(短編集)
アルマジロの手: 宇能鴻一郎傑作短編集
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
アルマジロの手: 宇能鴻一郎傑作短編集の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品集にも感動しました。 さまざまな生と性が詰まっていました。 メキシコのあるいはインドの、日本の。 「アルマジロの手」と「魔楽」が特に秀逸でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記載通りで満足です | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宇能鴻一郎氏の小説は露骨で露悪的に見える。実際に、書かれているのは際どい内容で、とてもPTAのお墨付きは得られそうにない。お上品な方々が眉をひそめるような物語ばかりである。宇野氏は小説のなかで性と食について、執拗と思えるほど微に入り細に入り書くのだが、それは性と食こそが生きることの源泉であるからに他ならない。性と食という具体的行為が生を支えるという、物理的な作用によって人間は存在しているのであるから。(そして、肉体をもった人間が存在することによって精神もまた存在しているのだから) 宇野文学のよさというのは、お高くとまった狭量なイデオロギーに毒されていない点にあるのではないか。それは、多感な少年期に敗戦を満州で迎え、一夜にして天地がひっくり返るような経験をしたこととけっして無縁ではないだろう。思想的にも、今まで右といっていたものがなんの弁解もないままに左に変わっていく様を目の当たりにして、思想信条というものの頼りなさやいい加減さを嫌というほど味わったに違いないのである。 本書は「姫君を喰う話」に続き、宇能鴻一郎傑作短編集第二弾として新潮文庫から出版されたものである。収録された7編は、怪異譚、民話風の話、滑稽味のある物語など宇能鴻一郎氏のヴァリエーションの広さを示しているが、共通して感じられるのは男のマゾヒズムである。その点で、表現手法は異なるが、谷崎潤一郎的と言えるかもしれない。そのマゾヒズムのほとんどが悲哀を伴いつつ肯定的に捉えられているのも興味深い。7編のなかでとくに気に入っているのは、悲劇的な物語が水彩画のような透明な美しさで彩られた「蓮根ボーイ」である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人間が悦楽をむさぼり続けると、最後はどうなるか。 そのような、興味ありつつもおぞましい思いに捕らわれつつ読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者は芥川賞を受賞してから官能小説を書き、それが評価されたそうですが、 美味しそうな「食べること(食べ物)」の描写と、それに絡めた「官能的な性描写」が、絶妙でした。 昨今の芥川賞受賞作家も見習ってほしいなぁと思いました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 8件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|