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QED 東照宮の怨
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QED 東照宮の怨 の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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このシリーズが好きでほとんど読んでいます。 推理小説ですが、どちらかと言えば推理よりも蘊蓄を楽しむものだと思っています。 私は歴史が好きで、こういう蘊蓄話が好きなのでとても好きなシリーズですが、推理小説を楽しみたい人にはいまいちかもしれないです。けっこう強引なので… | ||||
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取り巻く背景はかなり濃いですが、真相部分に関しては 非常にあっさりとしている感じでしょう。 ただし三十六歌仙にまつわる秘密に関してのくだりは なるほどな、と思いました。 そこにはとてつもない深い「恨み」があるということ。 一応、起きてしまう連続殺人に関わるものにも 恨みというのがあるのです。 そう、恨みを抱くような事柄を 関係人物は犯してしまっているのですから。 謎に関してはあっさりとしているので 肩透かしかも。。。 | ||||
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三十六歌仙を描いた絵巻に関わる殺人事件なので シリーズ第一作の百人一首の事件が思い出されますが、 歌同士の繋がりも軽く示すだけ、歌の内容は事件には絡まない、 メインは東照宮,将軍家と天皇家の確執,龍脈などなどで、 蘊蓄は楽しめましたが、謎解きとの連関は相変わらず強引でした。 犯人が殺人に至る動機も相変わらず狂気染みています。 事件は話の筋を導くネタの意味でしかなく、 歴史の蘊蓄を楽しむ作品と割り切った方がいいでしょう。 三十六歌仙絵巻については興味を持ちました。 | ||||
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この作者の作品は4冊ほど読んだが、薀蓄話が強引過ぎて、流れもワンパターン化している。この作者の作品は今後読むことはない。 | ||||
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六歌仙と百人一首のときにはほんとに斬新で面白いなぁーって感心していたんですが、 この作品では「天海が出ている」という一点だけが目新しくて、 あとはなんかどっかで聞いたような話ばかりで;; タタルにしてもナナちゃんにしても、いっつも同じカクテルしか飲まないのも妙に不可思議です。 薬草系だし、シャルトリューズとか飲まないのかなぁ、とかすごい気になる。 | ||||
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バランスの悪さが気持ち悪い。章の挿み方とか会話中の地と引用部分とかキャラクタの掛け合いとか謎解きの比重とか。バーの描写よりもっと書き込むところがあるのでは。なぜ、ミステリーというか小説の体裁をとる必要があるのか。ルポルタージュならいいけれど…まあ、最後の方1Pだけ読んでよかったと思えたのが救いです。 | ||||
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三十六歌仙図にまつわる謎から、東照宮の建立、家康の深謀、朝廷との確執、天海僧正の大結界・・・と壮大なパノラマが広がるのは今回も同じで、冒頭から奈々とともに東照宮の各所をめぐりながらの、探偵役タタルによる蘊蓄が楽しめます。それだけでも面白いです。 三十六歌仙図は何種類かあるそうで、そのひとつ佐竹本という稀覯図をあまりに高額ゆえに、三十六に切り分けて愛好家がそれぞれ手に入れていました。そのうち何枚かが盗まれ、二件ではその持ち主が異様な形で惨殺される、というのが今回の事件です。 三十六歌仙の選択をめぐる謎ときは、シリーズの第一『百人一首』第二『六歌仙』のときと同じで迫力があります。しかもその背景が、今度は江戸幕府が朝廷に対して仕掛ける挑戦、後水尾天皇をめぐるなまなましい政変などが、御一新の白虎隊のあたりまでのロング・スパンでもって掘り下げられます。 ただ今回は、それが連続殺人事件にジャストミートしていない憾みがあり、動機がすこし腑に落ちずに終わりました。 とはいえ、このシリーズの醍醐味は、読者の思い込みをくつがえす深遠な歴史の背景と暗黒部分を、犯罪の謎解きの背後に透かし見ることなので、そういう意味ではやはりずっしりとした満足感がありました。たとえば、あれだけたくさんの動物彫刻がある東照宮で、馬は一頭だけ・・・忘れられないエピソードが幾つか心に食いこみます。 | ||||
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人気シリーズと言う事もあり、気になっていたので発売当時購入。 最近になって、そう言えばと思い出し読んでみました。 一言で言うと、ミステリ要素のある歴史薀蓄(?)本。 ミステリ好きで、特に新本格が好きな私には、少し味気ない。 私的には、QED 東照宮の怨 ミステリ 2:8 歴史薀蓄 と言った所。 因みに、京極作品平均 ミステリ 4:6 薀蓄 ミステリ要素を増やすと京極作品みたいに厚くなっちゃうので、仕方がないかもしれませんが、歴史よりミステリ目的で購入したので、少し残念。 薀蓄も京極好きなら楽しめるかというと、歴史に余り興味がないせいか、それ程楽しめず…。(「かごめかごめ」の歌の所は、面白かったです。) 歴史の好きな方は、楽しめるんじゃないでしょうか。 | ||||
