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スピノザの診察室
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スピノザの診察室の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全88件 21~40 2/5ページ
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| Audibleで何度も、いや何十回も聴きました。 あまりにいいので、書籍も購入しました。 静かに話は進みますが第4話は急にスリリングになります。 続編が執筆中とのこと、楽しみです。 | ||||
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| 穏やかでどこか励まされる作品。主人公の一風変わった日常が描かれる。どんでん返しやハラハラする展開はない。純文学寄りの作品。読後には、スピノザの本を読みたくなり、今はスピノザについての本を読んでいる。本書のような、新たな本との出会いを広げてくれる本に巡り会えるのはうれしい。さらにうれしいことに映画化が決定した。 | ||||
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| 甘いものが大好きな医師の雄町哲郎。妹が病死したたので、子供の龍之介と暮らしている。そのため、大学病院の医局長だったが、少し小さな病院に勤務して龍之介の面倒をみることになった。物語としては、命について考えさせられるものだ。人は必ず死ぬ。医師は看取る現場に立ち会う機会が最も多い職業だ。医師を通じて死ぬことを考える。死には人それぞれのエピソードがある。登場人物のキャラが立っているので、ドラマ化すると良いのではないか。 | ||||
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| スピノザについて、読みたくなりました。 人間はとても無力な生き物で、地震をとめることも、温暖化をくいとめることもできない。でもその中に希望がある。何も変えられないなら、自分のやりたいことをやっていいはず。そんな受け取りかたをしました。 | ||||
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| 以前、夏川さんの作品で長野県松本市の病院の話と生活を小説と映画そしてテレビで見てまったりと感動しましたが、個人的にはそれに次ぐ夏川作品です。今回の舞台は京都で、行ったことのある地名や大学など施設が出てきて京都の地図が頭の中で描ける様な感覚が好きでした。主人公のお医者さんは本当に優しい深く患者さんのことを思いやる素晴らしい人格者で、何度も「本当にこんな素晴らしいお医者さんているの?」と首をかしげる感じもありました。そんな実生活でのお医者さんへの不満も残しつつ最後の感動は圧巻でした。電車の中で、一気に泣いてしまいました。周りの人に気味悪がられてしまいましたが、涙と鼻水はもたもたしながらではありますが、しっかりと吹きましたのでご安心ください。結構ハードな警察物や意地悪作品も多く読んでいる者としては、このような心温まる作品は暑い夏の一滴の清涼剤となりました。 | ||||
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| 西島医師のその後とか、アメリカでのライブの評価とか、気になる伏線が回収されずに終わるのが惜しい | ||||
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| 真の悪人が登場せず、ストーリーの起伏もあって心地良い読後感。 でも物足りないのは、なんだろう。 毒味がないからか。 | ||||
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| "『たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる。できるはずだ、というのが私なりの哲学でね。そのために自分ができることは何かと、私はずっと考え続けているんだ』"2023年発刊の本書は京都で働く内科医が主人公の医療小説、映画化決定作品。 個人的には京都を舞台にした小説が読みたくなったので本書を手にとりました。 さて、そんな本書は医師としても20年間勤務するかたわら、2009年に『神様のカルテ』でデビューした著者による一冊で。かつては大学病院で数々の難手術を成功させて将来を嘱望された凄腕医師だったにも関わらず、最愛の妹の早すぎる死がきっかけで、今は京都の地域病院で働く内科医をしている雄町哲郎。哲学者のスピノザに『(希望のない宿命論を提示しながら)人間の努力というものを肯定している』と興味を示す哲郎の患者たちとの別れ、かっての同僚たちとの絡みを京都の行事や風景と共に描いているのですが。 やはり、京都に縁ある私にとっては(その方が効率がいい)と、高級車を乗り回す同僚医師とは別に、街中を自転車で駆け回る哲郎の姿が情景と共に浮かんできて、大の甘党という設定とともに紹介されるお菓子も含めて写実的に楽しめました。 また、かっての大学病院では患者の『名前も覚えてなかった』と告白する哲郎が、地域病院では治ることもなく、最期を迎えていく患者たちの名前を一人一人覚えて、向き合って言葉をかけていく姿には、難病を治療する医師とも違う在り方みたいなものを問いかけているように思いました。 京都市内を舞台にした、また医療現場に興味ある方にオススメ。 | ||||
