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光る君と謎解きを 源氏物語転生譚
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光る君と謎解きを 源氏物語転生譚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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大河ドラマに乗っかって「源氏物語」関係本が出るのは喜ばしいことです。今回は紫の上に転生してしまい、そこで夕顔と葵上の死の謎をさぐる、という構成も興味深いものでした。(私としては夕顔は性行為過剰による心不全、葵上は源氏の君に毒殺されたと思っていますが) 主人公の源紫乃は大学の文学部の4年生、という設定ですが、その割には目覚めたときに平安時代の調度の名前を次々と言い当てています。苧(からむし)、衾(ふすま)、木枕、帳(とばり)、御帳(みちょう)、帽額(もこう)と、一般の古典好きでもこんなにスラスラ出てくるものではないので、これはなにかの伏線か、あるいは説明があるかと思いました。どちらでもありませんでしたので、肩透かしされた気分になりました。 推理ミステリー本ですが、主人公は上記2つの事件の前にある事件の犯人を言い当てています。 しかしながら小舎人童について「髪が邪魔になりそうだが、結って烏帽子に隠してしまえばなんとかなるはずだ」としていますが、これはとんでもない思い違いです。烏帽子は成人男性の象徴ですから、元服前の少年が務める小舎人童が被るはずがないからです。 これで更に作品の質を貶めてしまい、とても☆を付ける気分になれませんでした。 | ||||
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