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リカバリー・カバヒコ
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リカバリー・カバヒコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 1~20 1/2ページ
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本屋大賞候補の書は楽しみにしてました。ファンの青山美智子の著ならなおさら。 期待を上回る面白さでした | ||||
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ひとつひとつのお話に暖かみがあって、ほっこりします。公園のカバのアニマルランド、いいなあと思います。 | ||||
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各章の主人公に、自分にもある弱さや至らなさがあって、共感しました。傷付きながらも人や自分を信じてちゃんとリカバリーしていく姿はどれも涙無くして読めませんでした。中1になる娘がいい本だからとすすめてくれたのですが、彼女も私が知らないところでいろんな傷を背負いながら、この本を通してリカバリーしてたことが想像でき、ますます温かい涙が溢れました。 | ||||
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青山美智子さんの作品はだいたい読んでます。この作品はその中でもトップクラスのお気に入りです。疲れているあなた、隙間時間にこの作品を読んでみてください。必ずリカバリーできます。 | ||||
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読み始めは、内容が入り込めなかったけど、日ので公園にいる色褪せたカバヒコがそこにたたずんでいる。 アドヴァンス・ヒルに引っ越してきた一人一人の物語、サンライズ・クリーニング店のおばあちゃんが教えてくれるカバヒコの伝説。 カバヒコに治してほしい場所を触るとその部分が治っていき新しい物語が続いていくのが凄い。 | ||||
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一つの新築マンションにすんでいる人々の物語で進む連作。 それぞれの話が短めで、展開もすっきりとしているので読みやすい。 著者の作品らしさが詰まっているので、今までの作品が好きならおすすめ。 平坦な展開に物足りなさを感じる面もあるので、どちらかといういと年齢低めの学生向きの作品かも。 | ||||
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疲れた心に優しい 好意的に取りすぎるのはよくないやつもいます。特に三話の男。 | ||||
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新築マンションの近くにある公園の、乗れるカバの置き物。直したい身体の部位をさわってお願いすると、願いが叶うという。それを教えてくれるのは、近くにあるクリーニング屋のおばあさん。 この設定で繰り広げられる人間模様五編。それぞれに自分への自信を取り戻していく物語。深刻さがほどよくて、文章も内容もわかりやすい。中高生からお年寄りまで楽しめるカジュアルな作品だ。その分深みがないという批判もできるかもしれないが、そこまでの精神的な追い詰め方をしないのが、本書の魅力でもある。 読者も、少し疲れた心がリカバリーされる。…カバだけに。 | ||||
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青山美智子さんの本は4冊読ませていただいたのですが、どれも良かったです。 特に私個人としては『赤と青のエスキース』が、おすすめをと問われれば迷わずあげさせていただきたいくらい素晴らしく、驚かされました。 今回も『リカバリー・カバヒコ』というタイトルから「ネタバレか」などと甘くみていたところ、私の考えのはるか上を行った内容に、読み終わってまた驚かされました。 青山さんの文章は何でしょう(私ごときが偉そうですが)、一言一句の表現が、細かく言えばその1文字1文字までが、あるべき場所にてらいなく存在し、そしてその事が、まるで自然の中に自分が包み込まれた時のような、そんな穏やかな幸福感を生んでくれる感じがします。 第4話に、整体の先生からすすめられて、生活(自分自身)の意識を変える事を実践した記述がありました。きっと青山さん自身も実践されていることなのかなとも思いました。 今まで知らなかった事や、知っていても気に留めなかった事の中にも、それに込められた素晴らしい事柄や気持ちがたくさんありますよね! 本屋大賞の他の作品もいずれもすごく良かったです!っ私の中ではカバヒコでした。おすすめさせていただきます。 | ||||
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触れると治したいところが回復するという都市伝説を持つ公園の古びた遊具のカバヒコをテーマとした連作短編集です。 中学入試に出題される可能性があると思って購入しました。 主人公たちは誰にも言えない悩みを抱え、伝説のカバヒコを触ることで自分を見つめ直します。それぞれの話にはキーパーソンになる人物が登場し、その人物と関わることで主人公たちは自分の本当の悩みに気づくことができます。 第1話は高校生、第4話は小学生なので小学校高学年でも共感できることもあり読みやすいかと思います。 | ||||
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人は皆色々苦しかったり辛かったりしているけれどカバヒコと話をするとなぜが解決してしまう、クリーニング店のおばちゃんがまた良い味を出してます いつもキレイな状態で届けてくださってありがとうございます | ||||
