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教誨
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教誨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 41~53 3/3ページ
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イヤミスとよばれるような小説は特に気にしないで読んでいるのだが、 根が臆病なので、反社がらみのバイオレンス小説は敬遠している。 この作者の原作映画も見られません。 さて、この作品ですが、今まで読んだことのない題材を扱ってるので、期待して買いましたが、 やはりところどころに不必要なバイオレンス絡みの場面がある。 せっかく主人公がたんたんと主題を解く旅を続けているのに、不要な場面が気になりました。 以前の「慈雨」「盤上の向日葵」でもそこが気になってました。 次作からは購入無しですね。 | ||||
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最初は、標題ほど重くないかなと思いながら読み進めましたが、やはり重かったです。「事実と真実は違う」という件にはなるほどと思いました。最初から守った約束が何だったのか気になっていましたが、最後の最後で判明した際は、あまりにも意外でした。とても読み応えのある内容で満足しました。 | ||||
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柚木さんの作品は全て読んできましたが、初めてつまらないと思いました。 いたずらに長い会話が中心で物語の広がりや感動、驚き、展開もなく無駄な時間を過ごしてしまったと感じました。次回作に期待したいと思います。 | ||||
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知人に教誨師を務める人がいるので、興味があった。その人には深く聞いてはいけない気がする。宗教と犯罪が問題視される昨今である。犯罪を冒した者が宗教に向き合って、そこで何かを見つけられるのか? だが、期待外れの作品だった。地方の、戦前と変わらぬ村社会を書きたかったのだろうか?量刑にも疑問が湧く。都合よく事が運び過ぎる。 教誨というタイトルがふさわしくない。約束、並ぶ納得できたが、もしそれだったら買わなかったね。 | ||||
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いつも新刊を待ち侘びています。今回の作品も読み応えがあり面白かったです。出来ればもっと執筆して欲しい、いつも楽しみに待っています。 | ||||
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オビに「全国の書店員さんも放心状態」とあるが、読後感は呆然状態!「約束を守ったよ」の一言の意味を辿る話しだが、話の展開も人物の書き込みも雑すぎる。オビには「事実と真実が反転する慟哭のラスト!」ともあるが、結末はフツー。実際の事件を元にしていると思うが、期待をしていただけに残念。 | ||||
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秋田県で起きた幼児連続殺人事件がモチーフ。なぜ二人も殺したのかに迫るもの。あぁ、そうなんだろうなと理解はできるが共感はできない。主人公の行動もそこまでする理由がわからない。読後には切なさともやもやが残る。 | ||||
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物語のキーでもある約束は誰と交わされたものなのか、真実が明らかになった時「何やそれ」と落胆しました。 長い割にそんな話!?と感じますし、被疑者の動機にも共感出来ず、記憶に無い、思い出せないの連続で何だかなぁって感じ。 | ||||
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人間関係が密で、よそ者の侵入を嫌う閉鎖的な、小さな田舎町で起きた連続幼女殺人事件。 犯人の女性は逮捕され、死刑が確定し、やがて刑は執行された。 その女の最後の言葉ー「約束は守ったよ、褒めて」 彼女の遺骨を受け取った遠縁の女性が、事件の真相を調べるため、死んだ女の故郷を訪ねるが・・・ 何故、女は幼女を殺めてしまったのか、約束とは一体何だったのか・・・ 最後まで読み進めて、思わずため息をついてしまった。 この小説は、ミステリーではないが、罪と罰という人間の業のようなものを描き出してる。死刑について書かれた小説は多いが、従来の小説よりも人間の罪深さを掘り下げた異色の出来栄えに感嘆してしまった。 | ||||
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読み進めるにつれ、思い出したのが実際に起きた秋田連続児童失踪事件。 人間の性のせいか、イシメによる傷がとても悲しい。 巻末まで挿入される、死刑の描写。 同著者の検事の本懐で、不遜な父親に送る子供からの手紙で、不覚にも電車内で涙したが、小説を読んて小さな動悸が起こったのは、これが初めてかもしれない。 柚月作品ならではの親近感とスピード感は、やはりとても好みだ。 ただ、もう一人の被害児童の遺族の描写が皆無なのは、少し違和感が有った。 柚月作品、全部読んでしまったので、毎年出して欲しい。 | ||||
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畠山鈴香という名前の方が私の中で頭に残っていた秋田県児童連続殺人事件。本書はその事件をかなりモチーフとしている。連日の当時のワイドショーの放送をおもいだす人であれば本書の見方も若干変わるか。 閉鎖的な地域の息苦しさが伝わってくる作品。そしてこの事件のことをもう一度調べてしまう自分がいた。 | ||||
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短編集「チョウセンアサガオの咲く夏」を読んだのが2022/4月。 朝日連峰、感情を抑制しながら零れおちてしまう「泣き虫の鈴」が印象深い。柚月裕子の長編としては「ミカエルの鼓動」(2021/10月)以来になりますが、「教誨」(柚月裕子 小学館)を読み終えました。 自分の娘を含む二人の幼女を殺害して死刑判決を受けた三原響子。よんどころない事情により彼女の身元引受人になった血縁のある静江。そして老いた母・静江に代わって響子の遺骨と遺品を引き取る役目を負った吉沢香純が本作品の主人公にあたります。 舞台は青森県、相野町。岩木山の支流、白比女川、かげろう橋。 (殺人者の)遺品、遺骨の引き取りを拒否する本家(三原家)。教誨師でもある光圓寺の住職・下間の助言により香純は青森県、相野町へ赴き、三原響子の血縁、友人たち、事件関係者を尋ね歩くことになります。 事件の真相は前半でほぼわかってしまいますので、この物語の核心は「なぜ響子が二人の幼女を殺めるに至ったのか?」ということの背景と経緯、そして最大の謎は響子が最後に言った「約束は守ったよ。褒めて。」という言葉に収斂していきます。 教誨師なるものの存在、死刑が遺すもの、(いつの世も決してなくなることのない)いじめと虐待、正に(成熟しない)男たちが齎す機能不全、そして(この時代にあっても)地方都市の未だに残るであろう風聞という名の悪意を静かに描写する柚月裕子の散文に導かれてあっという間に読むことができると思います。 これもまたスリラーですので詳細を書き記すことはできませんが、行くあてのないこれほどの「哀しみ」と「寂しさ」は受け入れがたいほどの余韻を残します。たとえいくつかの「何故」が解明されたとしても。 | ||||
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作者の作品は初めてだったので期待しすぎたように思います。まず文字が大きく半日あれば読める感じでした。 ただ、世間を騒がせた死刑囚の遺骨や遺品を受け取りに行くのだろうか?しかも、遠縁となれば。主人公も幼少期に一度しか会っていない遠縁の方の遺骨や遺品を取りに行くだろうか?と言う大きな疑問もあります。 なぜ、死刑囚は、この遠縁を指名していたのかが気になりました。 田舎で育つとこんな感じになるのか?と田舎のない私には少し理解できない設定で、閉塞感がずっとあります。 ミステリーを読み慣れている方なら、こういうオチだけど、騙された!と思いたくなる物だと思います。 何となくこんなオチではないだろうかと読み進め、その通りになるので、何だか呆気ない幕引きでした。 この作品は、物凄い重い作品なのかどうか、私には少し分かりません。好き嫌いハッキリすると思いましたので☆3ですが、個人的には、本屋で一度、手に取っておけば良かったと思いました。 | ||||
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