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DOOMSDAY -審判の夜-



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【この小説が収録されている参考書籍】
DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)

DOOMSDAY -審判の夜-の評価: 3.60/5点 レビュー 10件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.60pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

ありきたりの結末が残念である

津村巧さん『DOOMSDAY-審判の夜-』は、2001年 第22回メフィスト賞受賞作だ。

人口7千人の町、米国北西部フラートン郡フラートン町。ここに突然あらわれた、六本木の手を持つ二体の異星人が、住民たちの殺戮を開始する。米軍の攻撃をものともしない高さ約1,600メートル、直径約24キロのバリアに閉ざされ、住民たちは逃げ惑い、あるいは反撃を試みるが犠牲者は増えるばかり。全米中が見守る中、異星人によって人も建物も破壊の限りを尽くされる ・・・

異星人の襲来は、フラートン郡に移送されてきた元囚人 コウイチ=ハヤシを巡って、住民たちの反対運動が勃発している最中の出来事だ。このゴタゴタを通して、本作品に数多くの登場する人物の性格が明らかになっていく。

俗物っぷり甚だしい人々が右往左往するのだが、どうにも本筋と上手くリンクしていないようだ。次々にたおれていくものたちには、感情移入ができない分、悲惨さも感じなければ、破滅的な可笑しさも伝わらない。登場したまんま、なんのひねりもなく殺されていくだけなのだ。少しばかりのドラマはあるものの、想定の範囲内に収まってしまっている。

そもそも、異星人が何をしているのかというのが、想像がつくのである。そう、あの映画のまんまなのだ。ここは、あっと驚かせて欲しかったのだが、あまりにもストレートすぎて、がっかりを通り越し苦笑いが出てしまった。

著者の米軍兵器に関する知識は相当のものだと思うし、文章もすっきりしていて読みやすい。しかし、そこそこの頁数を費やして、ありきたりの結末にしてしまったのがとても残念である。最初から、パロディーだぞという潔さがあったほうが、良かったかもしれないな。
DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)より
4061821997
No.3:
(3pt)

ロボット型エイリアン襲来!

 508ページ。ノベルスとしては分厚い部類の長編作品だがサクサク読める。映画のカット・バック的な手法の文章構成なので、短い場面場面の積み重ねで物語が流れていく。だから非常にテンポが早い。でも時間軸で言うと、パニック状態の町を描く本筋は夜から翌日朝方まで半日にも満たないのだが。
 スピルバーグ監督の映画「宇宙戦争」でのスリリングな映像体験を、この作品でも読書として体験することができる。小さな田舎町で突然起動したロボット型エイリアンが人々を情け容赦無く殺戮していく描写が「宇宙戦争」でのシーンと全く酷似しているからだ。まあ、映画の方はH・G・ウェルズの古典だし、この作品もエイリアンからの攻撃を受ける街が舞台という同じテーマだから同じような描写になるのは至極当然なのだけれど。
 作者は銃器やミリタリー関係にかなり詳しく、バトル・シーンを懇切丁寧に描写しリアルな迫力を持たせている。今どき侵略物SFかと思いきや、最後のはずしたオチでやはり作者は大真面目で侵略SF物なんか書いてはいなかったことが判る。
 どことなくトボけた作風が面白い。
DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)より
4061821997
No.2:
(3pt)

殺して、殺して、殺しまくります!

分厚い本だが一気に読めた。
エンタメとして楽しめたと思う。
ただ、ラストのオチがあまりにも…星新一的というのか…
DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)より
4061821997
No.1:
(3pt)

パニック小説

ある夜、アメリカの片田舎に、宇宙人がやってきて、殺戮を始める。元特殊部隊の主人公や偶然一緒にいた人たち、警察官は、反撃を始めるが、全く歯がたたない。アメリカ軍も出動してくるが・・・。宇宙人の目的は、そして主人公は、人々は、逃げ切れるのか?主人公の視点で話が進むというより、いろいろな人~おもに片田舎で逃げる・反撃する人々~視点でパニックを描いた、小説でした。どうすれば、この事態から、逃げ切れるのだろうか??引き込まれて、最後まで一気に読みました。また、軍いろいろな兵器や、主人公の冷静さ、戦闘能力が読みどころでしょうか。
DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:DOOMSDAY―審判の夜 (講談社ノベルス)より
4061821997

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