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あぽやん



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【この小説が収録されている参考書籍】
あぽやん
あぽやん (文春文庫)

あぽやんの評価: 4.11/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全37件 21~37 2/2ページ
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No.17:
(5pt)

続編期待しています!

とても臨場感がありリアリティでありながら、はかない恋のせつなさもあり、あぽやんの疑似体験の世界に思わず入り込んであっという間に読み終えてしまいました。
他の皆さんのようにもっと掘り下げた続編を期待しています。
基本的には1章完結型の短編型で、気軽に読めて気軽に深入りしてしまう、そんな印象の1冊です。個人的にお薦めします。もりあがり続編を期待したいと思います。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.16:
(4pt)

女性の仕事観

日系航空グループの旅行会社に勤める主人公が、30手前で男性社員には人気のない(出世を期待できない)成田空港へ異動となる。

航空業界の華やかさだけではない、本当の世界を垣間見れた気がして面白かったです。

私(女です)から見ると、国際空港で働くことは憧れで、
「会社として利益を生むことのない部署」で働くことが苦痛だ、
と思う遠藤のような人、または成田配属になって茶化す本社勤務の人達がいるというのは驚きでした。
またカウンターで働く女性スタッフ達に対しても、遠藤は「正社員ではない、薄給、大手航空の制服を着ているプライドだけで働いている」と語り、また彼女達の仕事ぶりもテキパキと冷たい印象さえ持つような文で、そこが妙にリアリティーがあるなと感じました。

カウンター業務の女性達をはじめ、バブル世代の今泉班長、団塊の世代の住田所長など、
就職氷河期世代の遠藤が初めは冷ややかに彼らを見ていきます。

次第に彼らも、一番にお客様のことを考えていること、
そのための努力を惜しまないことを知り、この仕事も悪くないと感じるようになります。
遠藤も、いかにお客様を安全でそして笑顔で送り出すか、考え奮闘している姿に好感が持てました。

あとひとつ、私が妙に納得できたのが、遠藤の恋人?古賀恵が、女の仕事について…
「英語を使って国際空港で働いている自分」がカッコいいと思うから、ここにいるという部分はある。
同じ仕事を田舎の町役場でやれと言われても絶対にやらない。

と語ります。確かに女性って、給料や仕事内容以外にそういった自分を物語に置く癖、性質があるよなぁ〜と感じました。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.15:
(4pt)

女性の仕事観

日系航空グループの旅行会社に勤める主人公が、30手前で男性社員には人気のない(出世を期待できない)成田空港へ異動となる。
航空業界の華やかさだけではない、本当の世界を垣間見れた気がして面白かったです。
私(女です)から見ると、国際空港で働くことは憧れで、
「会社として利益を生むことのない部署」で働くことが苦痛だ、
と思う遠藤のような人、または成田配属になって茶化す本社勤務の人達がいるというのは驚きでした。
またカウンターで働く女性スタッフ達に対しても、遠藤は「正社員ではない、薄給、大手航空の制服を着ているプライドだけで働いている」と語り、また彼女達の仕事ぶりもテキパキと冷たい印象さえ持つような文で、そこが妙にリアリティーがあるなと感じました。
カウンター業務の女性達をはじめ、バブル世代の今泉班長、団塊の世代の住田所長など、
就職氷河期世代の遠藤が初めは冷ややかに彼らを見ていきます。
次第に彼らも、一番にお客様のことを考えていること、
そのための努力を惜しまないことを知り、この仕事も悪くないと感じるようになります。
遠藤も、いかにお客様を安全でそして笑顔で送り出すか、考え奮闘している姿に好感が持てました。
あとひとつ、私が妙に納得できたのが、遠藤の恋人?古賀恵が、女の仕事について…
「英語を使って国際空港で働いている自分」がカッコいいと思うから、ここにいるという部分はある。
同じ仕事を田舎の町役場でやれと言われても絶対にやらない。
と語ります。確かに女性って、給料や仕事内容以外にそういった自分を物語に置く癖、性質があるよなぁ〜と感じました。
あぽやんAmazon書評・レビュー:あぽやんより
4163269304
No.14:
(4pt)

