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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 101~120 6/6ページ
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複数の登場人物が、外部からの出入り不可能な場所に隔離され、その中で殺人事件が起きる。ひとり、またひとりと殺されてゆく。いわゆる「クローズド・サークル」もののミステリとして、これは面白かった。 面白かったその一として、話がかなり予想外の方向へと展開していったこと。スリリングなRPG(ロール・プレイング・ゲーム)にも似て、話が分岐点にさしかかった時、ひょいひょいと、全くノーマークだった方向に進んでいくんですね。著者が繰り出す次の一手が、途中から全然読めなかった。で、その予測不能なところがいけてるなと。 面白かったその二は、連続殺人ゲームのルール設定、場の設定など、その趣向が気が利いていたところ。舞台となる【暗鬼館(あんきかん)】に配置された部屋の役割。登場人物に与えられた各人各様の武器と、そこに付されたメモ書き。殺人ゲームの主催者が用意したいくつかの【ルールブック】。こうした大道具、小道具が、今しも話の盤上で、『そして誰もいなくなった』的連続殺人劇の雰囲気を出していて、わくわくさせられましたね。 面白かったその三は、語り手の結城理久彦(ゆうき りくひこ)はじめ、登場人物のキャラがいい意味でカリカチュアライズされていて、イメージが描きやすかったこと。殊に、お嬢様な諏訪名祥子(すわな しょうこ)のキャラが、キラキラと光っていたなあ。「こんなヤツ、絶対いないだろ」と思いつつ、こうした「クローズド・サークル」ものミステリではいて欲しいアイドル・キャラ。ミスリードの危険さえはらむ彼女の魅力に、一票。 ディクスン・カーやエラリー・クイーンなど、海外の本格ミステリ好きのすれっからしのファンに、「気晴らしにひとつ、こんなんどうですか」とおすすめしたい一冊。ミステリ大好きな私、初めてこの作家の作品を読んだのですが、面白かったです。 | ||||
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作中にも出てきますが所謂「クローズドサークル」、或いは「嵐の山荘もの」というのは、ミステリ読みにとって普遍的に魅力的、と同時に矢張り古典的は古典的な訳で、 要はどうプレゼンテーションするか、という。 青春小説のホロ苦さ、とか人間関係のドラマ、とかは(多分)意図的に抑制され、ミステリのロジックを描く事に徹底して淫してみた作品、といえるでしょうか。米澤さんが。 ハード(外枠)は凝った古典、ソフト(プロット)はこれでもかというか、なんならクイーンばりの論理展開がミステリ好きを待ってます。 解決部分とかでは、実は相当ややこしい描写(証明)してくれてるんじゃないかと思いますが、極めてスムーズに理解できる文章力は流石なんじゃないでしょうか。 良品。 | ||||
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あらすじなどは 他の方が書いているので省略します。とにかく設定にグッときて キャラに引っ張られて 計算されたミスリードにより鮮やかに騙されて 清々しい読後感を得られたので 買ってよかったと思いました。登場人物12人。大体20歳前後で美形が多いのも 私的にポイント高かったです。展開の割に陰鬱さが少ないのは 主人公のノンキな思考と 表紙の彼女の存在の賜物でしょう。 | ||||
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時給11万2000円 あなたはこのとんでもない時給をみてどう思うだろう? 何かの間違いと思うだろうか。それともこれは怪しいぞ、と疑うだろうか。 暗鬼館という地下の施設で7日間を過ごせば、時給11万2000円×7日分を支払うと約束され、 この高額なアルバイトに応募してきた12人。 暗鬼館に足を踏み入れるや否や、入口は固く閉ざされ7日の間外に出ることは許されないと告げられる。 暗鬼館は地下にあるため窓はいっさいなく、照明も極限にしぼってあり、 そのような外界と一切隔てられ、光に乏しい状況の中で生活を強いられる。 しかし、そこには「人を殺せばボーナスとして報酬が2倍になる」などというルールが存在した。 さらに参加者各々には武器が与えられていた。一人は鉄の棒、一人は毒物といったように… 誰もが疑心暗鬼に陥り互いを牽制する中で、三日目の朝、遂に一人目の犠牲者が出た。 犯人がいつ襲ってくるとも分からない状況を作り、恐怖の演出が上手い。 主人公が自分の部屋の扉がわずかに開いていたことに動揺するところが印象的。 まるでホラー映画を観ているかのような、気持ちのいい緊張を味わうことができた。 それぞれに役割があり、キャラクタも立っている。 ライトノベル出身からだからか一人リアリティのない人間がいたが、それはご愛嬌か。 しかしミステリとして十分に読み応えのある作品である。 この状況下で動じない人間なぞいないのに、一部の人間はその描写が薄かった気もする。 だが、ここ最近、もっとも楽しませてくれた本であることは間違いない。 (装丁と内容が一致していないからあまり手に取られないのかも。オススメですよ!) | ||||
