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顔のない裸体たち
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顔のない裸体たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ダラダラと不慣れな感じの性描写が続いたと思ったら突然の事件。 犯行に至った心理描写もなく、後日談も、さらっと流してシャットダウンするかのような最後でした。 官能文学はそもそももっと面白いし、読み応えもあり、この作品はとてもじゃ無いですがそういったレベルに至っていません。 ネット上の素人ですらもっと上手い人が山のようにいるんですよね。 作者さんは新しいことにトライしてみようと思って頑張ったけど、多分ご本人の中に「エロ」が無いんだと思います。 掘っても掘ってもご自身の中から何も出てこなくて、疲れ切って終わりにした、そんな感じの作品でした。 お金返して欲しいかも 笑 | ||||
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この人の本を初めて読んだ。大学在学中に芥川賞を受賞した人だけど・・・ この本、何といったらいいのか・・・ 何がいいたいのか判らん・・・小説として、面白くない。露出狂の男女が逮捕された、ただそれだけを延々と一冊の本にする。たったこれだけの事を!? ページ開いて、字がデカイ事にビックリ! アッて間に読めます。 印象0。 中身無しの薄っぺらさ。 この人、ほんまに芥川賞とったの? 劣化したの? つまらない。何で買っちゃったんだろ・・・。 | ||||
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少しきつい事を言ってしまうが、私は平野氏の他の著作は全て面白かったがこれだけは酷く退屈だった。そうまで言わないにしても、わざわざソロで抜き出して単行本化するような質を備えたものではないと個人的には思う。著者も少しはそう思うから元々あくまで短編集の中の一つとしてだけ公開するつもりだったのではないだろうか。その意味で本作は短編の中の一つとしてなら全然許せるが、単独で売り出される作品としては質的に小品すぎると私は思った。 ただテーマ的に一応は社会派的でもあるので、後の優れた社会派作品の兆候を秘めているという意味ではいくらか意義があるかもしれない。また勿論これをきっかけに匿名云々について考える機会を得る人がいるといった意義も否定しない。(本書がなくても余裕で考えれるとも思うが…)しかしやっぱりこの作品については評価の低い人の方が的を射てるかなという感じだ。 | ||||
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「投稿写真」や「週刊実話」なんかの下世話な雑誌が好きな人には、 新鮮味のない変態カップルのお話です。 それにテレビのコメンテーターを務めるような紋切り型の精神科医的考察を加えて、 さらに、ネット社会に対する新聞なんかで良く見る様な批判を混ぜ合わせたらできあがったというような作品です。 独自の視点が感じられないし、ストーリーにも意外性がなく、 ポルノとして読むには即物的過ぎる。 主人公の男が変態的にしか女性と関係をもてない事の理由が過去の学校でのトラウマに求められるのも、安易過ぎる。 現在の環境なども、もっと掘り下げて描くべきだった。 批判ばかり書いたが、あえて良い点をあげるとすれば、 この小説を2,30年後の人が読めば「昔の日本の性とメディアはこんな風だったのか」と一目で分かるということぐらいだろうか。 あえて現代に読むべき小説ではないし、 平野啓一郎氏のような作家が書く必要もなかった小説だと思う。 | ||||
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社会の暗部にいる人を描こうという意欲作ではある。 しかし、ネットにおいての人間関係の希薄さの問題を語ることから、 第二の主人公ミッチーの犯行は必然とは言えないのではないか? 話の運びが雑に感じたし、意図的に少ないと思われる文章では「?」しか 浮かばなかった。 そしてクライマックスは尻すぼみであるし、話としての不幸度も中途半端。 それがネット時代、ひいては現代の特徴といえばそれもそうかもしれないが、 それを説明せずに読者にその特徴を理解させるのも一理あるにはあるが、 内容自体が現実の世界にいくらでもありそうなことを描いているのであるから、 説明がないのは合理的とは思えない。 やはりもう少し掘り下げるなり、より多くの事象を並べるなりすべきではないだ ろうか? ※ちなみに本書は過激な性的描写を含んでいました。 | ||||
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過激な性描写が印象に残っただけで、他は何も心に残らなかった。 バーチャルなネットの世界における危険性や、人間の二面性などを伝えたかったのかもしれないが、私にはひどく質の悪い官能小説くらいにしか思えなかった。 芥川賞作家・平野啓一郎の名前だけで読んでしまった・・・ | ||||
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主人公は中学校教師、吉田希美子。 彼女は出会い系サイトを通じ、ある男性と付き合い始める。 彼の趣味は、性行為を撮影することだった。 「平野啓一郎」が書いたという、ただそれだけの事実が、 この作品に何らかの付加価値を与え、結果として、 目を通す人も増えるのかもしれない。だが、それだけのこと。 無名の新人がこれと類似した作品を出しても、 見向きもされないような内容だと思う。 話も淡々と進み、無難に終わる(それが悪いと言う訳ではないが)。 今更ながら社会への警鐘を鳴らしたかったのだろうか。 平野氏の作品にしては、難解な表現は鳴りを潜めているので、 読みにくくはないが、長所といえばそれくらいだろうか。 | ||||
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出会い系サイト、ウェブのエロサイトへの投稿なんて、道具立てだけはイマっぽくしているけど、結局は、ヒロイン、ミッキーのアイデンティティの崩壊ってありきたりな主題。しかも崩壊してゆく自分をただ眺めるだけの木偶=ネット上のアイドルという位置づけでしょうか。 一方の主人公ミッチーの方はもう最初っから壊れてるよね、こいつ。ただこんな壊れた奴も普通に生活しているのが現代だというのも、ワイドショーで語り尽くされた話。 だから、どうした? | ||||
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山に捨てられたエロ本を観察したみたいなこの本 ネットやテレクラやSMに投稿ビデオなど、平野くんが一生懸命観察したの? って、冷めてしまう代物です。 日常と性が混同されていく二人の生い立ちに、性癖、ビデオの映像と書いているだけで、そこに狂気は微塵もない。 健やかに執筆活動をしていると、こういうミーハーな観察日記でも書きたくなるのか。ネット社会に潜む歪みもない。 繰り返し「お○○○○」を連呼してるだけのエロス、淋しいほど稚拙だった。 | ||||
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平野啓一郎は初読でした。古典ものがどうしても読めず、敬遠していましたが 今作はSEXを扱っている点と文体が読みやすく100Pちょっとで薄めなので 読んでみました。世間での出会い系サイトに関するトラブルといった「読者に好奇心を向けさせる題材」と その裏にある事件を起こした男女が、TVのニュースを見て事件を知る私達と実はなにも変わらないという「共感性」。。 事件も現代っぽいのですがやや唐突な感じを受けました。事件前の心理描写の方がきっとメインなんでしょう。 | ||||
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