空港勤務のお仕事

出世コースではない空港勤務、通称あぽやんと呼ばれる勤務地に異動となり、すっかりやる気をなくしていた男が、同じあぽやんの上司、空港勤務の女性スタッフ、そして大事なお客様と触れ合いながら成長していく心温まる物語だった。旅行会社の中の数ある仕事の中でも空港勤務の仕事にしぼって描かれていたので、とても読みやすかった。
遠藤がお客様のトラブル対応に追われる様子もおもしろかったが、女性が多い職場なので恋愛話が特に気になった。個人的には古賀ちゃんとのデートの様子をもう少し詳細に描いてほしかったし、古賀ちゃんとの恋愛の結末はあっさりい過ぎていてちょっと物足りなかった。
ただ、実は森尾ちゃんも遠藤のことが気になっているのではと思わせるような場面も何度かあったので、もし続編があるのならそちらに期待したい。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.13:
(4pt)

空港勤務のお仕事

出世コースではない空港勤務、通称あぽやんと呼ばれる勤務地に異動となり、すっかりやる気をなくしていた男が、同じあぽやんの上司、空港勤務の女性スタッフ、そして大事なお客様と触れ合いながら成長していく心温まる物語だった。旅行会社の中の数ある仕事の中でも空港勤務の仕事にしぼって描かれていたので、とても読みやすかった。
遠藤がお客様のトラブル対応に追われる様子もおもしろかったが、女性が多い職場なので恋愛話が特に気になった。個人的には古賀ちゃんとのデートの様子をもう少し詳細に描いてほしかったし、古賀ちゃんとの恋愛の結末はあっさりい過ぎていてちょっと物足りなかった。
ただ、実は森尾ちゃんも遠藤のことが気になっているのではと思わせるような場面も何度かあったので、もし続編があるのならそちらに期待したい。
あぽやんAmazon書評・レビュー:あぽやんより
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No.12:
(4pt)

いま風

適度に育ちのいい子が身の丈にあったところに就職して,自分の身にふりかかってくることを,素で受け止めて,自分の中でかみ砕いて,ふりわけていくしなやかさも持ち合わせつつ,社会的にも対していく,その爽やかさに好感がもてる読後感.力ありの作家.今後に注目と期待
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.11:
(4pt)

いま風

適度に育ちのいい子が身の丈にあったところに就職して,自分の身にふりかかってくることを,素で受け止めて,自分の中でかみ砕いて,ふりわけていくしなやかさも持ち合わせつつ,社会的にも対していく,その爽やかさに好感がもてる読後感.力ありの作家.今後に注目と期待
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No.10:
(5pt)

お客様第一!現場サラリーマン青春説

30歳直前でAPO=空港に「飛ばされた?」旅行代理店社員の奮闘と成長を、ほろ苦く、さらっと描く。
「お客様を笑顔で送り出す」のが、空港勤務あぽやんの役目。
パスポートを忘れた家族、や○ざの客のクレーム、
様々なトラブルを搭乗前に解決しなければならない。
成田空港といえば、花形の職場と思いきやそれは女性の話し。
男性にとっては他の職場で今一の人達のたまり場だそうで。
主人公のほろ苦い職場恋愛、
連続するNO-REC(予約記録無し)トラブルをミステリー仕立てで、
緊張感のある業務を演出する
“僕”の一人称語り口や、さらっと感のあるストーリ展開が読みやすいし、TVドラマにぴったり、
一昔前ならドラマ「ホテル」系かな。 「ドラマ化決定!」ってならないかなぁ。
表紙の絵がドラマを物語ってます。
あぽやんAmazon書評・レビュー:あぽやんより
4163269304
No.9:
(5pt)

