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リカバリー・カバヒコ
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リカバリー・カバヒコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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心に沁みる作品。読み終わった時、家の近くにもカバヒコがいたらなぁ…と思わされました。 | ||||
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この本の中のどれかに、だれもが自分を重ねるようなストーリーがあり、感情移入するんだろうなぁ。 私の場合には、最初の短編で描かれている高校生の物語を読んで、当時の自分を思い出しました。 小学校、中学校では優等生だったのが、進学校として有名な高校に入ったとたん、周りはそれぞれの 中学校のトップレベルだった人が集まるため、高1の一学期から早くも落ちこぼれて、成績は全校で 最下位層が定位置になり、そのまま卒業を迎えました。 私は、真面目に勉学や部活に励む同級生のことを、斜に構えてシラケたポーズでみるという ”解決策” を採ってしまいましたが、主人公はカバヒコを通してもっと前向きなスタンスを手に入れます。 この本はいくつかの短編からできていますが、すべてに共通するのは、それぞれの主人公はカバヒコ に癒されるのではなくて、自分の中にいる「カバヒコ」を見つけることで、自らリカバリー(回復。 修復)していく過程が描かれていることです。そして忘れてはならないのは、完全に自力というわけ ではなく、必ず主人公を支えてくれている他者が近くにいることです。 この小説では、人間の弱さや身勝手さが描かれていますが、それをリカバリーする時にみせる人間の 強さが優しいタッチで表現されています。 人生が続く限り、自分の中の「カバヒコ」を何度も何度も見つけていこうと思う本でした。 | ||||
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青山美智子先生の名前は存じ上げてましたが、作品を読むのは初めてでした。 表紙絵からして素敵です。 良くも悪くも共感でき、胸が痛むところもありましたが、同時に物凄く優しい気持ちにさせてくれる作品でした。 リカバリーさせてもらいました。カバだけに…。 | ||||
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なぜこの作者は、多様な立場の人物の感情をここまで鮮やかに描けるのか。 今作は特に自分や身近な人を想像して感情移入が出来た。 リカバリーカバヒコという小さなキッカケから、主人公の考え方・行動がポジティブに変わっていく短編集。 人は些細なことでもキッカケさえあれば変わることが出来る。 | ||||
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年の瀬にクタクタに疲れた時に電車広告で知りました。カバヒコのイラストに惹かれて、途中下車した駅の本屋ですぐに購入。 今年はこの作品をゆっくりと読み進めながら読みながら年越しました。 疲れた今の自分に語りかけてくる言葉がすぅっと馴染みます。 ちはるの耳が特に好きです。 ちはるのような状況でも、話を聞けるようになれるのか、と迫ってくるものがありました。 そんな時が来たとしても、飴でも舐めながら自分の気持ちだけを聞いてあげようかと思います。 | ||||
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治したいところと同じところのカバヒコに触ると治るっていう、すごいわかりやすい内容で、それぞれの登場人物が立ち直っていくかんじ、青山美智子さんらしい、元気をくれるストーリーです。 色々なことが不安になったり、悪い方向に考えてしまったりするのは、想像力が豊かだから。想像力豊かな人は、相手の気持ちや痛みをわかってあげられる人。何かと考えすぎてしまう私にとって、すごく素敵な言葉でした。 | ||||
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優しい気持ちになった、という評が多いが何が面白いのかよくわからなかった。 好きな人には刺さるんだろうなという印象。 私は好みではなかった。 | ||||
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まだ、読んではいないのですが、きっと心を暖かくしてくれる事でしょー。 なのですが、他3冊で計4冊同時注文したのですが、紙袋的なAmazonさんの袋型にバラバラに入れられているだけで、これでは本には帯などが付いており袋の中でやぶれたりする可能性もあるかと思います。 こんな感じに雑に本を送られてきた事ははじめてです。 大好きな作家さんの本です。中古の本でさえこんな雑には送られて来ませんでした。 | ||||