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米澤作品は好きでほとんど読んでいます。今回も期待してました。これから何が起きるんだろうと、期待が膨らむ書き出しでした。途中で、これはアガサのアノ作品みたい?と思って、でも読み進むていくと、予想とは違う展開になり、そうきたか、と思いました。まさか結城が…。そこからがまた予想外で、よかったです。しかも、結城のアノ言葉で、かなり救われた気がしました。それと、ラストの手紙はまるで次もあるかのような内容。シリーズ化されるのでしょうか? | ||||
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本作の登場人物たちは「人文科学的な実験」と称する、 殺し合いを前提としたゲームに参加させられることになります。 いわば、昨今流行のデスゲーム小説的装いが施されているわけですが、著者の 真の狙いは、そうした状況下で、文字通りの「実験」をすることにあったといえます。 すなわち、 ミステリの「お約束」が通じない人間が多数派を占める ミステリ的状況下で、いかにロジックによる解明を成立させるか という試みです。 デスゲーム小説では、極限状況に置かれた人間の 異常な心理と行動を描くことに眼目が置かれます。 言い換えれば、読者を驚かせた者勝ち、ということです。 鬼面、人を威すキャラや展開がまず求められ、 回りくどいロジックなどは二の次にされます。 また、本作ではミステリ的な道具立てがふんだんに用意されていながら、 その意味を読み取れる者が少ないため、十分には活かされ切れていません。 そして「空気の読めないミステリ読み」であるゲームの黒幕によって、 「解決」には、多数決という非論理的な手段が設定されています。 ミステリのお約束が成り立たない状況 しかし、著者はこうしたアウェー的状況下において、ジャンル読者と 一般読者双方が納得できる論理的解明を見事に成し遂げています。 「実験」は成功だったのではないでしょうか。 ▼付記 本作における「黒幕」は、ミステリのガジェットを 雰囲気作りのためだけに流用する作家の隠喩、 と見るのは、少しうがち過ぎでしょうか。 | ||||
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実はこの作家の作品を読むのは3作目になるのですが、 前回読んだシリーズものの2作品の感想は「いまひとつ何かが物足りない感じ」でした。 それ以降は読まずにいたのですが、「このミステリーがすごい」の中にこの作品が出てきて、 その中の簡単なストーリー紹介に惹かれて読んでみることにしました。 もともと「館」的な話が好きだったこともあり「設定だけの話でなければ」と願いつつ読み始めましたが、 設定・人物・展開・描写ともにしっかりしていて、期待を裏切られることなく、最後まで楽しめました。 最近のミステリーにしては読みごたえがあり、それなりに読む時間もかかりましたが、一気に読んでしまいました。 久しぶりに、読み終えた時に気持ちのよい作品でした。 | ||||
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設定が少々強引だが、限定された条件で推理する楽しさを味わえる。心理実験めいた殺人ゲームだから、論理と謎解きが本作品のキモとなる。 中程まで読んで、はじめの、いわくありげな「モニターは…」の記述に戻った。これは誰のことだろう。こっちは誰だろう、と。すると、あーっとあてはまる人物もいるし、よくわからない人物もいる。ただ、登場人物の数と合わない。?とここで考えると、先がいっそう楽しくなります。 | ||||
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この本をわざわざ捜して読むきっかけとなったのは、偶然書店で見つけた1枚の安いチラシ。 家庭用印刷用紙のような質の悪いその紙は6つ折りか8つ折になっていて、広げると、片面には作者へのインタビューが。もう片面には、短いストーリーが書いてありました。 そのストーリーが面白く、本からの抜粋だと思った僕はいくつかの書店をめぐってこの本を手にしたのですが・・・ なんと、あのチラシに書いてあったのは、この小説に登場する「ある施設」の完成前の会話で、そこで喋っていたあの女性と「ボス」は小説には微塵も存在が無い。しかし、そこでのやり取りは小説本編に影を落としていました。これは、あのチラシを読んだ人にしかわからない優越感。 逆に言えば、あんな『誰が読むとも知れない粗悪なチラシ』のために、普段ミステリーを読まない人間を惹きつけるだけの短いストーリーを書く作者の力量はたいしたものだと思います。 そのすごさが、あの隙の無い小説を書いて知らしめるのだなとこれも感心。 これは、読んで損のない作品です。 | ||||
