(短編集)

京に鬼の棲む里ありて



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    初公開日(参考)2024年08月
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    短編集

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    京に鬼の棲む里ありて (新潮文庫 は 67-6)

    2024年08月28日 京に鬼の棲む里ありて (新潮文庫 は 67-6)

    美しい男妾に心奪われた〝鬼の子孫″八瀬の娘 戦国の世で、年に一度の乱交を待ち望む少女 女と花の香りに眩む、六角堂の修行僧 陰陽師と妻に過去の罪を隠す、水守の当主 ――京都×時代×情欲。 京に生きる男女の欲望と生き様を、艶やかに描く時代短編集! 『時代小説ザ・ベスト2023』(集英社)に選出された「鬼の里」を収録。 (「BOOK」データベースより)




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    No.5:
    (4pt)

    生々しい

    ねっとりした感じや目に浮かぶような描写がよかった。
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    No.4:
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    毎度納得の作品で安定感がすごい

    普段でしたら手に取ることがない時代小説の短編。花房観音さんの作品ということで読み始めました。安心でした。当然、時代小説にある地名や登場人物名がややこしいという難点はありましたが、特に「鬼の里」にはやられました。常々、観音さんが言っているのは「人は裏切る」「人が最も怖い」ということ。ファンとして擦り込まれている要素なのに見事にやられてしまいました。主人公の2人のキャラクター設定も良いし、物語の背景も目に浮かびやすく飲まれました。面白かった!この手の時代小説ならまた読みたいです。
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    No.3:
    (4pt)

    好きな作者をタグつけしているので新作の案内が来て早く購入できる

    短編で読みやすかった
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    4101205868
    No.2:
    (4pt)

    時を超えた京都の〈観音ワールド〉に、ひととき、心遊ばせてもらいました。

    官能の香りを色濃く漂わせたなかに、人間の情念や懊悩(おうのう)、しがらみから逃れんとする自由への欲求が胸に沁みる作品があって、読みごたえのある時代小説短篇集でした。

    時代や土地の常識とか観念とか、そういったしがらみに囚われない女性の生きざまに胸がすっとした「鬼の里」「ざこねの夜」。
    女の怨念にからめとられていく主人公の怯える姿にぞわぞわした「糺(ただす)の森」。
    収録短篇のなか、殊に印象に残ったのが、この三篇です。マイ・フェイバリット作品は、エロチックな序盤から、とんでもない所に連れてかれて呆然とするしかなかった「ざこねの夜」かな。

    本書収録の六つの作品は、以下のとおりです。
    ★ 鬼の里 (「小説新潮」2022年11月号)
    ※本作品は、『時代小説 ザ・ベスト 2023』(集英社文庫)に採られています。
    ★ ざこねの夜 (「yom yom」2023年6月14・21・28日号)
    ★ 朧(おぼろ)の清水 (「小説新潮」2023年11月号)
    ★ 愚禿(ぐとく) (「小説新潮」2023年1月号)
    ★ 糺(ただす)の森 (「小説新潮」2023年4月号)
    ★ 母たちの大奥 (「小説新潮」2024年3月号)

    新潮文庫のカバー装画は、大竹彩奈。
    本作品集の味わいにふさわしい絵で、好感を持ちました。
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    No.1:
    (5pt)

    今年読んだ本の中で一番の面白さ。時代物の短編がここまでドラマティックに盛り上がるのは前代未聞。

    下々の女から高貴な女まで。平安時代から江戸時代まで。描かれる人も時代も多様性に富んでいるけど、どの作品も(一線を超えた)面白さで、本書を手に取る人の期待はたいてい良い意味で裏切られると思います。何しろ、時代小説で大原の雑魚寝(つまり乱交パーティー)に参加する少女がヒロインとして描かれたことが、かつてどれだけあったでしょうか??官能的な場面は当然描かれつつ、官能にだけに頼らず劇的に盛り上がりを見せるある意味ストイックな展開に瞠目。こちらのお話は「ざこねの夜」。ぜひご一読を。他にも触れておきたいのは「糺しの森」。これは完全にホラーです。主人公の男がクズで(それでいて神職なのがさらにクズぶりを際立たせている)、妊娠させた女性を手酷く捨てるのだけど、、、、。結局主人公の男は捨てた女に「復讐」された、ということなのでしょうか??それすら分からないものの、理屈を超えた恐ろしさが立ち上がり、因果応報という言葉が思いうかぶ。「母たちの大奥」これも凄い。大奥を舞台にしつつも、母性本能をテーマにした心温まるお話、、、なんかではもちろんありません。特に事件らしい事件は起きないのに圧倒される小説ってあんまり無いと思います。女性が子供を産んだ後に、別人格になってしまうくらいの豹変を見せること。ままありますよね。そんな女性を優しく見守るヒロインもやっぱり恐ろしさをラストでぶちまけてきて、、、、。大奥を舞台とした緊迫した心理劇。と、女性の凄みも男の滑稽さ(1周回って可愛らしさ??)も、容赦なく抉る作品群。ハズレ無し。京都の美しい情景描写、俗っぽさを描いていても通奏低音のように漂う無常観。ラストまで息をつかせぬジェットコースターみたいな、読者を翻弄しまくる短編集がいきなりの文庫化、という贅沢。あー面白かった!
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