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アドヴァンス・ヒルという新しくできたマンションに住む住人たちが、近所の公園のカバのアニマルライドのカバヒコに癒され、リカバリーしていく物語。 誰もが抱える小さな悩みや心の痛みにそっと寄り添う短編集だった。 相変わらず著者の青山さんの言葉選びが秀逸で、「こうした方がいい」とか「こうしなきゃダメ」という感じではなく、「こんな風にしてみたら?」、「こんな考え方もあるよ?」とそっと背中を押してくれるような、そんな語り口のメッセージが詰まっていた。 ただ黙って話を聴いてくれるだけのカバヒコに自分の本心をぶつけることで、その人が自分自身を見つめ直し「ちょっとやってみようか」という気持ちを取り戻していく展開が心地よかった。 以下に、印象に残った言葉を抜粋。 ・褒められたくてがんばるって、それも悪いことじゃないんだけどな。それだけを目標にしてると、褒められなかったときにくじけちゃうだろ。ただ褒めてもらえなかったって、それだけのことなのに。誰が何を言ったって、何も言わなくたって、懸命に咲こうとしているその姿には、なんの変わりもないのにさ ・痛いとか治らないんじゃないかとか、足に意識がもっていかれているとまた頭が間違えちゃうからね。不安な気持ちには、立ち向かうより、そらすってことも大事なんだ ・ねえ、お母さん。チャレンジもすごいことだけど、アレンジも素晴らしいんじゃないかしら。ずっと同じじゃなくて、少しずつ手を加えて前よりもっと良いものにするの。 | ||||
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日常のちょっとしたことから生じる心の崩れが、ゆるやかに、まろやかに整えられるストーリーです。 終始穏やかなストーリー展開ですが、登場人物の心持ちが良くなっていく流れをしっかり実感しながら読み進めることができます。 短編集的なストーリーですが、各章の登場人物が緩やかに関係性を築いているため、ストーリーの1体感が更に読んだ後の幸福感を高めてくれるような気がします。 | ||||
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今年は青山さんの作品にハマり、たくさん読んできました。あぁ、こんなこと自分にもあるよね、というところがたくさんあります。登場人物が微妙に絡まり合いながらストーリーが進んでいくのも面白い。 | ||||
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勇気をもらえる一冊 青山美智子さんの本は心の栄養です。 | ||||
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マンションに囲まれたの公園にあるカバヒコ。 私も話を聞いてもらって、リカバリーしてもらいたいなと思った。 足を怪我したふりをした男の子の気持ちがよく分かった。運動苦手な人からすると、みんなに迷惑をかける状態で走ったりするなんて、想像するだけでお腹が痛くなる。でも同じ苦手なはずなのに、やってみないと分からないって言えるのは、なんて強さなんだろうと思った。強いっていうか、自分を信じられている事がすごいなと思った。大人になった今でも私は臆病だなと気付いてしまった。 みんなそれぞれ周りからは想像もできない悩みを抱えていて、自分の良さとか強さとか元々持っている素敵な想いとか、忘れてしまって苦しむ時があったりする。それを思い出させてくれて、結局自分の力で悩みを乗り越えて行くのが素敵で優しい話だなと思った。 そして人との繋がりはとても大切だと思った。何かを頑張れたり、救われたりするのは人からもらった言葉だったりするから。それがたった一言でも、一生大切にして生きたいと思えるものだったりする。 自分の周りにある繋がりを改めてちゃんと感じて、生きて行きたいなと思った。風邪気味で少し弱ってる今の私にちょうど良い感じの力をもらえた。読んで良かった。ありがとう。 | ||||
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青山美智子先生の本は、新刊が出たら買うようにしているので予約しました。 | ||||
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なんて温かく優しい小説なんだろう! 登場人物の闇が丁寧に描かれていて、読んでいて苦しくなるほどだった。でも、それゆえに「リカバリー」の過程がとても感動的で、仕事帰りの電車内で読んでいて泣きそうになった。 | ||||
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一つ一つのストーリーは独立しているのですが、全体の登場人物が繋がっているという、不思議な物語でした。カバヒコという、何もいわない遊具を通して、人のやさしさが伝わってきました。 | ||||
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この週末は臥せっていたのですが、 第三話『ちはるの耳』の読了とともに 居てもたってもいられなくなり、 思いっ切り外の空気を浴びに行きました。 これは心に効くクスリかも。 超常的な力でお悩み解決みたいな話は苦手、 などと思ってた私は大馬鹿者でした。 SF要素ゼロの本作は、 心や体に痛みを抱えた人々が 何気ない日常のなかで立ち直りのきっかけを 見つけていく連作短編集です。 小4男子から80歳老婦まで、 多彩なキャラの揺れ動く心情が胸アツでしたね。 どの話も素晴らしいのですが、 特に名門校に入り自分を見失っていた少年が 級友との交流のなかで意識を変えていく 第一話『奏斗の頭』が刺さりました。 ラストのカバヒコ誕生秘話も好きだわ~。 自分自身や周囲との関わりを 見つめ直したくなる作品ですね。 (対象年齢は12歳半以上かな?) | ||||
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きれいな本でした。 | ||||
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青山美智子さんの作品は、全て読みました。どれも期待を裏切らない傑作てす。私の家のそばにもカバヒコが | ||||
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オムニバスで読みやすい 心温まる物語。 | ||||
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