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百年の時効



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【この小説が収録されている参考書籍】
百年の時効

百年の時効の評価: 4.44/5点 レビュー 62件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全51件 21~40 2/3ページ
No.31:
(5pt)

事件解決を諦めなかった刑事たちの執念と情熱が詰まった重厚なミステリ小説

昭和に発生した事件を、平成、令和と引き継ぎながら真相究明を諦めなかった執念の捜査記録だった。

昭和49年の佃島一家四人殺傷事件の捜査を進めていくうちに、昭和25年に発生した函館の強盗殺人事件の関係者が出てくる。

捜査を進めていく中で、佃島事件の参考人が横須賀市元児童養護施設経営者親子殺人事件、横須賀市土建業男性殺人事件にも関与している可能性が浮上。

さらに事件に関わっている疑いがあるヤクザの最高顧問が殺害された東京品川コンテナ埠頭殺人事件も発生する。

複雑に絡み合った事件をどう紐解いていくのか、非常に読み応えがあった。

公判中は時効が停止する、という刑事訴訟法第二百五十四条の法律に加えて、公判中に被疑者が病に倒れて公判が停止されたため、事件後50年が経過しても時効が成立しておらず、時代を超えて捜査が継続されていくという展開。

事実関係を実直に確認して積み上げ、記録し、新たに発生した事実を調査する。

その繰り返しを行いながら、湯浅、鎌田、草加、藤森と4人の刑事のバトンがつながっていく。

昭和の時点では分からなかったことでも、科学捜査が発達していく中で鑑識の技術が事件の解決を後押しする。

捜査の合間には、地下鉄サリン事件や警察庁長官狙撃事件など、重大な事件が発生して、たびたび未解決事件の捜査が中断されてしまう。

それでも、事件解決を諦めなかった刑事たちの執念と情熱が詰まった重厚なミステリ小説だった。
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No.30:
(4pt)

さすが100年のタイトルどおり長編

長編でくたびれたので星一つ減!(笑)時代が章毎に変わったりしてついて行けない時も。
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No.29:
(5pt)

梱包

世代をまたがった大河サスペンス。面白い。しかしやはり肝心な強固な復讐心が果たして続くのかというところが弱い。また人物関係が、それぞれに個性的なものがなく、混乱しました。でも作者と同世代の人間としては、時代のトピックが織り込まれていて。人生を振り返ることができ、楽しめました。
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No.28:
(5pt)

読みはじめると止まらない

とても読み応えのある作品でした。登場人物がたくさん出てきますが、巻頭にまとめてあるので、チェックしながら読むとわかりやすいですね。昭和、平成、令和と長い長い時間を掛けて、最後に解決した時は思わず唸ってしまいました。
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No.27:
(5pt)

良かった!面白かった!

昭和・平成・令和、時代を見失ないながら完読しました。
こんな時はやはり紙の本がいいなと、つくづく思いました。
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No.26:
(5pt)

読み応えがある

とてもおすすめです!読者も事件を通して昭和、平成、令和へと時代をタイムスリップしていく感覚が面白い。登場人物が次々と増えていき正直混乱してしまうが、定期的に回送を交えるからなんとかついてはいけました。読み終えた後にすぐに再読したくなるし2度目はスムーズに読めると思うと今からの2周目がむしろ楽しみ。久々のミステリー小説でしたが良い作品に出会えて嬉しい!ミステリーご無沙汰の人も、常に読んでる人も、多くの人に読んで欲しいです。
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No.25:
(5pt)

面白かった

読み始め、私が気になって読む本はだいたい読むの止めようかと思いつつ暫く読むと面白くなってくるというパターンだった
でも、この本は題名をみただけでは読む気にならなかったのに、読み始めたら最初から面白くて 読み進むうち終わりが来るのが嫌で途中休憩をいれてみたりして、戦争の難しい内容があっても嫌にならず理解しようと読み返してみたり、、、満足できる読了感でした
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No.24:
(4pt)

警察官たちの思いが繋がる

世代を跨いでという意味で「警官の血」を彷彿とさせるストーリーであったが、凄惨な事件の解決を目指す刑事たちの執念が、より伝わってくるように思う。

自分自身の生活史の中でも経験してきた大きな事件が、調査員が事件のために割かれることにより本事件の解決を妨げる。
昭和から連綿と続く刑事達の系譜、同じ情念で令和の刑事もやはり細部に着目していく。

解決に向けてたたみ込んでいく後半部分は、もう現場を離れた警察官、無念を抱えたままで亡くなっていった警察官、そんな人々の念が、思いが捜査記録の中で起ちあがり、令和の警官藤森の背中を押したように思う。

しみじみとした読後感を味わった。
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No.23:
(4pt)

読み応え有り

なかなか読み応えのある小説。昭和の犯罪史の復習になりました。
細部の伏線は若干気になったところもありますが、全体に及ぼす影響は軽微。
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No.22:
(5pt)

今年で1番であることは間違いない。生涯でも‥

すごい作品に出会ってしまった。
震えた。
砂の器を読んだ時の衝撃にも近い感情が芽生えた。
本当に多くの人に読んでほしい。
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No.21:
(5pt)

読み応えあるいぶし銀の警察小説。

昭和100年に相応しく、いぶし銀の警察小説のど真ん中を駆けてゆく548P。
昭和49年の未解決事件から50年の今。
激動の昭和に、平成と歴史に残る大事件の数々とともに。
昭和、平成、令和と時代が変われども、”直感”が真相を導いてくれた。
矜持を持つ刑事たちはバイタリティの塊だった。
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No.20:
(5pt)