お客様第一!現場サラリーマン青春説

30歳直前でAPO=空港に「飛ばされた?」旅行代理店社員の奮闘と成長を、ほろ苦く、さらっと描く。

「お客様を笑顔で送り出す」のが、空港勤務あぽやんの役目。

パスポートを忘れた家族、や○ざの客のクレーム、
様々なトラブルを搭乗前に解決しなければならない。

成田空港といえば、花形の職場と思いきやそれは女性の話し。
男性にとっては他の職場で今一の人達のたまり場だそうで。

主人公のほろ苦い職場恋愛、
連続するNO-REC(予約記録無し)トラブルをミステリー仕立てで、
緊張感のある業務を演出する

“僕”の一人称語り口や、さらっと感のあるストーリ展開が読みやすいし、TVドラマにぴったり、
一昔前ならドラマ「ホテル」系かな。 「ドラマ化決定!」ってならないかなぁ。

表紙の絵がドラマを物語ってます。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.8:
(5pt)

少々狙い過ぎではあるが嫌な感じはしない

ミステリー作家としての地位は確たるものがある新野さんが
いかにも直木賞を狙ったのではないかという気がするが
読後感の非常にいい作品である。
このところ特に芥川賞作品やその候補作に多いのであるが
どうしようもない自分のだらだらとした出口のない日常を描かれるより
何か少しでも前向きな希望みたいなものが見える作品が今必要だと思っている
そういう意味でこの小説のように一見すると駄目な社員に見えるものが
ちゃんとお客さんに対してその責任を真っ当して
少なくとも何かを些細なことであっても成し遂げようとして努力して
例え大したことでなくとも結実するということがなんと清々しいことか
直木賞は獲れなかったけれど、この作品は良い作品だ。
時代性も反映しているし、何か希望や救いがある。
次はミステリーで直木賞候補になって欲しい。
あぽやんAmazon書評・レビュー:あぽやんより
4163269304
No.7:
(5pt)

少々狙い過ぎではあるが嫌な感じはしない

ミステリー作家としての地位は確たるものがある新野さんが
いかにも直木賞を狙ったのではないかという気がするが
読後感の非常にいい作品である。

このところ特に芥川賞作品やその候補作に多いのであるが
どうしようもない自分のだらだらとした出口のない日常を描かれるより
何か少しでも前向きな希望みたいなものが見える作品が今必要だと思っている

そういう意味でこの小説のように一見すると駄目な社員に見えるものが
ちゃんとお客さんに対してその責任を真っ当して
少なくとも何かを些細なことであっても成し遂げようとして努力して
例え大したことでなくとも結実するということがなんと清々しいことか

直木賞は獲れなかったけれど、この作品は良い作品だ。
時代性も反映しているし、何か希望や救いがある。

次はミステリーで直木賞候補になって欲しい。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.6:
(4pt)

社会科見学

読書の楽しみの一つに、他の職業を疑似体験できることがあると思います。
空港搭乗口勤務が閑職だとは思っても見ませんでしたが、その苦労は本を通じて感じる事が出来ました。どんな仕事においても、閑職扱いされている職場はありますが、いざ、その職場に配属された後、主人公のようにバイタリティーを持って仕事に取り組める自信は、私にはありません。ストーリーよりも、主人公のおかれた立場に、仕事の本来の目的を考えさせられました。
あぽやんAmazon書評・レビュー:あぽやんより
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No.5:
(4pt)

社会科見学

読書の楽しみの一つに、他の職業を疑似体験できることがあると思います。
空港搭乗口勤務が閑職だとは思っても見ませんでしたが、その苦労は本を通じて感じる事が出来ました。どんな仕事においても、閑職扱いされている職場はありますが、いざ、その職場に配属された後、主人公のようにバイタリティーを持って仕事に取り組める自信は、私にはありません。ストーリーよりも、主人公のおかれた立場に、仕事の本来の目的を考えさせられました。
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No.4:
(5pt)

