■スポンサードリンク
果ての海
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
果ての海の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
個人的にはこの作者に多い「読むAV」よりこういう作風の方が断然いい。 ただし、物語は既視感強め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
きめ細やかな女性心理を書き込みつつ、北陸を舞台とした旅情豊かな物語で、それだけでも十分に堪能したのに、まさかのラストでどんでん返し。お見事です。北陸へ逃亡するヒロインの物語、というと何やら陰鬱なストーリーかと思ったのですが、全くの杞憂でした。逃亡中の日常、とでも言えるお食事シーン、印象的な登場人物との出会いの描写は、緊張感とドラマを孕みつつ、ヒロインの生活が立ち上がります。北陸への女性逃亡犯、というと福田和子を思い出したのですが(たしか福井県のおでん屋にて逮捕だったような)、解説の原武史さんも福田和子に言及しておられ思わずニヤリ。また遡ること約1ヶ月、その生涯を逃亡犯として全うした桐島聡のニュースが日本中を沸かせましたが、それよりまもなく文庫化されたこの作品にて、作品のみならず、二人の逃亡犯(うち一人は男性ですが)に思いを馳せつつ、花房さんの作品世界を今回もじっくり味わったのでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず文章が合いませんでした。そして、実はこの人は、みたいな展開が都合良すぎて興冷めしてしまいました。オチへの誘導もピンときませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
単に好みの問題かもしれないが、文章に稚拙さを感じ、なおかつ長編のせいかダラけ感もあり途中で飽きがくる。次回は同じ著者の短編集を読んでみてから、自分なりの著者の評価としたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんよりとした曇天の空。 岩肌の柱状節理と垂直の崖。 女は、顔を変え、別人となり、北陸、福井の芦原温泉街へ逃避行した。 欲望が渦巻いている。 女の哀しさ。 男の身勝手さ。 母親の強さ。 「誰かに甘えても頼ってもいい。でも、ひとりで生きていける人間になりなさい」のフレーズがずっしりと響く。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この著者の作品を読むのは、これで四作目ですが、作風が良い意味で変わってきたと思います。 罪を犯した女が逃亡先で、風に吹かれて死を考えているようで……でも、女は、やはり女で、どうにか生きようとうする姿が、妙に共感できました。 読み終わって一番感じたのは、作中に出てくるある種の男。正妻や実の子ども(特に娘)に対しても、こういう態度や考えを持つ男というのは、実は多いのではないかと思ってしまいました。「誰に喰わせてもらっているんだ?」という台詞が聞こえてきそう。この言葉は、それこそ、いたるところで、今も昔も言われてきたのでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ボクが著者の作品に求めているのは、意外性でもなく安心感。 丁寧で綺麗な描写と、女性の心理の扱い方。 本作もしっかり花房観音さんの作品なので安心して読めました。 次作も楽しみです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
決して明るい話ではありませんが、逃避行に不思議な解放感を感じました。 世の中が落ち着いたら、北陸ひとり旅してみたい気分です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!