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黄色い家



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【この小説が収録されている参考書籍】
黄色い家 (単行本)

黄色い家の評価: 4.09/5点 レビュー 95件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全72件 1~20 1/4ページ
No.72:
(5pt)

読み易い

友人に勧められ購入。
途何度も涙が出ました。
出自は選べないからこそ、自分の人生を全うしようと思いました。
黄色い家 (単行本)Amazon書評・レビュー:黄色い家 (単行本)より
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No.71:
(5pt)

一日で読める

ごく普通に面白かった
黄色い家 (単行本)Amazon書評・レビュー:黄色い家 (単行本)より
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No.70:
(5pt)

予想通りの商品がすぐに届きました。

予想通りの商品がすぐに届きました。
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No.69:
(5pt)

題材は過激でも、誰しもの隣にある話

誰しも、自分のどうしようもなさや孤独に対して救いを求めたくなる瞬間があると思う。自分の中にあるものを特別視ししてくれて、そこに居場所を作ることが出来たのなら、ずっとそこに留まりたいと思うのは普通のことだろう。
闇バイトが題材になっているけれど、本質的には人間の孤独を表現した作品なんだろうと感じた。作中では闇バイトが友情の深まりを助長し、最終的にはそこに絡む金が関係を破綻させた。
クライマックスでは黄美子さんとの決別によりこれまでの関係を清算して、花はまた新しい人生を歩いていける…かのように描かれているけど本当はそうじゃない。花はこれからもアルバイターとして生きて行かねばならず、そして偶像のように敬愛して慕ってきた黄美子さんとはもう一緒にいられない。新しい人生を生きていくにもよすがのようなものはもう無い。何かまた新しいそういったものを探して生きていくしかない。そういった種類のまっさら感が読後に広がった。優しくはない終わり方だ。
それぞれのキャラクターが生き辛さを抱えているのだけど個人的に刺さるのは桃子。金銭的にはかなり恵まれているのだけど、家族関係の悪さと容姿コンプレックスがごちゃ混ぜになった中、自分自身でその生き辛さを育ててしまった感のある桃子。花や蘭、映水は何とか現実に折り合いをつけて生きていくのだけど桃子にはそれが出来ない。現実に向き合う努力をしなければ誰しもが桃子になる、そんなメッセージを勝手に想像した。
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No.68:
(5pt)

物語に厚みがあり、圧倒された。

文句なしの星五。少し分量があるので躊躇するかも知れないけど、それだけの価値も満足度も間違いなくある。最初から最後までずっとぐいぐい引っ張られていました。
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No.67:
(4pt)

圧倒的な筆致で描かれる少女たちの物語

川上未映子さんの「黄色い家」は、少女たちの過酷な運命を圧倒的な筆致で描き出す作品です。社会の底辺で生きる彼女たちの姿は、読む者の心を強く揺さぶります。登場人物たちの心理描写が非常に丁寧で、彼女たちの痛みや葛藤が痛いほど伝わってきます。しかし、物語の展開がやや重く、読むのが辛くなる場面も。また、一部の登場人物の行動に共感しにくいと感じる読者もいるかもしれません。
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No.66:
(4pt)

親を大切にしようとなぜか思えた

確かミステリーで買ったけど、ミステリーではないかな。
でも上質な内容。
比喩が巧くて美しいというか。情景がすぐに想像できる。

中盤、少し中だるみかなー?と感じたが、後半は一気に読ませられた。
特に最後の数ページは泣いた。

一生懸命にマジメに生きようと思う。
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No.65:
(4pt)

お金にこだわり、闇に落ちていくのがリアル

高校生の時に家出同然で飛び出した花や母親の知り合いの黄美子、そして世間の底辺でつながる少女たち。不幸な環境というのは2024年本屋大賞2位の「水車小屋のネネ」に近いものがあるが、いい人に出会うのに対して本作品はどんどん闇に落ちていく感じだ。風水で黄色は金運を示す。とことんお金にこだわるし、お金儲けもできるが失ったりもする。お金の怖さを感じつつも妙にリアルに感じる作品だ。世界のどこかで同じような生活をしている少年少女がいそうである。
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No.64:
(5pt)

迅速丁寧に送って頂きました

とても綺麗な状態のお品を迅速丁寧に送って頂きありがとうございました。
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No.63:
(4pt)

貧と愚は糾える縄のごとし

「燕は戻ってこない」のあと続けて本作を読んだ。
男の作家はこうした女たちを脇役には出来ても主役では描かないだろう。
貧・愚(あるいは痴)以外に、美や無垢(イノセント)や聖性(セイント)が付加価値としてないと
恐らく書き手として食指が動かないんじゃないか。
しかしそんな付加価値などさらさら必要ないとばかりに、
こうした女達を堂々と中心に据えて描くのは、最近の女性の作家のアグレッシブな逞しさとみた。

物語の終わり方は、哀感に満ちている。
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No.62:
(5pt)

利用するものされるもの

誰かのためにしてあげたこと。それは本当なのか?誰かが私にしてくれたこと、それは偽善か本心か。
自分の家、擬似的な「家族」を守るために、生きていくために闇の中でももがいていた花が、ある人の死を知り、押し寄せる感情の波に逆らえず、これまでの出来事に違った視線が持ち込まれる。
ある日を境に消えたもの、消したものがふとしたことでよみがえり呵責に苛まれる。
そんな主人公とともに長い時間過ごしたように感じたが現実には数日のことだった。
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No.61:
(4pt)