Yuko☆かどち☆George

「最後の砦」である空港でスーパーバイザーなる仕事をしている遠藤慶太は、その仕事に興味が持てない。何故なら、ノルマ達成など数字目標とはかけ離れた「閑職」である空港業務に異動したからだ。それまでは、企画課など中心部署にいたのだから内心の焦りもある。6年越しにつきあった彼女に振られながら、女性の方が圧倒的に占める割合が高い中で、仕事のできない?!上司や、人間的に問題がありそう?!な同僚に囲まれながら、お客様を送り出す。シフト制なので、朝4時半過ぎの起床もある。彼は、仕事を続けられるのか。。。

書き方に嫌みがない。著者の体験に基づかれているからなのか、臨場感があふれている。何故、サラリーマンが仕事帰りに仲間と飲みにいくのか納得できる。それにしても、遠藤慶太は、チームに気が利く部下達が居て良かったと思う。特に「NO−REC」事件が起こったときや、「ねずみ」が現れたときの「森尾」ちゃんの指摘は鋭い。「古賀」ちゃんなど特定の女性に対する意識が高いのですが、1年を通して、「あぽやん・遠藤」氏の空港勤務の女性達に対する見方の変化も知りたかった。

私心ですが。。。「森尾」ちゃんは、遠藤氏のこと、好きだったのではないかしら。。。皆さんはどう思われましたでしょうか。
あぽやん (文春文庫)Amazon書評・レビュー:あぽやん (文春文庫)より
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No.3:
(5pt)

Yuko☆かどち☆George

「最後の砦」である空港でスーパーバイザーなる仕事をしている遠藤慶太は、その仕事に興味が持てない。何故なら、ノルマ達成など数字目標とはかけ離れた「閑職」である空港業務に異動したからだ。それまでは、企画課など中心部署にいたのだから内心の焦りもある。6年越しにつきあった彼女に振られながら、女性の方が圧倒的に占める割合が高い中で、仕事のできない?!上司や、人間的に問題がありそう?!な同僚に囲まれながら、お客様を送り出す。シフト制なので、朝4時半過ぎの起床もある。彼は、仕事を続けられるのか。。。
書き方に嫌みがない。著者の体験に基づかれているからなのか、臨場感があふれている。何故、サラリーマンが仕事帰りに仲間と飲みにいくのか納得できる。それにしても、遠藤慶太は、チームに気が利く部下達が居て良かったと思う。特に「NO−REC」事件が起こったときや、「ねずみ」が現れたときの「森尾」ちゃんの指摘は鋭い。「古賀」ちゃんなど特定の女性に対する意識が高いのですが、1年を通して、「あぽやん・遠藤」氏の空港勤務の女性達に対する見方の変化も知りたかった。
私心ですが。。。「森尾」ちゃんは、遠藤氏のこと、好きだったのではないかしら。。。皆さんはどう思われましたでしょうか。
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No.2:
(5pt)

空港内のある仕事の話

旅行会社所属の空港内常駐のお仕事、本職の仕事ではない為に左遷の扱いだがそれが以外や以外の仕事内容は充実したものだった、って話。実体験を充分に活かした書きかたでなんとなく空港の中には色んな仕事があるだろうな、と思っていましたがそのひとつを垣間見れてよかった。トラブルの内容により彼らのお世話にならないこともありますが、チケットのダブルブッキングや、犯罪じみた強制的な出入国の対応など、様々なエピソードが収録されています。今度から空港では彼らを探してしまうかも。
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No.1:
(5pt)

空港内のある仕事の話

旅行会社所属の空港内常駐のお仕事、本職の仕事ではない為に左遷の扱いだがそれが以外や以外の仕事内容は充実したものだった、って話。実体験を充分に活かした書きかたでなんとなく空港の中には色んな仕事があるだろうな、と思っていましたがそのひとつを垣間見れてよかった。トラブルの内容により彼らのお世話にならないこともありますが、チケットのダブルブッキングや、犯罪じみた強制的な出入国の対応など、様々なエピソードが収録されています。今度から空港では彼らを探してしまうかも。
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