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巫女の棲む家



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【この小説が収録されている参考書籍】
巫女の棲む家 (1983年) (C novels)
巫女の棲む家 (中公文庫)

巫女の棲む家の評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

文章が美しい。

この小説の70%は、作者の皆川博子さん曰く実話である。事実、実際にも起こり得る内容であるし、登場人物それぞれの心の動き、信条は、かなりリアルである。それにも関わらず、私にはこの70%が現実にあったことだと考えると不思議でしょうがない。それは、戦後という私が体験していない時代背景のせいなのであろうか。敗戦により、人々が信じていた正しいはずの戦争は、突如間違っていた過去になってしまった。自分の意識を信じていた黎子も、霊の声を聞く役割を担う。それすらだんだん自信を失っていく。それぞれの人の、まっすぐな信念、微妙な気持ちの移り変わり、たくらみ、過去がよく書けていて、面白い。また、少しずつ活気を取り戻しつつも痛みを残しつつある舞台の空気が、幻想的で、美しくさえ感じてしまう。素敵な小説だった。
巫女の棲む家 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:巫女の棲む家 (中公文庫)より
4122012422
No.1:
(5pt)

文章が美しい。

この小説の70%は、作者の皆川博子さん曰く実話である。
事実、実際にも起こり得る内容であるし、登場人物それぞれの心の動き、信条は、かなりリアルである。
それにも関わらず、私にはこの70%が現実にあったことだと考えると不思議でしょうがない。それは、戦後という私が体験していない時代背景のせいなのであろうか。
敗戦により、人々が信じていた正しいはずの戦争は、突如間違っていた過去になってしまった。自分の意識を信じていた黎子も、霊の声を聞く役割を担う。それすらだんだん自信を失っていく。
それぞれの人の、まっすぐな信念、微妙な気持ちの移り変わり、たくらみ、過去がよく書けていて、面白い。また、少しずつ活気を取り戻しつつも痛みを残しつつある舞台の空気が、幻想的で、美しくさえ感じてしまう。
素敵な小説だった。
巫女の棲む家 (1983年) (C novels)Amazon書評・レビュー:巫女の棲む家 (1983年) (C novels)より
B000J7FUTU

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