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QEDシリーズはとても楽しいのだが、この回は蘊蓄に流れすぎて、ストーリー部分にほとんど感情移入できませんでした。 東照宮の深秘については、いつもどおり「なるほど!」と唸らせてくれるのですが…。 祟ると奈々ちゃんの関係はいつになったら進展するのやら。 | ||||
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●う〜ん、なんとも食えない人がいるもんです。忠誠を尽くしていると見せかけつつそれに乗っかってねえ、いやあ凄い頭の構造です。巧緻さといい胆力といい。逆になぜ大名にならなかったのかが不思議。●当時としてはコスモポリタンの部類に入る彼がなぜ生地に固執したのかちょっと奇異でした。理由が知りたい。●将軍家と皇室の暗闘は「花と火の帝」で知っていたのであまり衝撃は受けませんでしたが初めて知る人は衝撃的でしょう。それから春日の局が比較的悪役チックに扱われていますが私はこちらの解釈に与します。●中盤の膠着状態がどうも歯痒かったです。他の巻ですとこの間にタタルさんの講釈があって飽きないんですが今回は真ん中の密度がごっそり抜け落ちてます。休みすぎ。とにかくこの本の厚みのほとんどは中だるみの所産です。●ちょっと思ったんですが現代の事件と歴史は完全分離したほうがいいんじゃないでしょうか。変に関与させるので本当に変な雰囲気になってます、犯人との対峙の場面が。タタルが両面で活躍するのに異議ありません。ですから事件解決のついでにその土地にちなんだ薀蓄も語るということでいいんじゃないでしょうか。●しかし犯人にもう少し語って欲しいものです。釈明なり心境なり。 | ||||
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今までも言われていましたが…死体が必要なのかと今回ばかりは感じてしまいました。この作品に関しては「殺人事件」がなくても「蘊蓄」にはならないかと。東照宮自体の事情が現代における殺人を薄くしてしまうのがつらいところ。だって東照宮ですよ。真意を隠すために誤解をばらまくのはときの為政者だけの常套手段ではありませんでした。当時両者にあったであろう緊張関係を感じます。 | ||||
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六歌仙の暗号以来、高田崇史の作品には圧倒されっぱなしです。この作家の作品ははっきりいってIQの高い、中学や高校で基礎教育をきちんと修めた人が心底、楽しめるものと断言します。活字といったら漫画しか読まない、本も読まずにゲームばかりしているような最近の大多数の若者には到底、読みこなせない内容だと思います。いままで習ってきた常識を覆すような歴史的考察は興味津々で、伊沢元彦の「逆説の日本史」シリーズに通じるものがあります。そしてその歴史的考察をもとにミステリーを発展させるストリーテリングも素晴らしい。アーサーヘイリーに肩を並べるものです。このような作品をどんどん執筆できる著者の想像を絶する知識量、うんちく量に完全に脱帽です。 | ||||
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QEDシリーズ第4弾の文庫版。今回は東照宮を巡る謎と建設会社の社長の殺人事件が絡みます。東照宮を作った江戸の怪人・天海僧正が仕掛けた「呪」とは?相変わらず桑原崇(タタルさん)の様々な史料に基づいた軽快かつ面白い持論が展開されています。読んだ後に東照宮に行って見たいと思わせる筆力は流石です。QEDシリーズを通して言える事ですが、全体的に歴史的なウンチクが多いので(そこが面白いのですが)、それが肌に合わない人にはきついかも。京極夏彦が好きな人はある程度楽しめると思います。あと、このシリーズに出てくる犯人(及びその周辺)の抱く世界観は本当に特殊だと感じられると思うんですが…。これは「探偵あるところに事件あり」みたいな約束事として目をつぶってください(苦笑) | ||||
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QEDシリーズ第4弾。リゾート会社社長の八重垣が、自宅で惨殺される。ダイイングメッセージ「かこめ」の意味するものとは?ひょんなことから事件の解決にかかわることになる奈々とタタルさんだった。 今回は東照宮と家康にまつわる歴史秘話が明らかにされていく。どうも、今回歴史談義とミステリとを絡める部分で違和感があると言うか…真相は確かに意外なのだが、説明されればああそうか、と思うが心情的に納得がいかない感じだ。 あと、或る人が嘘を関知すると××××する、というコミカルな設定が世界観と相容れない気がするのだが…。 東照宮のウンチクは楽しいです。自分も昔、小学校の修学旅行で行ったけれど、彫刻カラフルだな~くらいで何も見てなかったことが、この本によって判明致しました。 「モアイが眼鏡をかけたような」風貌の外嶋さんは万年脇役ですが、タタルさんに勝るとも劣らぬ味のある人物なので、彼の活躍するミステリも読んでみたいです。 | ||||
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この本を読んだら、とっても東照宮に行きたくなりました。修学旅行では素通りしていたところをこの本片手にもう一度見直したくなります。 | ||||
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