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なれのはて



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【この小説が収録されている参考書籍】
なれのはて

なれのはての評価: 4.13/5点 レビュー 38件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21~38 2/2ページ
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No.18:
(5pt)

想像以上の面白さ

これは面白そう、と思って読み始めたら想像以上で、一気読みしたくなる内容でしたが、この重厚さを一気に読んでしまうのは勿体無くてじっくり丁寧に読ませていただきました。
物語のスケールの大きさ、いろいろな登場人物のさりげないエピソードが最後にきちんとはまり込んでいく気持ちよさ、あちこちに散りばめられた深くて含蓄のある言葉、読み終わった後の爽快感などどこをとってもパーフェクトな作品です。

海外住みのせいもあってアイドルでもあるという作者のことを今まで知らず、その多彩さに驚きました。他の作品もぜひ読んでみたいし、たくさんの人に勧めたいです。
なれのはてAmazon書評・レビュー:なれのはてより
4065331439
No.17:
(5pt)

戦争だけじゃない、テーマが多いがそれが良い

まず初めに、加藤さんの作品はデビュー作から読んでますが、確実に大衆向けの筆力を上げたのはオルタネートあたりだと思います。今作に至っては作者のアイドルとしての肩書きを気にせず、普通に文芸作品として本作をたくさんの人に読んでいただきたい。
読む前に宣伝などを見る限り、戦争がテーマのミステリだと思っていたら、それ以上にテーマが多い作品でした。戦争はもちろん、秋田地方の歴史、美術や著作権、報道のあり方、家族や友情の形式、いわゆる自閉症なども全部重要なテーマと考えられます。それだけのテーマを扱いつつ、一つのミステリ/ストーリーとしてすごく綺麗にまとまってるので驚きました。最後の方は感動しましたし、読み終えた後もかなりの間余韻が残りました。今年一番好きな小説の一つになったので、この作品をきっかけに、他の170回直木賞候補作も読んでみようと思ってます。
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No.16:
(5pt)

いい意味で末恐ろしい作家

「オルタネート」に続き加藤作品を読むのは2作目。
オルタネートでは高校生達のsnsが主軸か~と全く期待せずに読みはじめたが
中高年の自分までぐいぐいと引き込む物語の巧みさで感心させられた。
そして今作「なれのはて」も、やはり初めは「まあ下手ではないだろうけど」くらいの軽い気持ちで読み始め約440頁を2日で読んでしまった。もう一度読み返したいと思える作品。
両作品に共通して「凄く調べて勉強した」のが強く感じられた。
欲を言えば、次作は、凄く調べたんだろうな、という感想を持つ事なくもっと自然に読み終えてみたいという事。
これは、調べた事柄を長々と書き連ねるばかりの作品も数多い中で
その次元はとっくに超えている加藤氏だからこそ、彼なら出来るはずと期待して記しています。
次作にも期待せずにはいられません。
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No.15:
(3pt)

曖昧ですが....何かが

登場人物のチャプターが時系列的に前後しているので、年寄りの私には把握しづらくチョイ読みづらかった。最後は四方丸く治って....もう少し何か(曖昧ですが)が欲しかった.....と。
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No.14:
(3pt)

期待し過ぎたか

評価されていたので購入。面白い所もあるけど主人公達の感情には近付けずだんだん退屈になり3/1位で止めてしまった。
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No.13:
(4pt)

とてもとても面白いが、伏線回収しすぎなのは逆にリアリティの妨げに

何かのミステリを探しているときにお勧めに出てきたので、購入、読了。一言で言えば、面白い。1週間くらいかけて読ませてもらったが、読書の醍醐味が味わえた幸せな1週間だった。これは他の人にも自信を持って勧められる。
ただ、全ての伏線を完全回収する必要はないかなとは思う。
ある程度伏線を回収しないと「風呂敷広げるだけ広げておいて、それですか」とはなるものの、あまりに全てを丸く納めてしまうと、「世の中、散発的な出来事もそりゃありますよ」という現実性が失われて、かえって嘘っぽくなってしまう。その匙加減は人のこれまでの経験や好みの問題だとも思うが、個人的にはやりすぎかと。特に、主人公の配属にかかるエピローグは全く不要で、むしろ主人公はその配属先で根をはやして欲しかった(個人の願望)。
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No.12:
(5pt)

甘く見ててごめん

とても凝った構成を一気に読ませる力量にうなりました
地にへばりつくように生きる人々の人生の重さと交錯する思い
死生観を深掘りするような重厚な作品でした
軽々しく感想をまとめられない、存在の根底に沈殿して深い印象が残ると思います
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No.11:
(5pt)

その情景を描いている。

小説は慟哭を描く。
それは一枚の絵がはじまり。
大正から、戦争、そして現代まで。
不思議な絵の画家の姿を追っていく。
そのミステリアスな謎を解明していく階層は深くてつらくて。
”なにかを抱えて生きる人々に”と。
あの、”たった一日”が人生を変えてしまった。
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No.10:
(5pt)

