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死の泉



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【この小説が収録されている参考書籍】
死の泉 (ハヤカワ・ミステリワールド)
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)

死の泉の評価: 3.95/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

まあ人それぞれの趣味ですね 

ナチスドイツの時代とその戦後を舞台にしたもので、日本人は全然出てこない小説。北欧神話とかアーサー王伝説とか、人体実験とか散りばめてゴシック小説風ミステリーにしている。しかしナチスとかドイツ好きでない私には、入り込めなかった。確かによく調べていて、米国のナチスに対する姿勢など、歴史の裏側を書いたようなところだけが面白く、登場人物の誰が誰であるかというようなことは、この小説の核心なのだが、それがだんだん、どうでも良くなってくる。推理小説で、あんまり登場人物が多すぎると興醒めしてしまうのに似ていて、どうせ誰かと誰かが入れ替わっていたりするんだろう、と途中で思ってしまうから、だんだんつまらなくなって、最後の「どんでん返し」とやらも、別に面白くはない。まあ中学生くらいなら、これでも十分面白いか。
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:死の泉 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306621
No.1:
(2pt)

アイデア倒れ

ギュンター・フォン・フュルステンベルグのDer Spiralig Burgruineを
野上晶が訳したという構成のナチスドイツもの。
耽美と聞いていたが、美少年同士の801はない。
タニス・リーにも栗本薫にも江森備にも劣る。
悪役がナチの科学者だが、
人体実験もおとなしい。
ヒロインが途中で発狂して、
物語の途中にヒロインが見ている狂気の世界が、
唐突に挿入されるのもうっとおしい。
リフレインの手法も手抜きに感じる。
メタフィクションとして大ドンデン返しもあるが、
ミステリとしては伏線の張り方がヘタで、
ああ、そうだったんですか。
という感じでサプライズはない。
ドイツファン以外にはお勧め出来ない。
わざと翻訳調の硬い文章で書いたのだろうが、
文章も巧いとは思えない。
耽美小説として萌える要素は少ない。
ドイツの文化の教養小説として、
ドイツ人になりきって書こうとしたが、
面白い小説としては失敗作だよな。
日本人がドイツ人になって小説書くというアイデアはいいが、
アイデア倒れでしたな。
死の泉 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:死の泉 (ハヤカワ文庫JA)より
4150306621

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