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高額な時給に惹かれて地下の閉鎖空間に集められた12人。クリスティを想定させる12人の人形。 一人、また一人と減っていく中で疑心暗鬼にとらわれる登場人物・・・ 他の方のレヴューにも書かれている通り、最近のクローズドサークルミステリーの中では間違いなく傑作です。 過去のミステリーのオマージュともとれる様々な凶器やキャラクター造形もよく出来ていますが、 非論理的な世界(見回りするガード、各種ボーナスとなるルール設定など)で適用される極めて論理的な結末が見事です。 物語という虚構の世界でのみ通用する論理性という視点では山口雅也「生ける屍の死」を思い出しました。 とにかく物語の全てが伏線、最後の解決まで緻密かつ繊細に書かれている1冊です。 | ||||
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「インシテミル」ってたぶん「中に入ってみなよ」と軽く誘っている感じだと思うけどその誘いに軽い気持ちで入ってしまった哀れな12人の話。 行動心理学のバイトという内容不明なのにも関わらず時給の良さで参加した12人は外界と遮断された建物で7日間過ごすことになる。 しかし主催者は人を殺せば金額が2倍になるなど訳の分からないことを言い出す! そこでは各々に個室が与えられるがなんと部屋にはそれぞれ12種類の凶器が備わっていたのだ! もうここまでの設定でこれは面白い本だと思いました。 凶器一つ一つに実名のミステリ小説を暗示するメモが添付されているのも作者のこだわりを感じられる。 この12種類の凶器がバラエティあふれるモノで有利なもの不利なものも当然あるからみんな他人の凶器が気になる。 普通ミステリではトリックなどが目玉であって凶器はストーリーを盛り上げる付加要素に過ぎませんでしたが このようにここまで凶器をクローズアップしたミステリ小説は初めてだったので新鮮で面白かったです。 ただ最後の結末はこれまでの怒濤の展開だったため、思ったより救いのあるものだったので少々肩すかしな感じでした。 だけど気持ちのいいゾクゾク感が味わえるこの『インシテミル』は一読の価値は十分にあります。オススメ! | ||||
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時給112千円、7日後のモニター満了時1800万円という驚異のバイト額!!暗鬼館と呼ばれるクローズドサークル、“人文科学的実験”との名のもとに更に繰り広げられる青天井の報奨金を巡っての殺人ゲームと犯人捜し、といかにも怪しげで、それ故に極めて魅力的なシチュエーション。12体のインディアン人形、十戒、メモランダム、凶器、実験を始めるにあたっての“各ルール”といったケレン味溢れる小道具、クリスティ、クイーン、ヴァンダインから小栗虫太郎まで古今東西の作家たちが引用される一方で、綾辻行人ら新本格派の旗手たちを多分に意識したタッチ、米澤穂信の「インシテミル」“THE INCITE MILL”は、ミステリーファンなら思わずニヤリとしてしまうこと請負の傑作だ。ページをめくる手が止まらない終盤までのワクワクする展開に対して、クライマックスの真相がいまいちパンチと意外性に欠けるよう思えるのが残念だが、ミステリーの醍醐味に遊び心を盛り込んだ逸品でおおいに楽しめる。重要なのは筋道立ったロジックから導き出された“真実”ではなくて、その場に居合わせた者たちの“ムード”であるとの逆説がシニカルで絶妙。 今年も各ミステリー賞のベスト10が話題になる時期になったが、全く毛色は異なるものの、吉田修一の「悪人」と共に必ずや上位に挙がること確実な1冊、読んでソンはないと思う。 | ||||
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時給1120百円、つまり11万2000円という嘘のような時給に引き寄せられた12人の男女。 彼らはこれだけの時給を手に入れられる代わりに、地下にある建物「暗鬼館」で、 一週間の滞在期間中、行動を観察される。睡眠時間中も時給は支払われるので、 一週間が過ぎれば、「11万2000円×24時間×7日」分の給料が手に入る。 これだけならば普通に美味しい話で済むのだが、各部屋には武器があり、 また「殺人を犯せば報酬が2倍」といったいくつかのルールの存在により、 彼らは非日常的な世界への移動を余儀なくされ、「暗鬼館」が怪しい空間に変わっていく。 表紙だけ見て、軽い小説なのだろうと判断し、パラパラと読み始めたところ、 いい意味で期待を裏切られ、見事に作品に入り込んでしまった。 文章も読みやすいし、小説の舞台となる「暗鬼館」の設定も惹きつけられる。 「推理モノ」が好きな人は勿論、そうでない人でも楽しめる作品。 | ||||
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ワクワクしながら読みました。 古典作品が悪趣味なモチーフとして出てくるのも微笑ましい。 | ||||