素晴らしいの一言に尽きる

かなり厚い本であったが、読み終わるのにそんなに時間は掛からやなかった。まだ若年でアイドルという立場でありながら、これだけの作品を描くのは相当の努力の賜物と言っていいだろう。彼の作品は何作か読んではいたが、一作ずつ進歩しており、まさかこれだけのスケールの大きな作品に出逢うとは思っても゙いなかった。戦中、戦後に物語は移り変わっていくが、違和感はなく、自然に物語の中に入り込む事が出来た
人間関係が少し難解な点はあるが、彼の代表作の一つとなるだろうし、これからの進歩が期待できる稀有な作品であった。
加藤シゲアキ、あっぱれ!
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No.9:
(5pt)

今だから読むべき1冊

文字描写だけで目の前に景色が見える。
先の展開が気になって、次から次へと一気に読み終えた。
おすすめの1冊です。
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No.8:
(5pt)

映画化希望します。

一冊の本とは思えない、スケールのあるストーリーで感動しました。後半は映画を観ているような臨場感を感じながら読み進めました。
オススメの本と聞かれたらこの本を薦めます。
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No.7:
(5pt)

一気に読んでしまいました

面白かった。本が好きな家族にも勧めたい。

書籍でも購入したが、文字が小さく、本が重く、電子書籍の方が私には読みやすかった。(明るさや文字の大きさが調整できるし、移動中も読みやすい)

とはいえ、本の装飾もものすごく豪華で(重厚感があるのに本の綴じ部分が金になっていたりとオシャレ)、とても気に入っています。

大切にしたいので、人に貸す用に、また新たに1冊買おうか検討中です。
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No.6:
(5pt)

重厚な内容にも関わらず自然に読み進めたくなる

重厚な内容にも関わらず自然に読み進めたくなる作品である。アイドルでありながら取材を重ねて事実を元に今と昔を対比的に表した素晴らしい作品である。
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No.5:
(5pt)

予想を超えてきました

著者の作品はすべて読みましたが、この作品は秀逸です。
いつもの最初の硬さが無く、最初からスルッと体に入ってくる感じ。
また、著者の特徴である情景が見えるような繊細な描写が素晴らしい。
家族の愛憎、報道の真実と闇等、1枚の絵の謎を解き明かすサスペンスの物語の中で深く考えさせられます。
ラストは予想通りだったにも関わらず、表現が素晴らしかったのでラストに近づくにつれ、涙が止まらす、読了後は温かな気持ちになりました。
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No.4:
(5pt)

加藤シゲアキの覚悟と努力

ページをめくる手が止まらず、時間を忘れて読んでしまいました。
これほど没入させてくれたことに感謝したいです。
加藤さんの努力と覚悟が伝わってきました。
今の時代だからこそ多くの方にぜひ読んで欲しい、そして感じたことを大切にしたい作品だと思います。
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No.3:
(5pt)

圧巻、これだけの内容を一気に読ませる

オルタネートを読了後、「加藤シゲアキ」の作品を読むことはもうないかな、とレビューしたが、本作の告知を見て興味がわき、(今度は新刊を購入して)読んでみた。
それなりに厚い本だが、2日で一気に読んでしまった。戦争、芸術、環境問題、ハンディキャップ等様々なテーマを含んでおり、至るところに伏線が仕込まれていて、全く飽きさせない。本を読むのがあまり得意でなく、眠くなることもたびたびなのだが、本作は逆に読んでいるうちに時間を忘れて深夜になってしまうほどだった。
オルタネートでも感じたことだが、作者は情景描写が巧みでまるで映像を見ているかのようである。時代が交錯するが、思いきった構成にすることで違和感なく入り込めたし、結末の描き方も見事だった。(少し涙ぐんでしまった。)
某雑誌のインタビュー記事によれば、本作は自らの使命感とは関係なく書きたいものを書いたとのこと。今度はどんなテーマを取り上げるのか、今から楽しみである。
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No.2:
(5pt)

色んなことを考え読み終えたあとは放心

有名どころのサスペンス系の小説ばかり読んでいて、戦争系の話はあまり読んでこなかったのですが、この本は戦争のシーンもすんなり一気に読めました。
読んだ後にはすごい色々考えさせられ、各々の登場人物を想像し放心していました。
今までよんだ本の中で結構内容が重い部分もあったけれど、いい終わり方で皆さんに読んで欲しい、そして語りたいと思う作品でした。
小説なのにその情景が浮かび映画を1本見たあとのような感覚になりました。
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No.1:
(5pt)

物語の力、だからこそ届けられる問い

圧倒的に鮮明な描写力がまた数段腕を上げ(かつ時代ごとの彩度の調節までされており)、今回はその鮮やかさが人のやるせなさや業、狂気、恐ろしさに見事に作用したと思う。濃密な世界観・情報量・語彙にもとにかく圧倒されるばかり。徹底した描き尽くしにより、年々消えゆく悲しみの記憶や証言をフィクションという形で記録することの意味と覚悟がひしひしと伝わってくる。「1枚の絵の謎を追うミステリー」にあたり、物語全体が芸術の力と人の力(狂気を起こす力や真実を見定める力)を訴えるうえで絶大な説得力となっているし、ゆえに、芸術(物語)だからこそ社会の中で、人と人との間で、決して二極化できない問いについて心に届けられるはずだという、本書そしてエンタメの意義そのものも同時に問うているように感じた。
全部読まなきゃ語れない。そして読んだら徹底的に語りたくなる。
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