短い550頁

553ページ、じっくりと読み応えのある作品でした。昭和、平成、令和の三時代が入り混じる展開は、それぞれの時代背景も丁寧に描かれてており、単なる警察小説に止まらない、けっして飽きさせることのない
重厚感溢れる作品となっています。
今までにない感動を味わいました。
ほぼ一気読みでしたが、もったいない。
暫くして、再読します。
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No.19:
(5pt)

『北緯43度…』をはるかに凌駕する傑作

著者の作品を読むのは2作目である。
最初は初の長編ミステリーで江戸川乱歩賞を受賞した『北緯43度のコールドケース』だった。
初の作品で江戸川乱歩賞受賞というだけだあって才能の片りんは感じたのだが、ご都合主義的な展開が目についたり、あり得ない展開やディテールも多かった。
江戸川乱歩賞の審査員の評でも、「そうした粗さがあるが、才能のこれからに期待して・・・」といった表現があった。
ぼくも、FBとアマゾンにレビューを残しており、その最後に「もう1度読むかどうかは分からない」と書いた記憶がある。

それなのに今回、手に取ったのは、天童荒太『昭和探偵物語』がひど過ぎたからである。口直しに、巷で評価の高い本作をと思った次第だ。

で、本書である。
読みながら腰を抜かした。
同じ人の作品とは思えないくらい、凄い作品に仕上がっている。
令和の現代での、元相場師の孤独死。
昭和25年(1950年)の函館での、銀行支店長一家惨殺事件。
そして昭和49年(1974年)の東京の佃島での一家惨殺事件。
事件の遠因となる戦争末期の満州国家敬神団体・・・。
時間と空間の広がった、これらの配置を見事に繋いで、最後のどんでん返しまで一気に読ませる。
しかも、その時代、その時代の社会を賑わせた事件を織り込み、時代の空気感も描いている。
『北緯43度・・・』では気になった、ご都合主義やディテールの粗さもほとんど気にならない。それらが無くなったわけではないのだが、気にならないほど展開に迫力があるのだ。

その意味で、ぼくには本作が『北緯43度』からの正常進化には思えなかった。
むしろ、著者としては『北緯43度』では、江戸川乱歩賞を受賞したものの、内心忸怩たるものがあって、そのリベンジをかけて飛躍させた書き下ろし小説のように思える。
なんと言うか、作者がぼくのレビューを読んだというのはあり得ないことだけれど、まるでそれに応答するかのような凄い作品を投げつけられたように感じたのである。

ところで、令和の孤独死の現場に最初に臨場したことから、佃島事件の再捜査を担当することになる若い女性刑事が舞台回しを兼ねるのだが、どうして時効になっていないのか。
時効は、共犯者の公判が続いている間は進行が停止する。
佃島事件の主犯が公判中に脳梗塞で倒れ、公判が停止している間に、殺人事件の時効が廃止されたからだ。これによって発生から50年経っても時効にはならないという、レアケースが発生したという設定だ。

それにしても、凄い小説で堪能した。
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No.18:
(4pt)

リーダビリティ高い

特に前半のリーダビリティは大変高いです。ただ、登場人物が多いだけに、それぞれの彫琢が深ければより良い気がしました。
昭和世代の(登場)人物を魅力的に感じてしまうのは、時代の色調ですかね?(笑)
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No.17:
(5pt)

本物の小説

久しぶりに真っ当な小説だった。優れた筆力は国語力の模範回答だと総括している。直木賞の枠組みにとらわれず山本周五郎賞の候補に名を連ねても異論はない。作者には敬意しかないです。
当日に完徹で読みました。お見事でした。
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No.16:
(5pt)

お薦めの作品

力作です。
この方の作品はすべて読んでいますが、本作は読ませる推進力が増しています。文章も引っ掛かりがなくとても読みやすい。内容もタイトルのままに日本の100年を辿るものです。私は作者と同世代で、作品中に鏤められた時々の事件や事故を重く受け止めたことを思い出しました。推理ものとしてはもちろんですが、昭和100年の今年、読んでみていい作品だと思います。お薦めです。
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No.15:
(5pt)

執念の捜査が描かれている!

1974年の一家惨殺事件と2024年のアパートでの孤独死が冒頭の短い第一章。第二章から昭和、平成、令和と各元号を進めながら捜査の進捗がかたられていきます。

「金田一」も「古畑任三郎」も「13・67」も大半の事件物は、一人の刑事なり探偵が中心となって解決させてきました。本作の新鮮な点は、年代の違う4名の刑事が時にタッグを組み、資料を引き継ぎながら捜査にあたるところ。

資料の引き継ぎが必要になるということは、事件がそれだけ大きいことを暗示しています。

グイグイとページをめくらせる筆力があるので、登場人物の多さに混乱することなく読み通せました。
2021年デビューの著者にとっての四作目らしいですが、いきなりこんな大作をものにできるとは。

私は旅行に持参したこともあり、550ページを3日で読み終わりました。もう少し日数をかけるつもりでしたが、最終章の令和篇だけを残して寝ることはできませんでした!
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No.14:
(5pt)

歴史

その 時々の事件を重ね合わせて読んでは?
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No.13:
(5pt)

殺人事件の時効は廃止されたが100年とは何事?!

昭和49年事件発生の一報で現場に向かうと、そこは一家殺害という凄惨な状況だった。操作が進むにつれ関係者の過去が次第に明らかになって来る。そして刑事は戦後の混乱期に地方都市で酷似する事件が起きていた事を知る。昭和世代なら記憶に残っている三菱重工爆破事件、地下鉄サリン事件等の重大事件も登場し時の流れを感じさせる。平成、令和の刑事にバトンが繋がれて解決出来るのか否か、一気に読むのは勿体無いと感じつつページが進んでしまった。
 
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No.12:
(5pt)

最初の引き込みが良いと思っています。

まだ読み終わっていません。
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