の作家さんですが、この作品ではそこに装飾部分が盛り込まれ、句読点も減らされ、速いスピードで文章が流れていきます。そして小説の中では、「若者の衒学」がたっぷりと描かれています。 その二作だけで印象を決めるのは乱暴なのですが、この人の小説には、中心に常に「一人称の人物の懊悩」があって、それがミステリーとは別に、独立した流れになっているのじゃないか、と感じました。(その人物は冷静なので、はためには悩んでいるように見えないけれど。) ミステリーはミステリーで、別の流れで存在し、決着へ向かっていきます。(そして、この本で書かれる「ミステリそのもの」は、目新しくはないけれど、「押さえるべきところをきちんと押さえている」のじゃないか、という感じがしました。) 一人称の人物の「懊悩」は、この物語のなかの「現実のトラブル」と、もうひとつ、「人間が、特別な異性と心を結びつけたいと望む気持ち」とに、向かっている気がします。 相手の異性が自分に好意を持ってくれていることはさほど問題でなく、肉体の結びつきもあまり視野になく、それでも一人称の人物は、その特定の異性との「同化」を、心底にもとめています。 そしてこの作家さんは、その「同化の瞬間」を実際に持つことのない男女に、なんらかの形で見えない精神世界での同化を獲得させようとしていて、その触媒として「ミステリーの謎解き」がある、という小説を書いている人なのじゃないか、という気がしました。 この物語では、「一人称の人物」の思考は、論理にかたむきすぎる、少しゆがんだものとして感じられるのですが、その「一人称の人物」の、天秤の反対側にいる「病院坂黒猫」という少女探偵が、逆方向にバランスをとる役割を果たして、ゆがんだなかでの、ひとつの「悲喜劇」を完成させています。 私の買った古書の奥付は2007年初版、「2003年に刊行されたノベルスを底本に、加筆訂正を行ったものです」と書かれています。 (現行のノベルスは、中身はどちらになっているのでしょうか…?) | ||||
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アニメで面白いと思った原作者の作品を読んでみたいと思って買いました。 全体的に1つの会話文がとても長いのが印象的でした。 キャラクターも個性的でしたし、推理要素も面白かったです。 これ1冊で話は完結していますので、ライトな推理小説や学園モノを求めている人におすすめします。 | ||||
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西尾維新 世界シリーズの一作目『君と僕の壊れた世界』西尾ファン待望のハードカバーですね。文庫は既に持っていたのですがカバーのカッコ良さに押されて買いました。西尾コンプリートを目指すなら買う一択です。ただ値段が高いので話し自体を楽しみたければ文庫で十分だと思います。 | ||||
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ここ最近、妹成分が足りないところだったので この作品で補充する事ができました。 ミステリーとしてもなかなか面白かったので これから秋の夜長でオススメかと。 伏線を張り巡らして、焦らして回収といった感じで これどうなるのかな?といった想像力を掻き立てる 文章力はさすがですね。 | ||||
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主人公の高校男子学生(?)が日常で起きた殺人事件を黒猫さんと呼ばれる 保健室がよいの少女と解決していくストーリー。 主人公を取り巻くバックグラウンドが非常に練り込まれていて次回作を期待 せずにはいられない作品。 作者が推理モノというコンセプトを戯れ言シリーズからこちらに移したとい う話も納得できる。 主人公と妹との背徳感あふれるやり取りは読んでいて、ぞくぞくする。 本作はミステリーとしてもお奨めだし、青春モノとしてもお奨め。 ただ続刊以降でせっかく仕上げた本作の背景がほとんど生かしきれていない 事が残念でならない。 | ||||
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初めて読んだ西尾維新の本です最初の数ページは妹とのやりとり、改行のない長文章、まわりくどい文章表現に正直ひきましたしかし、ある瞬間からその西尾維新独特の言い回しを楽しむ自分に気がつきましたはまりますよ、この本ミステリー、スキーラノベ、スキーってかたにはピッタシだと思いますさらに、主人公がバカスペシャルにポジティブシンキングまさに人生のお手本?になります(笑)そして主人公と黒猫との掛け合いがたまりません妹は最後まで引いたけど | ||||
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アニメ『化物語』も途中までしか見てないのですが、初めて西尾維新さんの本、読みました。 なんと私、10年以上も本を読んだことがなかったのに、そんな私に一気に読ませてくれました。 この本、相当、面白かったです。このシリーズ引き続き読もうと思います。 なにせ本を、読み慣れてないので、哲学的な表現とかあると、そしてそれが長いと『早く先に進めて!』と 思ったりした時もありましたが、それでも読めました。 登場人物も、彼らの人間関係も、精神的にきわめて『病んで』るとこがあるかな…とか思いましたが、 そんな危険な香りがまた惹かれる理由かも知れません。ま、人間なんて、みんな精神的に病んでますから。 私もきっと、その危険な香りがたまらなかったんです。真似したくてもできない人間関係が(笑)。 | ||||
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ミステリのかたちをとっていますが、純文学、アンチミステリです。主人公とその妹、クラスメイトそして奇人病院坂黒猫。学園でおこる殺人事件はあまりに情報が少なく、また理屈で考えれば死因を確定すればわかってしまうものですが、高校生という立場ではそれを知ることもかないません.事実、事件そのものはきっかけにすぎず、それのよって主人公が自分の世界の中だけで生きようとあがいていたものが、外へ向かう。他人のために自分を殺すのではなく、自分のために他人とともに生きる終わりのない努力を選ぶという物語.その結末に、こんなのありかとまたまた驚かされました.ひさびさによみながらゾクゾクし、ラストに感嘆した完璧な作品です. | ||||
