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天国はまだ遠く
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天国はまだ遠くの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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タイトルをみて読んでみたいなと購入しました 読んでいても特にあまり心に響かなかった 途中彼氏がきたと思えば帰ってしまう 内容がいまいち ほんわかする部分は確かにあったと思う | ||||
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映画を先に観ていたが、原作を読んで更に良かった。独特の世界観が、自分を救ってくれた様な気がする。 | ||||
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仕事がうまくいかない=死ぬという発想の主人公。20代前半なんだから、転職すればいいのに、なんて思ってしまったのは、私が主人公の倍の年齢を重ねているからかもしれません。 年齢が上の人より、若い人が読んだ方が共感できる本だと思います。 | ||||
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少しだけちぎれてたのですが中身は無事だったので良かったです☺️ | ||||
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生きることを忘れたら、自然の中に身を置くのも良いかもしれない。 そんなことを思い出す。 内向きだった気持ちが、外向きに変わり、考えることよりも、動くことを促す。 仕事に疲れた主人公が、人生を終えようと、投げやりに向かった先で、田舎暮らしを体感し、感覚を少しずつ取り戻す物語。 居心地の良さを感じながらも、ここにい続けることはできないと気づき、そして日常に戻る電車の描写で、物語は終わる。 滞在地である田舎を、素敵なノスタルジック礼賛、ではなく、田舎の無骨さ、雑さを描きつつ、生きることを取り戻す小旅行。 読み進めながら、主人公とともに、少し具体的な旅先の夢をみたような気分になれる。 | ||||
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本が薄いので仕方ありませんが 「転」が弱いと感じました。 しかし読みやすさと言う点では◎ 普段読み慣れてない人は良いのではないでしょうか | ||||
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著者の他作品も読んでいますが平易な文章なのに幼稚でなく後読感がとても良く素敵。 本作品もほっこり、なのですが、 見知らぬ土地で見知らぬ男性としかも1つ屋根の下、数週間ものほほんと過ごせる現実はほぼ無い。 命を頂くことや自然への畏怖や信仰を共に丁寧に暮らすというわけでもなく、 ひとには垣間見る瞬間が非日常なだけであって、そこに浸るとどんなことでも日常となってしまうのだということの再認識になりました。 | ||||
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情景や心情の描写はさすが瀬尾さん。 瑞々しい文体で、ある種、清涼飲料水みたいな印象を受けます。 ですが、その一方で中身がいささか足りないと感じました。 千鶴の心理の変化がこの作品のメインテーマなのでしょうが、その変化における連続性(関連性?)が分かりにくかったです。 心理変化の要因がとって付けたようなイベントだと言うのは、いただけません。 (人によっては急すぎてついて行けない方もいらっしゃるのでは?) 念のため付け加えておきますが、多少のマイナス点こそありましたが、十分に楽しめる作品でした。 | ||||
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死にたいほど、ストレスで心身ともに極限まで追いこまれたら。 この物語を読むと、やさしい文体で気持ちに寄り添ってくれる。 そして物語を進めていくと、最後にどん、と背中を押してくれる。 くたくたで、脳の余力がなくても、このお話ならすんなり読める。 そんな小説でした。 こんな民宿があれば、二十一日で現実に戻る気になるほど、回復するんだろうなあ。 | ||||