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推理小説ではよくある、クローズドサークルでの連続殺人物です。 ライトノベル出身である米澤さんの作品のうち、最も本格ミステリ色が濃い作品だと思いました。 ボリュームもたっぷりあり、スリルと推理も楽しめたので買って良かったです。 400字詰め原稿用紙1000枚で1600円(+税)とのことで、ハードカバーにしてはリーズナブルでした。 将来文庫落ちするときも上下巻に分かれそうな長さですから、そこまで値段は落ちないのではないかと思います。 今年のこのミステリーはすごい!では間違いなくベスト5に入る出来だと思います。 とても面白かったのでお勧めです。 | ||||
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法外なバイト料に釣られた12人の男女が七日間、 ミステリー的なコードとガジェットによって成り立つ〈暗鬼館〉という閉鎖空間で、 自らの命を賭けた“実験”に参加させられる物語。 読んでいると、舞台装置から登場人物の担う役割まで、 実に緻密に設定された〈館もの〉のアトラクションに入ったような感覚になります。 ただ、「ゲーム」的であるといっても、「犯人」を見破れたらそれで終了、といった単純なものではありません。 ある「役割」を果たすことでバイト料に莫大な上乗せができたり、意図的に「真実」を曲げ、捏造することも可能となっています。 とにかく〈館〉のルールが絶対であり、それに従って行動しなければならないので非常にスリリングです。 また、作中にはメタ・ミステリの要素も組み込まれていますが、 本作自体は、あくまで〈館もの〉の枠のなかにあり、逸脱も破綻もなく、きちんと幕が引かれています。 このあたり、筆者がエンターテインメント作家として誠実かつ一流である所以でしょう。 私は読んでいる間、結構細かいミスリードに引っかかったのですが、 こちらの予想の斜め上で物語が展開していくのが、逆に心地よかったです。 ともあれ、少しでもミステリーに興味のある方は、 とりあえず本作に「INして」、人工的なミステリーの様式美に「淫して」みるのも一興かと思います。 ▼追記 英語タイトルは「THE INCITE MILL」。 「INCITE」は「(人)を刺激する、(人)を扇動して…させる」の意。 「MILL」には「製粉場」「工場」など、多くの意味があるのですが「面倒な手順」「なぐり合い」といった意味もあります。 よって、意訳すると「厄介事の扇動」といったところでしょうか?……納得です。 | ||||
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おどろおどろしている推理小説が好きな私には、少しラノベかなとは思いましたが、いやあ、面白い。なんというか、ロジックというか、今のミステリーといった感じがとても強いお話でした。いやあいいよ、これ。 | ||||
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私の中では久々のヒットです。 特にクローズドサークル物の中では最近の傑作といえると思います。 色々、お薦めに際してのポイントがあるのですが、 ネタばれになりかねないので差し控えます。というくらい、張り巡らされています。 秀逸な新本格を求めている方是非読んでみてくださいとしか。。。 | ||||
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冒頭の、怪しげなアルバイトに関する記述からまず引き込まれます。 そして、ミステリ好きなら垂涎ものの条件下で繰り広げられる連続殺人劇からは、一時も目を離す事ができませんでした。 また、ライトノベル畑出身の著者らしく、キャラも立っていて、登場人物の多いミステリにありがちな「あれ、今死んだこいつ誰だっけ?」といった事態に陥る事も少なかったです。 文句なしに面白い、おすすめの一冊です。 | ||||
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時給1120百円=11万2千円という、求人広告。怪しいがお金が欲しい等、それぞれ思惑をもった12人が集まった。仕事の内容は、12人の「暗鬼館」での7日間を、一日中観察されるという仕事。館の中には、鍵のかからない12の客室・娯楽室等の他に、監獄・霊安室といった部屋があり。12の客室には、それぞれ1つずつ、殺傷能力を備えた凶器が置かれている。館の観察者は、何をさせたいのか?そう、皆が思っているところに、館の主からの放送がはいる。まさに、クローズドサークルの本格推理小説です。私が読んだここ数年間で発売されたクローズドサークルものの中では、最高の作品だと思います。綾辻行人の館シリーズが好きな方には、 間違いなくおすすめの作品。本当におすすめできますので是非皆さんも、読んでみてください。 | ||||
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