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偶人館の殺人
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偶人館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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館もののようなタイトルですが、実際は“からくり”をテーマにした推理小説と認識するのが適当ではないでしょうか。なにしろ当の館に探偵役たちが行くのが250ページにもなってから、という館ものはそうそうありません。 ことわざ辞典で日本語を覚えたというハーフのデザイナー・矢的が探偵役で、彼にデザインの仕事を依頼しに来た佐和子がワトソン役。新進企業の社長が脅迫され、毒殺未遂事件が起き、ついには死者が…という筋書き。犯人はもちろん、動機も被害者もなかなか絞れないというのが面白いところです。 伝奇小説ではそれほど気になりませんでしたが、「○○ってわけじゃ(ない)」と最後の「ない」などを省略する独特の会話文が、ミステリではちょっと気になりました。日常会話では割込みなど普通に起きているのでリアルではあるのですが、小説でそれをされるとやはり抵抗を感じてしまいます。 泡坂妻夫の『乱れからくり』と読み比べるのも一興です。 | ||||
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館もののようなタイトルですが、実際は“からくり”をテーマにした推理小説と認識するのが適当ではないでしょうか。なにしろ当の館に探偵役たちが行くのが250ページにもなってから、という館ものはそうそうありません。ことわざ辞典で日本語を覚えたというハーフのデザイナー・矢的が探偵役で、彼にデザインの仕事を依頼しに来た佐和子がワトソン役。新進企業の社長が脅迫され、毒殺未遂事件が起き、ついには死者が…という筋書き。犯人はもちろん、動機も被害者もなかなか絞れないというのが面白いところです。伝奇小説ではそれほど気になりませんでしたが、「○○ってわけじゃ(ない)」と最後の「ない」などを省略する独特の会話文が、ミステリではちょっと気になりました。日常会話では割込みなど普通に起きているのでリアルではあるのですが、小説でそれをされるとやはり抵抗を感じてしまいます。泡坂妻夫の『乱れからくり』と読み比べるのも一興です。 | ||||
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