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バイオスフィア不動産



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【この小説が収録されている参考書籍】
バイオスフィア不動産 (ハヤカワ文庫JA)

バイオスフィア不動産の評価: 4.00/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

SF というよりもロードジュヴナイルノベル

※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります

大気から食料,日用品に嗜好品など,あらゆるものを生成する家と機械が存在し,
多くの人間がそこへと籠もってしまった世界,という設定に強く惹かれたのですが,
技術的な部分や,日々への疑問にはほぼ触れられず,そこに期待していると肩透かし.
一方で,管理する企業の真相は『SFっぽかった』ものの,取って付けたような感じが….

物語自体も,とある事情で,そんな世界になじめず,抗い続ける少年の成長と,
彼をサポートする人物との距離感を描いた,ロードジュヴナイルノベルの印象で,
様々な家と人々が抱える問題を,謎解き要素を交え,進む流れは悪くありませんが,
こちらもこちらで,少年への掘り下げが弱く,覚悟と決断の最後も響いては来ません.

内と外で仕切られているはずが,それによって曖昧な境界線が浮かび上がる様子は,
皮肉っぽく,そして興味深くもありましたが,作品までフワッとしていた感は拭えず,
詰まるようなことはありませんでしたが,軸を掴みきれないまま終わってしまいました.
バイオスフィア不動産 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:バイオスフィア不動産 (ハヤカワ文庫JA)より
4150315396

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