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宙わたる教室
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宙わたる教室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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伊与原 新は、東京大学大学院で地球惑星科学を専攻し、博士号を取得しています。2010年に『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞し、推理作家としてデビューしました。 作品には、科学や地球物理学の知識が反映されており、この『宙わたる教室』でもストーリーの重要な部分を占めています。 定時制高校の科学部が舞台となり、火星のクレーターを再現する実験に挑戦するなかで、多様な人たちが繋がりを深めていく姿が描かれます。 学びをやめれば老いとなり、学び続ける人は均しく若い。 そして、学んでも数学や物理のような学問は「自動的にはわからない」。 どのような境遇にあっても、知を渇望する多様な人たちに学ぶ機会があるということは大切です。通信制高校も増加しており、学ぶ方法は多様化していますが、学校という場は、とても重要な役割を果たしているのです。 | ||||
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NHKのドラマ10で10月から放送されるぐらい面白いです! | ||||
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定時制高校というと特別な事情がある人が行く高校と、やや偏見を持つが。問題への取り組みと生徒をやる気にさせる先生の愛情が素晴らしい。 | ||||
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私も貧乏家族の長女だったため、昼は保育園の雑用係として働き、夜は定時制高校へ。そこは様々な環境で何とか生きてきた人々の集まりだった。苦しくも楽しい忙しい4年間だった。テレビでこの本が紹介されすぐ注文。研究者のような担任と化学クラブを通してひとりひとりが再生する姿は胸を打つ。さまざまな境遇を乗り越え、自分の弱点を強みに変えていく。大変上質な本だった。 | ||||
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自分の思いを声にしてそれを聞いてくれる人との出会いを見逃さない。仲間が出来て、周りも変わっていく。 自分の「夢」をあきらめないことが大切ということを実感しました。 | ||||
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科学を通して人と繋がり、失いかけていた希望をもう一度取り戻す物語。私の心にクレーターを残してくれる話でした。 | ||||
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高校生の娘の夏休みの課題の為、購入しました。着いてすぐ、読み始めました。夏休み入ってすぐ、感想文に取りかかれそうです。早い配送で助かりました。 | ||||
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伊与原新「宙わたる教室」読了。定時制高校で一癖ある多様な登場人物達が苦難を乗り越え火星のクレーターの科学実験に夢中で取り組む姿に胸が熱くなった。科学が限られた人のものでなく多くの人々に開かれる事で社会が質的に豊かになるのかもしれない。子供の頃科学実験にワクワクした事を思い出した。 | ||||
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遠い昔に忘れたものを思い出しました | ||||
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私の場合、もともと地学が苦手なので、地学を良くテーマにされている伊予原新さんの小説には、ちょっと読む前にためらいがありました。 ストーリーは、藤竹という夜間高校の教師が、生徒を集め、科学部を作っていろいろ実験をしていくというもの。 年齢もさまざま、今まで人生経験もさまざまな生徒が少しずつ科学部に増えていき、実験も複雑になってきて。 その様子が、とても楽しそうに描かれているのですよね。 いろんな工夫をしてみるけれどうまくいかなったり、でも予想外の要素が役に立ったりで、読んでいるこちらまで参加してみたくなるくらい、生き生きと描かれています。 少しでもこのような世界に興味のある方は、是非読んでみてください。 ただ一つ、実験でいろんな構造の説明が出てくるのですが、図やイラストで示されていたら、わかりやすかったかな、と思います。そこがちょっと難点でした。 | ||||
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一言で言えば、定時制高校科学部版の「スラムダンク」。 トリアージの悲しさ。救われる者達だけが救われた。それは仕方のないことなのか・・・。 | ||||
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問題を抱えている定時制高校生たちが、科学にのめり込んでいく様子にワクワクした。 無条件に興味を持てること、見つけられることは素敵です。 | ||||
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大事なのは環境ではない。 人だ。意欲だ。 そう訴えかけてくる作品だと感じました。 物語の舞台は繁華街の定時制高校。 過酷な現場に身を置きながら、 研究とはまるで縁のなさそうな 面々を科学部へいざなう教師には、 胸に秘めた特別な想いがありました。 活力を分けてもらった気がします。 思わぬ方向に進みだす彼らの活動が、 周囲に熱を伝播させていく様子を目の当たりにして まるでこちらまで巻き込まれたみたいに 夢中になっていました。 これを読めば当たり前のように思ってきた毎日が より愛しくなるのではないかと思います。 大人だけでなく、 学校生活を何となく過ごしているような子どもにも 強烈に推したくなる本ですね。 (対象年齢は13歳半以上かな?) | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 定時制高校が舞台で,全日制生徒とのトラブルや,昔のワル仲間の嫉妬や妨害など, お約束的なエピソードが目立ちますが,事情の違う,老若男女のワケあり生徒たちが, 困難を乗り越えながら,たどりつく結果と結末には,やはり胸が熱くなってしまいます. また,始まりは夜の小さな教室でしたが,その先に広がる青空,火星,そして宇宙は, 手を動かし,正解のない扉を開き続けたからこそ,見えた世界なのだと気付かされます. このほか,彼らを動かした,くせ者の担任教師が仕掛ける『実験』とその『仮説』や, 道を逸れ,迷い掛けた生徒に掛けた,養護教諭の厳しくも温かい言葉も印象に残ります. なお,最後のやり取りを含めて,いささか都合が良すぎに映る場面もありましたが, 物語自体はフィクションも,定時制高校の科学部をはじめ,実績や驚きのその後など, 実際の出来事に感銘を受けて書かれた作品とのことで,広くおすすめをしたい一冊です. | ||||
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