ラストの駆け足感

設定的にも、人物描写的ににも、物語に引きこまれて、今度どうなるんだろうという期待で読むのが止まらない。
母親との関係や、同居人との関係など、社会的な深層に触れるような描写も違和感がない。

プロローグの面白さを最後まで引っ張るのに、肝心の転換ラスト展開がざっくりし過ぎる。
紙面の関係なのかな。
この後半だけで別な物語が展開されるくらい時間軸があると思うのだけど。
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No.60:
(4pt)

ぐいぐい最後まで引っ張って連れていかれた

久しぶりに読んだ「本物」の小説で、まともに生きていくのって
大事なんだな、と感じさせてくれた体験でした。以下ネタバレ含みます。
 主人公伊藤花の出会った黄美子さんという主人公より20歳ぐらい年上の
不思議な(たぶん発達障害?)女性との生活がおもに描かれます。あと、蘭と桃子という
主人公と同世代の女の子も一緒に暮らします。在日韓国人の青年、ヨンスさんとか
花たちのスナックにお客を連れて来てくれる琴美さんとか、危ない仕事を
世話してくれるヴィヴさんとか、一緒に途中まで運命をともにしたりします。
 主人公の花は、まともではない手段で最終的にお金を稼ぐことに
なってしまい4人の共同生活を守るために、一生懸命になっています。
 また黄色は金運を呼ぶ、という風水を信じていて、黄色いものを
部屋のすみにあつめた「黄色コーナー」を作ったり夢判断の本を
聖書のように読んでいたりします。
 冒頭からひきこまれて、最後まで読むことができました。
裏社会の闇に足をつっこんだ、うさんくさい、あやうい生活が描かれていきますので
「いったいどうなっちゃうんだろう」という、ハラハラ、ヒヤヒヤという気持ちで読みました。
 どういう種類に分類されるかわからない不思議な魅力のある「読ませる」小説でした。
 あと、本筋には関係ありませんが、西暦2000年ぐらいの社会風俗が細かく描写されていて、
懐かしくもリアルでした。ポケベルとか、Xjapanとか。
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No.59:
(5pt)

黄色い家

単行本古本で購入。きれいでした。。川上さんの著作はすべては真夜中の恋人たちとヘブンが好きで読んでいました。。黄色い家はごく最近の作品で秀逸です。。割と読みやすくするすると2日で読めました。。黄美子さんと花 映水 蘭 桃子琴美の共同生活アルバイト。。軋轢ケンカ。ある日働いていたスナっくが跡形もなく火事で焼け借金返済のために出しこのアルバイトに手を染める。。わかりやすく現代社会の闇浮き彫りにしつつ社会の裏闇を軽妙に面白く描き出していて読みごたえがありました。。ラストの老いてからの彼女たちの友情も上手に描かれていて面白かった。。川上さんの作品の中では1番読みやすい自作の彼女の作品にも期待したいです。川上さんのファンです...
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No.58:
(5pt)

久々に号泣

なんだろうこの世界観。 私は別の世界の人間だったのに、なぜか懐かしくて切ない。経験したはずないのに、私の幼少期はまるで花と共にあったような、臨場感に満ちた圧倒的な存在に打ちのめされた。いや、私はかつて花の隣人だったのではないだろうか?花の苦労をただ傍観していただけの軟弱な隣人…なぜか私は、この登場人物全てに謝りたい…
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No.57:
(5pt)

日常生活よりリアル

黄色い家というタイトルに惹かれて読み始めました。次々に起こることに驚きと怒りと哀しみが交互にやってきましたが、最後に救いの光を感じました。
そこにリアルな現実がありました。引き込まれてしまいます。
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No.56:
(5pt)

知らない世界

でも現実にそれも比較的近くにある話。どうやってここまで取材したのか気になります。
少しくどい部分もありましたが、とても興味深い物語でした。
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No.55:
(5pt)

川上未映子の作品は初でしたとても良かったです

期待した以上の素晴らしい本でしたこれからもお付き合いのほどよろしくお願いいたします
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4120056287
No.54:
(5pt)

類まれなリアリティ

久しぶりに本格的な「小説」を読んだ。フィクションではあるが、主人公たちは類まれなリアリティを持ってこの世のどこかに出現してしまった。世間はますます寛容性を失い、働けない者はさっさと死ねという言説が何の覚悟もなしに主張できるこの時代。作品の中を精一杯生き抜いてきた主人公たちは、これからの人生で、やっと掴んだ安寧を守り切れるのか。憂いは尽きない。
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No.53:
(5pt)

社会の底辺から出られなくても

推し、燃ゆ。と題材はにています。
最近のはやりなんでしょうか、貧困・水商売などの闇をえがくのではなくて、その裏にある発達障害を描く作品です。
読んでいるあいだはとても重たくて、苦しくて救いがないのですが、出会えて良かったです。

そこから連れ出してくれるのって、おなかいっぱいごはんを食べさせてくれる人なんだなあと。マズローの欲求の話のような、本当にご飯が食べられるかどうかってしあわせの本質なのかなと。

ここ近年、本屋大賞などでごはん系の作品がノミネートされているのも、多くの人にとってひもじさって不幸と直結するからなのかなと思ったりしています。アンパンマンは、ヒーローなんですけど、それはみんなをひもじさから救ってくれるからなんですよね。
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