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カバヒコというカバの姿をしたアニマルライドを中心とした連作短編集。治してもらいたい場所を触ると、悪いところが治るという。 ・奏斗の頭 中学まではクラスで4番以下になることはほとんどなかった奏斗(かなと)だが、進学校である高校に進むと、思ったような成績が取れず、劣等生になってしまった。クラスの平均点さえも下回ってしまう。カバヒコに頼んで、成績が急に良くなるかは分からないが、奏斗の心構えは変わっていく。 ・紗羽の口 幼稚園に通う娘、みずほの母である紗羽(さわ)。ママ友たちとの関係に気を使い、何とか仲が悪くならないようにしていたが、あるとき、ラインの返事でミスをしてしまい、ママ友から無視されたりするようになってしまう。何とかしなければと思い、近所で聞いたカバヒコの能力に頼った紗羽。そして事態は思わぬ展開を見せ……。すっきりとした短編である。 ・ちはるの耳 新沢ちはるはウェディング・プランナーだった。しかし、職場でのストレスから耳管開放症という耳の病気になってしまった。通常は閉じている耳管が開きっぱなしになり、自分の声や呼吸音が頭に反響してしまう。気分も悪く、食欲もない。カバヒコのいる公園で前短編の紗羽と出会い、カバヒコの伝説を聞く。状況が良くなるようにカバヒコに願うちはるだった。彼女はちゃんと「リカバリー」できるだろうか。 ・勇哉の足 勇哉は小学校4年生。今度、学校で駅伝をすることになり、足の遅い勇哉は出場したくなかった。そこで嘘をつき、足が痛いからと言ってランナーに選ばれないようにした。しかし、ウソからマコトが飛び出し、本当に足が痛くなってしまう。だが、ある整体師のアドバイスで対処法を教えてもらったことから、自分を見つめ直す勇哉だった。 ・和彦の目 サンライズ・クリーニングの一人息子だった和彦。編集者として働いているが、52歳になり、身体のあちこちに衰えを感じる。和彦の母(サンライズ・クリーニングの店主)が、いじめられていた和彦を励まそうとしてカバヒコの伝説を作り出したのだ。その母と同居しようと思うが、気持ちがすれ違う母子。カバヒコのご利益はあるのか。 連作短編集なので、前の短編で出てきた主人公が後の短編に次々と姿を見せて、著者が工夫して書いていることを実感する。どの短編も、主人公はカバヒコを通じて新しく歩み出し、少しずつ成長していく。私も昔は悲惨な結末の小説を読むことがあったが、最近は「フィクションなのだから、読後感がいいものを読みたい」という思いが強くなり、そういう小説を選ぶようになった。この本も、その期待を裏切らない内容だった。この著者の別の作品も読んでみたい。 | ||||
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中学生の娘にも勧めています。 | ||||
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本屋大賞にノミネートされた、都市伝説ともいえるファンタジー。言い伝えのもとをたどっていくと、行き着くのは公園のアニマルライドとクリーニング店。多くの人がこの辺りに言及しているので、私は触れない。私が感動したのは最後の「和彦の目」。和彦が妻の美弥子の手を取って「俺のピントは、そんなところに合わせられてなんかいない」というところ。まさにその通りと言いたい。でも、自分の妻に言ってもわかってもらえるかなあ。 | ||||
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自分に素直になれるような優しい話でした。 リカバリーって良い言葉ですね。 | ||||
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各章が独立しながらも緩やかに連なって物語が展開する。長編を読むには時間がない!忙しい方も隙間時間にお茶を片手にほっと読める。あの日の自分に重ねてしまう共感できる登場人物たち。じんわり心が温かく懐かしくなるような。そんなお話し。 | ||||
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この本を手にしたらまず表紙のカバをじっと見つめて欲しい。全体的に古くなり塗装がハゲてるとこもある。そのせいで目は涙ぐんでるように見える。でも口は笑っている。ぬけたような笑顔だ。 見つめているうちに悩んでいることを語りかけてしまう。「ねえ、どうしたらいい?」それはカバヒコの魔法。 公園にあるアニマルライドのカバ。身体の悪いとこをさすると治るという。リカバリーするのだ。行き詰まって苦しくなってどうにもならない時にも。近くのマンションに住む人達が、自分をとりもどし問題を乗り越えていく物語。その都市伝説を作った母との関係を修復するくだりは涙を誘います。 ねえ、カカバヒコ、いつも近くにいてね。 | ||||
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心に沁みる作品。読み終わった時、家の近くにもカバヒコがいたらなぁ…と思わされました。 | ||||
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この本の中のどれかに、だれもが自分を重ねるようなストーリーがあり、感情移入するんだろうなぁ。 私の場合には、最初の短編で描かれている高校生の物語を読んで、当時の自分を思い出しました。 小学校、中学校では優等生だったのが、進学校として有名な高校に入ったとたん、周りはそれぞれの 中学校のトップレベルだった人が集まるため、高1の一学期から早くも落ちこぼれて、成績は全校で 最下位層が定位置になり、そのまま卒業を迎えました。 私は、真面目に勉学や部活に励む同級生のことを、斜に構えてシラケたポーズでみるという ”解決策” を採ってしまいましたが、主人公はカバヒコを通してもっと前向きなスタンスを手に入れます。 この本はいくつかの短編からできていますが、すべてに共通するのは、それぞれの主人公はカバヒコ に癒されるのではなくて、自分の中にいる「カバヒコ」を見つけることで、自らリカバリー(回復。 修復)していく過程が描かれていることです。そして忘れてはならないのは、完全に自力というわけ ではなく、必ず主人公を支えてくれている他者が近くにいることです。 この小説では、人間の弱さや身勝手さが描かれていますが、それをリカバリーする時にみせる人間の 強さが優しいタッチで表現されています。 人生が続く限り、自分の中の「カバヒコ」を何度も何度も見つけていこうと思う本でした。 | ||||
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青山美智子先生の名前は存じ上げてましたが、作品を読むのは初めてでした。 表紙絵からして素敵です。 良くも悪くも共感でき、胸が痛むところもありましたが、同時に物凄く優しい気持ちにさせてくれる作品でした。 リカバリーさせてもらいました。カバだけに…。 | ||||
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