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上手くいかない仕事や人間関係に疲れ、山奥の民宿で自殺を試み失敗した23歳の千鶴。 大自然に囲まれ、民宿の男性や田舎ならではの大らかな村人と触れ合ううち癒され、居心地が良くなってくるが、やはり自分の居場所はここではないと悟る。 主人公がいきなり!でも地味に自殺未遂…と、穏やかでないスタートですが、物語の時間はゆっくりゆっくり流れていきます。 難しい表現もなく、200ページにも満たないので頭を使わず淡々と読めます。 良くも悪くも普通の話。 音楽で言うとサビのない曲。 千鶴の悩みは他人からすれば、転職すれば済むことじゃない!? 何も自殺しなくても… と思うような事でしたが、心がお疲れの時は目の前にある答えも、すぐ横にある抜け道も見えなくなりがち。 ちょっと深呼吸すれば意外とすぐ気付けるのに。 大事件が起こってハラハラしたり、キュンとする恋が描かれているわけではないけれど 一人でふらっと遠出したいなぁ…とぼんやり思えるお話でした。 | ||||
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毎日に疲れ自殺を思い立つが失敗。 遠く離れた民宿で死ぬはずだった主人公は目を覚まし、 人生の療養がてら、しばらくその村で自由に過ごします。 特に何か変わった事が起こるわけでもなく すらっと話は進んでいきます。 まさしくスローライフ体験記。 読んでいるだけでこんな生活をした気分になれるようです。 自殺と言う壮絶な所から入るにもかかわらず 物語自体はとても静かなもの。 いやこれは何もなさすぎる! 村のあたたかい話だといっても何もなさすぎるんじゃ、と思いました。 それにしても瀬尾まいこさん鶏肉好きなのかなぁ… | ||||
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2時間半くらいでさらっと読めます。いつもながらの、ほどよい湿度のある空気が満ちていて、読後感も良いです。ただ、どこかで見たドラマのような〜という感触は否めません。 | ||||
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疲れたOLが田舎の民宿で連泊するだけの話。 ストーリーをひとくちで説明するとたったこれだけ。仕事に疲れて人生に嫌気が差したOLが知らない土地へ行き、寂れた民宿の一室で睡眠薬を大量に摂取し、命を捨てるつもりで布団に入る。 しかし、思いっきり爆睡しただけで気持ちよく起きてしまう。 仕方なく主人公は気持ちを切り替え、民宿のオーナーのお兄さんと一緒に新しい人生を歩んでいく…。 派手な展開もびっくりするようなオチもなにも無いこの小説をいいと思える人は、一度でも人生に疲れた経験がある人だと思う。 そして、今の日本のオトナはほとんどの人が一度は人生に疲れた経験があるから、この小説はおおむね好評を得る。正直言って瀬尾まいこ作品の中ではイマイチな部類だと思うけど、この人の文章は疲れないから、読んでも後悔したりはしない。 仕事を辞めてめんどくさい人間関係をぷっつり断ち切り、美味しい食事と空気と酒の力で、最初は疲れていた主人公も徐々に生命力を回復していく。これは、回復していく、とか、治る、という言い方よりも「癒される」という言い方のほうが合ってるような気がする。 ふと、花村萬月がエッセイで 「ストレスのほとんどは人間関係からもたらされているので、疲れたら旅に出て一人になればよい」 みたいな内容のことを書いていたのを思い出した。 旅には、肉体的に疲れても精神的に回復させてくれる効果があるのか。 この主人公が、家で死のうと思わずにどこか遠くまで行って死のうと思えたのは、まだ心のどこかで生きることを望んでいたからなのかもしれない。 | ||||
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千鶴がやって来たのは、豊かな自然に囲まれた木屋谷の民宿。人々は自然の中に溶け込んで暮らしている。満天の星、新鮮な野菜、豊富な魚。そして山や海。千鶴は、ここには何でもあるような気がした。だが、彼女は気づく。ここにないのは自分の居場所だけだと。彼女の居場所は今まで暮らしてきたところにあるのだ。どんなにつらくても、彼女の居場所はそこなのだ。そう気づいたとき千鶴は・・・。読んでいて、心がやさしくなってくる。民宿の田村さんの人柄も、とても印象的だった。 | ||||
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目黒孝二さんが『幸福な食卓』を褒めていたので、ついつい手を伸ばしてしまった瀬尾まいこ。 物語は、生真面目さから、社会にどうしても馴染めない若い女性が、自殺をするために田舎へ行くところから始まる。寂れた旅館で自殺をしようとした時、彼女が思ったのは、やっと死ねるということではなく、死にたくない、だった。そのせいか、彼女の自殺は失敗に終わり、寂れた旅館の不思議な若旦那との日々が始まる。それは東京では味わえなかったような穏やかな日々。山があり、星があり、海があり、そう、そこには全てがあったのだ。ただ、一つのものを除いては・・・ あっという間に読めたのは、面白かったのと、甘かったのと。 この小説が描いている、まだ未知の世界の入り口で戸惑っている人たちには、あまりおおっぴらではなく、こっそり勧めたい。行く先は決まらなくても、しっかりと顔を上げて歩けるようになる一冊。 | ||||
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