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『ギャルゲーの小説版(プラス全部あり)』という感じでした。主人公と妹は、ほぼ恋愛状態。友人は、保健室登校児で人嫌いで巨乳。運動部系のクラスメイトから告白され、その彼女の幼馴染(男)と軽い友人関係。女性の登場人物全てが主人公に対してプラスの感情。そして、主人公も...とくれば、ギャルゲーのノベライズっぽく思えてもしょうがないかも。校内で起こった密室殺人事件、というのも一応ありますが、そのへんは味付けぐらいのものと言う感じです。そして、探偵役が推理を行っていくのですが、『推理』はあっても真相は明らかにならないままだし。 本格ミステリというよりも、作者西尾維新氏の世界を楽しむものとして読むべき作品です。いつ崩れるかわからないといった、壊れた人物達の織り成す壊れた世界。ちょっとしたことがきっかけで、暗い一面が浮かび上がったり、崩れたりそんな中の危うい均衡の世界を楽しんで見てください。 | ||||
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大筋として導入〜事件〜解決と、推理物の構成になってはいるものの、それは実はカモフラージュで、実際には主人公・櫃内様刻と各ヒロインとのインモラルな関係を綴った作品だったんじゃないでしょうか。この場合、猥褻な意味ではなく、不道徳なって方が合ってます。 主人公のモノローグで構成されていますが、様刻の性格が結構重く、それに輪をかけて病院坂の語りがわかりにくくて、読みにくいことこの上ありません(笑) 「推理小説」としてはあまり面白くありませんでした。でも、推理小説ではないと考えれば、結構面白かったんですよ。これは説明するのが非常に難しい。読んでいただくしかないかも。 ただ、上でもちょっと触れたように、インモラルな分部が結構ありますので、堅い人にはオススメできません。まあ、そういう人がはたして西尾維新作品を読むのか?という疑問はありますが。 事件としては一応の解決をみる訳ですが、それ以外の部分って実は何も解決の方向へは進んでないような。それらについてはおいおい様刻が解決していくということなんでしょう。 面白かったんですが、ちょっと不完全燃焼ぎみかも。 ま、あれ以降を語られても野暮ってもんなのかもしれないので、この作品はやっぱりここまで。なんでしょうね。 | ||||
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話は、近親相姦寸前にブラコンの妹と売春疑惑がある保健室引きこもりの天才少女(主人公の友人)と主人公が織り成すミステリー物。 ミステリーなので学校で殺人事件があり、それに伴って上記の危ういながらも均衡を保ってきた関係が変化していく。 その変化の過程で最も焦点とされているのが個々の世界観の変化。ゆえにきみとぼくの壊れた世界。 個人的にはいい本だと思う。初期設定が極端にアンバランスなのに対して最後は至極普通な(あるいはまとまった)形で終えるので 『うん?』と思いもするが筆者は戯言シリーズからこのスタンスのようだ。 ミステリーというより殺人事件に伴う周囲の人間の心情、世界観の変化の叙情詩というテイストが強い。生粋のミステリー好きは 殺人事件の真相のほうは色々曖昧なまま終わる点が多いので不満が残るかもしれないが、こういうテイストのミステリーもアリなのでは? 読んでみて損はない作品だと思う | ||||
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兄妹相姦寸前の高校生の主人公。保健室引きこもりの変人で売春の噂も立つ天才的頭脳の持ち主の女生徒病院坂(名前は横溝氏の作品から ?)。そして彼らを取り巻く友人達。彼らは綱渡りをする様な危うさで世界を築いている。 そんな中、学園内で密室殺人事件が起こる。誰が犯人であっても彼らの知人だ。彼らの閉じられた世界が崩壊しようとして行く...。事件そのものも良く考えられており、犯行手段の選択も意外性がある。兄は戯言使いの影が強く、妹のキャラは行き過ぎだと思うが、病院坂のキャラは魅力がある。しかし、物語を覆うのは読む方が行き詰る程の登場人物達の精神の危うさだ。ちょっと圧力を掛ければ壊れてしまうガラス細工のような。青春の一時期の精神の不均衡を学園内の密室殺人と言う別の極限状態を通して描く、青春ミステリの佳作。 | ||||
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西尾氏はどの作品においても、引き出し全開で突っ走ってますね。 『戯言シリーズ』から入り、どっぷり『戯言〜』にハマってしまった私には、 物語の基本的な枠組みが変わっていないような気がして、あまり楽しめませんでした。 ですが、そのようなコトは全く気にしない、もしくは歓迎であると思う人や、 初めて西尾維新を読む人にはオススメできる作品だと思います。 | ||||
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ひたすら突っ走っている感じ。 怒涛の如く紡がれる台詞も、熟語の繰り返しも、キャラの性格も名前も。 勢いに飲まれ、ただただ流される、それが心地よい。 | ||||
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世界を自分の知っている範囲、と定義したこの物語。 要するに同じ環境で育った妹と僕(主人公)の世界は多少の違いはあっても、同じ世界。 その世界は壊れているので、君と僕の壊れた世界。 本格ミステリと書いてはあるものの、殺人方法は最後まで分からずじまい。 日常的な物語で起こる非日常的な出来事。 人が殺されてもなかったかのように繰り返される毎日。 日常と非日常の違いはない。 君と僕の世界は壊れているから。 妹さんの壊れっぷりと、主人公の恐るべきとも言えるスーパープラス思考が必見です。 この作者の作品は他にもあるのですが、私はこれから読み始めました。 これが気に入った人には、戯言シリーズをお勧めします。 逆に戯言シリーズを気に入った方ならこの作品も気に入るでしょう。 | ||||
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