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| 「神様のカルテ」に比べ、なかなかに考えさせられる部分があり、面白かった | ||||
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| 広告文が熱烈なので読んでみたけど・・ 賞味45分テレビドラマぐらいにはいいかもしれないけど 登場人物が全て薄くキャラ立ち失敗 むしろ和菓子のほうが際立っている感 やはり死にゆく人も看取る人ももう少しそれぞれのドラマを描き分けてないと 全てに印象が薄く味わいに欠けてつまらない で、なぜスピノザ? この名を題名に冠するなら、そこのところしっかり描きこまないと 惹句として使っただけ?と私のようなものは思ってしまう。 | ||||
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| 読まないとわからない、とにかく読んで欲しい、医療従事者の方は、お勧めの本です。 | ||||
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| 一気に読めました。 | ||||
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| 終盤に「運命は決まっていて人間に自由にできることなどない」と主人公の哲郎が甥の龍之介に語るシーンがあります。哲郎は一見してどこか気怠げで頼りなく、助手としてきた後輩に舐められることもあります。それでも飄々としている哲郎が、どこかで見たことある人に似ているなと思っていました。終盤に思い出しました。河合隼雄さんですね。 河合隼雄さんの本(こころの処方箋だったかな?)の一節が哲郎に重なります。「努力によってものごとは解決しない、とよくわかっているのだけど、私には努力ぐらいしかすることがないのでやらせて頂いている」 | ||||
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| 最初は、話が難しかったですが、段々、読んでいくと色んな患者の話やマチ先生の話が凄く勉強になる話でした | ||||
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| 医療経験がある著者のため専門用語が出てくる中でも、分かりやすく書いてあり、すぐに読み終えることができ、医療を通じて、命の大切さを考えたい人の1冊になると思います!ただ、似たような本はたくさんありますので、この本でなくてもいいかも・・・ | ||||
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| 「神様のカルテ」の栗原一止先生は封印されて、 京都の病院の消化器内科医の雄町哲郎先生が、今の医療現場で患者と向き合う どうやら夏川草介自身も病院が変わり、本人曰く、少し執筆に割く時間が増えましたとのこと 二足の草鞋ながら、小説にやや比重をかけたのか? そんな意気込みも感じられる内容になっていたような 「病気が治ることが幸福だという考え方では、どうしても行き詰まることがある。つまり病気が治らない人はみんな不幸なままなのかとね。治らない病気の人や、余命が限られている人が、幸せに日々を過ごすことはできないのかと」 その哲郎のつぶやきに レンズ磨きを生業の一つとし、思索と執筆に専念した哲学者スピノザの言葉を響かせる作者の文章が爽やかだった。 | ||||
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| 歳老いていくことも、病気と向き合うことも、悔やむ事などない。それでも出来る事ある。今日も朝日が美しい事が幸せと思わせてくれる、優しく感動をいただけた作品でした。 | ||||
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| 理想ではあるが医者の良心、医療の本質を感じる。大病院から小さな診療所に至るまで、それぞれの医者が医者の良心を高めて欲しいものだ。 | ||||
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| 少し風変わりな医療系小説です。 患者を生かせる医療の根源的な意味を問いかける深い内容で素晴らしかったです。 | ||||
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| 京都を舞台に繰り広げられる、患者の生に対面する医師の崇高な技術と精神の物語。患者を生かし続ける意味合い、80,90歳の老齢で末期癌を患うもいくつもの峠を医療技術で克服したケース、一方若年で奇しくも前例を見ない高難易度患者を死の淵から生還させたケース・・・。手術は『成功して当たり前』そのプレッシャーの狭間で努力を重ねる現場医師のみなさん。果たしてこの努力は意味があるのか?? 哲学者のスピノザの思想を引用しながら、読み手にそれでも努力することの大切さを訴える。その先に見えるかもしれない、もしかすると見えないかも知れない『新しい未来』、我々人類はこの葛藤繰り今を生きている。 | ||||
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