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コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く



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コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開くの評価: 5.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

日常にあるモヤモヤを理路整然と片づけていく快感

4年ぶりの新作となった「コージーボーイズ、あるいは」シリーズ。
連続殺人も起きなければ暗号と財宝も出てこないけれど(童謡は少しだけ出てくる笑)、
日常の謎を喫茶店で語り合い、謎が解けていくこのスタイルは嫌いじゃない。
いや、どちらかというと結構好きなんだと思う。
一見そんな日常の謎を真剣に語り合うなんて、と思ってしまうかもしれないけれど
私たちの日常にも「あれっていったいどういうことだったんだろうね」という解けない謎、
いうなれば不可解な出来事がたまに出てくる。「まあいいか」と忘却の隅に追い遣っても
やはりどこかモヤモヤがある。本作でも私たちが覚えがある、その「モヤモヤ」を提示し、
様々な意見が出てきつつも決定打はなく、ああこのままモヤるのかな・・・と思わせておいて
理路整然と解決していく。あのモヤり感を消してくれるのである。
これは連続殺人などのミステリとはまた違った、ミステリの快感。
登場人物たちがどこにでもいそうな造形で、誰でも言いそうなことを言いながら、
それでも謎が解けていくという立て付けだからこそ、読んでる私もスッキリできた。
何年後か分からないけれど、また続編があればぜひ読みたい。
(あと出てくるスイーツがどれもおいしそうだった!)
コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く (ミステリ・フロンティア)Amazon書評・レビュー:コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く (ミステリ・フロンティア)より
4488020291

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