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ロング・ロード 探偵・須賀大河
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ロング・ロード 探偵・須賀大河の評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1～6 1/1ページ
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| IT企業において誹謗中傷のビラが社内に貼られる。その謎を社長は、同級生の弁護士だが、探偵に重きを置く友人に依頼する。二転三転の末、犯人が判明。その動機とは？ | ||||
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| 途中まではありふれた犯罪ストーリーだと思っていました。 ところが、後半に加速し、最後は、感動… 人生の深さと悲しさを実感させて頂きました。 | ||||
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| あまり、のめり込む事できない。 | ||||
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| 相変わらず生ぬるいお話と文体。 文学史にはさっぱりだが、堂場のハードボイルドとハメット、チャンドラー、北方謙三、原尞、藤原伊織らのそれが、同じ地球上にあるハードボイルド製品とは、全く思えない。この問題が、ワタシの読解力の乏しさであればスマン。 さて、本作のストーリー。平易な文章で、するすると進行していくが、犯人の追求モレが最初から読み取れる内容。非論理的。最初の数十ページで犯人が絞り込まれてしまったらマズいのは理解できるけど。 本作は”探偵さん”を主人公とするものだが、いまどきの日本で”探偵”を主題にハードボイルドなお話は難しかろう。いちばんナンパなお仕事じゃん。と思う。巨体で運動ダメの元弁護士という設定だがフリル付きのお洋服をお召しになっているオジサンが思い浮かぶ次第。 そこでだが、本作もそうであるように、最近の日本の現代小説には”文春砲系”のエピソードが描かれることが多い。なら、いっそのこと”砲塔の中の人”を主人公にした小説シリーズをデッチ上げたらおもしろかろう。 現代の日本において、もっとも”ハードボイルド”なスタンスで生きているのは、彼ら/彼女らだ。デスクの立場でもフリーランスの立場でも局長？の立場でも法務や経営の立場で描いても読みごたえのあるハードボイルド風味のお話が、あっさりと作れそうな。 堂場先生は、元新聞社勤務なのだし、そのスジの知己もあるはず。今のところ他の類作はなさそうだから、ひとまず早い者勝ちやで。 | ||||
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| 著者らしい会話で構成された文章のため一気に読めるものの、内容が大雑把で薄い。結末まで読んでも感情が高ぶることもない残念なストーリー。 | ||||
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| 堂場瞬一の著作を読むのは「小さき王たち」（2022/6月）以来になります。 弁護士あがりの190センチを超えるタッパの私立探偵、須賀大河。彼は大学時代の友人であり今では巨大IT企業「ZQ」の社長でもある春山から、社長室長・伊佐美真梨を通して或る調査の依頼を受けます。社内に怪文書が出廻りそこには会社の不正が指摘されており、その怪文書が会社内部の廊下に張り出されていました。須賀はバディの由祐子の協力を得て調査を開始します。仕掛けた監視カメラに映る侵入者。度重なる怪文書の存在。そして、時を置かずして春山宛、金を要求する脅迫文書が届けられます。一体誰が？何を目的として？ 主に豊洲界隈が舞台として選択されていますがただそれだけですね。急成長して上場を遂げたIT企業という道具建ても上っ面をなぞっただけ。何人かの女性たちが登場しますが、それなりに描写され、何度もまるでページ数を稼ぐかのように意味のない食事のディティールが語られ、およそ全体の80%を過ぎてから慌てたようにプロットが動き出します。己の“コード“を信じて或る決断へと至る探偵の心のバックグラウンドが説得力を失った時、物語は瓦解してしまいます。これが「西海岸私立探偵小説」、ハードボイルド・スクールの系譜につながると言えるのでしょうか？ 藤原伊織も原寮も不在。もはやこの国には空虚な私立探偵小説だけが残ってしまったのかもしれません。 □「ロング・ロード 探偵・須賀大河」（堂場瞬一 早川書房） 2023/10/1。 | ||||
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