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(短編小説)
A MASKED BALL
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A MASKED BALLの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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乙一先生の作品の中で私が一番好きなものが、集英社文庫版の天帝妖狐です。 ですがこちらは、文庫とは何もかもが違います。 主人公の苗字や、コックリさんとして降臨したサナエとの契約で人の体を失うたびに異形のバケモノへと変わっていく等の設定は変わっていませんが、文庫と比べるとこちらは表現もソフトで緊迫感も無く、読後のやりきれなさも少ないですから、こちらの方が読みやすく大衆受けしやすいかもしれません。 杏子がどんくさい子になっていて驚きますが、これはこれでアリかも……と思えてくるのが不思議です。 軽快な感じで文庫とはかなり雰囲気も違いますが、個人的にはサナエの恐ろしさや、読後の何とも言えない後味の悪いせつなさが盛り込まれている文庫版の方が好きです。 途中に出てくるイラストは、何だかつまづいてしまって集中力が遮断される。 どもりまくる挙動不審な杏子が画中ではやけにおとなびて見えるのも何だか…。 まったく別の作品として読むと良いでしょう。 | ||||
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乙一を読み始めてまだ数ヶ月の乙一初心者ですが・・・ これは面白いとか読後感とかではあまりおすすめできないかも。 ただ、やはり力作だな〜と思います。 2作はかなり違った味わいです。 1作目は不思議な感覚と奇妙な怖さがあります。 2作目は伝奇的な作品かな。 全然違う味の作品だけど、才能があるな〜とうらやましくなります。 | ||||
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トイレのタバコさんは読んでて面白かったです。 あえてなのかどうなのか知らないけど、便所の落書きを通して意思疎通しあう登場人物が魅力的でした。 天帝妖狐は読んでて悲しいような切ないような気持ちにさせられました。 一昔前の日本のイメージが頭の中に浮かびました。 どちらも読後感悪くないし、面白いんですけど、やっぱり僕は乙一氏にはミステリ的なオチを期待してしまいますね。トイレのタバコさんは一応、オチらしきものはあったけど、別に驚きはしなかったです。犯人が違う人だったらもっとこの作品に対する評価が上がっていたかもしれない。 というわけでオチの弱さを踏まえた上で☆三つとさせていただきます。('-,_ω-`)プッ | ||||
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2つの中篇からなる作品で、どちらもとても乙一らしい作品です。「A MASKED BALL」は、トイレの落書きを、匿名の伝言版と見立てたアイデアが秀逸です。WEB上のBBSほど無機質でないですし、文通感覚で面白いですね。あれだけ頻繁に出入りしながら、なぜ誰とも顔を合わせないのかという素朴な疑問はありますが、主人公以外ひょっとしたら実在の人物ではないのかも、と思わせる怖さがあるのでマルです。「天帝妖狐」は、早苗が夜木と契約を交わした後、登場しない点が個人的には残念でした。果たして夜木に救いはあるのか、非常に気になるところです。実は意外とベーシックな話ですが、乙一らしい味付けでうまくまとまっていました。 | ||||
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「A MASKED BALL」は、学校のトイレの落書きから徐々に膨らんで、主人公を包み込んでいく恐怖感が秀逸。犯人が誰かと推理する楽しみも味わえます。ただ、終わりが妙にスッキリしていると言うか、アッサリしていると言うか・・・。物足りない感じがありました。表題作の「天帝妖狐」。体中に包帯を巻きつけ素顔を隠す、不可思議な雰囲気を持つ謎の青年・夜木と心優しい少女・杏子の出会いと別れ。夜木のけして幸福ではなかったこれまでと、杏子と出会ってからの何気ない日常の様子が、どれほど彼にとって幸福な時間であったかが、悲しいほどに伝わってきます。二人の最後の別れの場面などは、その光景が頭に浮かんできさえして思わず、うっとりとしてしまいます。ただ一つ、題名とのつながりがちょっと弱いかなと。もう少し『狐』を匂わせるような場面が欲しかったかなと。全体の印象としては、キレイです。ちょっとひねりのあるストーリーは、思わず唸らせられます。なるほど、これなら「期待の大型新人」と評されるのも納得がいきます。もう少し、他の作品を読んでみたくなりました。 | ||||
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GOTHがすごくよかったので買いましたがこの本はいまいちたのしめませんでした。たんなる趣味の問題かもしれません。でも飽きさせずに最後まで読ます力はさすがだと思いました。また別の本も読んでみます。 | ||||
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