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彦左衛門外記
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【この小説が収録されている参考書籍】
彦左衛門外記の評価:
| 書評･レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評･レビュー一覧です
※以下のAmazon書評･レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1～11 1/1ページ
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| 天下の大久保彦左衛門が如何にして出来上がった？かを、周五郎先生ならではの語りで、大変興味深い。筆者の苦悩の跡？らしきものも登場したり、シリアスな時代小説というより、周五郎氏の得意とする爽やか口八丁な男子の活躍が楽しい一作かと、、、 | ||||
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| 娯楽物として描かれているので、この作家らしい作品を期待したむきには、あまりお勧めではない。 こんな作品もあるんだと知る上では⭕️ | ||||
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| どの本も面白いが、この本もうらぎらなかった。 とにかく一度読んでみてください | ||||
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| 面白かったです。 | ||||
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| 大フアンで、2~3０年前に一度ほとんど読ませて戴き、最近再度kindle版で就寝前に読み直し楽しんでいる。 | ||||
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| 花筵。圧巻です。これまで、武家もの短編を通して周五郎の人間理解や倫理観に感銘を受けていました。この｢花筵 ｣は読みながら、常に先の読めない緊張感があり、 ラストでは思わず叫び声を上げ落涙してしまいました。短くない読書人生で初めての経験です。こういった作品がもっと世に出て評価を受けることで、本来人が持つべきであるにも関わらず陳腐なものとされてしまった道徳意識の高揚になるのではないか、と考えます。 | ||||
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| 字が小さくて読みにくいですが、内容はとても面白いです。 翻訳家宮脇孝雄先生によるおすすめの書です。 | ||||
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| 文庫全巻あるものと思っていましたのに。読み直しを始めたらないものがありました 意地の補充ですいろいろな他人によんで欲しいです すべて！ | ||||
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| 平凡な日々に飽いた人々が、とかくノスタルジーと共に熱っぽく語りたがる、歴史を動かした英雄たちの美談や武勇伝。だが、果たしてそれは歴史の実像なのか? 講談で有名な「大久保彦左衛門」物語を元ネタに、パロディ・パスティーシュ的に歴史の「嘘」を皮肉に笑い飛ばした、山本周五郎の異色中編である。 時は江戸時代前期、戦国時代の殺伐の風がまだ残る一方で、息苦しい天下泰平への漠然とした不安や不満も世に漂い始めた三代将軍家光の時代。大名家の姫・ちづかに恋して振られた小旗本の息子・五橋数馬は、架空の戦記と「家康公のお墨付き」を偽造することで、大伯父である大久保彦左衛門を不世出の勇士、「天下の御意見番」に仕立て上げようとする。ところが、その話を本気にした旗本の不良少年たちが彦左衛門を自分たちの英雄として担ぎ出し、大御所・秀忠や将軍・家光、さらに彦左衛門本人までもがそれを信じ込んでしまったものだから…。 山本周五郎といえば、健気で一途な主人公が世の荒波に翻弄されながらも、ひたすら己の信ずる道を歩み続ける---という作品のイメージが強いが、個人的にはむしろ、この『彦左衛門外記』のように、世間の嘘や軽信をシニカルなユーモアを交えながら描いたコメディタッチの作品（「平安嬉遊集」と呼ばれる一連の短編や『似而非物語』『長屋天一坊』『よじょう』など）に高い評価を与えたい。そして、世間にはびこる嘘に対するこうした冷めた視点があるからこそ、他の作品の主人公たちの健気さ・一途さが、嘘臭くならずに真実味を持って読者に迫ってくるのだろう。 | ||||
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| まじめに読むとあほらしくなる。そもそも、当初の数馬の思いつきはこれからどーなるんだろう的期待感を漂わすのだが、悪役もいいかげん、本人もだんだんやる気が失せてきちゃうわりに、大久保彦左衛門もちづか姫も簡単にその気になっちゃうし、なんだかでたらめな感じでそれほど楽しめなかった。この手のジャンルには風流武士道や海南太平記があるが、それに比べても落ちる、気がする。全体的に「よじょう」をふざけてエンタに仕上げました、という風刺性もあるのだが....登場人物に作者が劇中やりこめられ憤慨するなんていう悪ふざけは筒井康隆を思わせる、当時としては斬新な手法だったのだろう。昭和35年執筆と言うから周五郎にとっても晩年であり、重くて鋭い小説を量産していた頃だ。その反動としてこんなおふざけ小説をやってみました的な感じだろうか。筆致は明るく、お色気もたっぷり。お調子者で自分勝手やんちゃな三男坊が活躍するお得意の滑稽パターンであり、とことんドタバタなので痛快かつ楽しく読める人もいるだろう。ワタクシとしては好みではなかったが | ||||
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| 山本周五郎史観と申しましょうか、時代劇コメディーです。 とにかく笑えます。私は朝の通勤ラッシュの地下鉄車両内でこの本を読み、爆笑してしまいました。 昔読んだ人、もう一度、いえいえ、何度読んでも笑えます。 この本をまだ読んでいない人、山本周五郎は初めての人、読んでください。 笑いを噛み殺すのに、苦労しますよ。 | ||||
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