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グレイス・イヤー 少女たちの聖域



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【この小説が収録されている参考書籍】
グレイス・イヤー: 少女たちの聖域

グレイス・イヤー 少女たちの聖域の評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(5pt)

読みやすい翻訳

あまり前情報を入れずに読んだものの、みるみるその世界に引き込まれあっという間に読了。フェミニズム的要素に加え、男性の描き方や彼らの撮る決断が一辺倒では無いのでバランスが取れていると思った。
翻訳が素晴らしい!
グレイス・イヤー: 少女たちの聖域Amazon書評・レビュー:グレイス・イヤー: 少女たちの聖域より
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No.11:
(4pt)

前から気になっていて…

前から気になっていてKindle半額セールだったので購入し少しずつ読み始めました。Kindle本は初体験だったのでとても面白い体験でした。
作品は、女性にとってはとても痛い作品なのではないでしょうか。時代と地域は曖昧です。主人公は女性で理不尽なルールに反発を感じながらも少し変えようと努力していくストーリーです。とにかくグレイス・イヤーのルールがキツい。Twitterなどで女性と思われる方々が「これはわたしの物語」だ!と言う意見を散見しました。ということはこの物語は現在の女性を取り巻く現状に少なからず共通のイメージをもっているのでしょう。
続編と映像化が気になります。
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No.10:
(3pt)

搾取される女性の世界をきちんと物語にして読者に伝えている

「グレース・イヤー」という習わしで16歳を迎える少女は森の中で1年間もキャンプをして過ごす。キャンプの周りには少女を狙う密猟者がいて、特別な効能を持つ薬として少女らを狩る。グレース・イヤーというサバイバルを経て、ある者は男の所有物として妻となり、そうでない者は労働者としての生活が始まる。こんな女性にとってはディストピアでしかない世界を描く。著者によると、駅で見かけた少女からインスピレーションを受けて書かれた作品なのだそうだ。それを知ってから作品を振り返ってみると、作品世界は現実世界を少しだけ大げさにしたようなもののように感じる。搾取される女性の世界をきちんと物語にして読者に伝えている。
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No.9:
(2pt)

女を虐めたい人が楽しく読める人間蔑視小説

「嫌な作品だろう、でも面白いのだろう」と思って読みました。
つまらなかった。酷い話でした。
女性蔑視の閉鎖社会をひっくり返すではなく、「バカな女たち全員が酷い目にあう」「数少ない賢く善良な男が勇気ある行動で愛を手に入れ犠牲を払うが世の中を良い方へ変える」というお話でしたよ。
フェミの皮を被った女性憎悪小説。
ゲームのような世界設定と展開で、「女という被害者」をいじめ抜く話でした。
一部の男たちのみ善良で主人公を助け続け、女たちは全員無力で愚鈍。
「現実の女の置かれている社会状況のメタファー」「力強く生き連帯する少女たち」が描かれているという感想が多いことでしょう。でもこの小説を読んでもっとも喜ぶのは、女が嫌いでたまらない・女が苦しむと嬉しくなる人達でしょう。
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No.8:
(5pt)

女子が読む冒険小説

とにかく面白い。女子中学生から六十代女性まで楽しめる冒険小説。性は平等なのか?恋愛は自由なのか?
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No.7:
(4pt)

濃い物語。。。

魔力を持った少女たちのディストピア小説です。

家父長制のダメなところが、全部書かれています。

童話的な一冊として面白いと思いました。
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No.6:
(2pt)

結局、男頼り。

男尊女卑の現実世界を映した、ディストピア世界の物語。
そこからの解放を描く!という触れ込みだったので、期待したが・・・。

結局、性的に主人公に惚れた男の助けで話が進む。
それも1人でなく。

ネタばれはできるだけ避けて書くけど、
こーんな都合の良い男いませんってーっっと言いたくなった。

最後も、このディストピア世界のからくりを告発するのかと
思いきや、なんだか男に救われてグタグタになし崩し。

そして子供を産んで、希望が、って
子供を産むことは解決ではないですよ??

女性読者にはまあ、男が助けてくれるって話は
気持ち良いし、なんだか読後感は良いけど、

なんだこの程度の話か、です。

じゃあ男に性的に惚れられなかったら、
女は助かる道はないのか。

現実には誰もかれも男に(それも助けるだけの力をもつ男に)
惚れてもらえるわけではないし、
だから都合よく助けてくれる異性抜きの話を読みたかった。

褒めるポイントとしては、
ディストピア描写は細かく、完璧だったし、
隔離されたキャンプでの主人公の活躍も、これは
ご都合主義でなくほんとに頑張っていて良かった。

しかし結局、21世紀になってもまだ、女性は創作の中ですら、
男さまに助けてもらうしか救いを考えつけず、

告発する場面すら描けない、

そういうことなのだろう。
実に残念な本だった。
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No.5:
(5pt)

女の子には魔法があり、そして男性に搾取される

女子学生のヒエラルキーと残酷さは、男子にはとうていわからないだろう。
中高生でクラスで生きるのはしんどいことだったと思い出しながら一気に読みました。
男子はパワーが支配し、
女子は団体心理戦が支配する。
映画が、小説のエッセンスを活かして作られるのを願います。
あと、へんな被害者的なのや、しったか男子の理屈っぽい映画評なんか出ませんように。

追加【二回目】
初読が、面白くて猛スピードで読んだので、あちこち見落としてるかもと思い、二回目はじっくり読みました。
これは、女の子から女性まで、目覚めたものたちからはじまる、theWeekerSexとは呼ばせないための普遍的な勇気と団結の物語だと感じました。
しっかり未来を目指せるような希望をもてる、エンディングだけど始まり。
ディストピア、ミステリー、冒険、恋愛、全部入り。
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No.4:
(2pt)

女性にとっては面白いディストピア小説

●本書は圧倒的に女性の支持を受ける作品である。個人的には男性にはお勧めしません。女性たちの
会話に加わった男の、疎外感を味わう内容だった。この感覚分るでしょうか?途中でどうしてもペー
ジをめくる気持ちを維持できなく、解説を読んだり行ったり来たり。心が本に集中できなくなった。
470ページのうち60ページほどでgive up。

 昔からの弊習に唯々諾々と従っている女性たちを主人公とした、ディストピア小説。解説を読むと
ページをめくる手も止まらないほど、面白いらしい。
・男子を生まない女には価値がない。
・女には男を誘惑する魔力を持っている。
・女には発言権がない。
・妊娠可能な年齢になったら赤いリボンをつけて町を練り歩く・・・
などなど。世界中から共感の声が寄せられたという。
 女性は「共感」を特徴とする性だというが、しかし心の中では厳しい目で相手の女性を値踏みして
いるらしい。まさにマウントをとっている本音が垣間見える。著者はそのように女性の内面もちらっ
と見せていた。
 60ページ以降どのような展開になるか予想できないが、面白くなりそうかどうかも分からないが、
男性そっちのけのストーリーに次第に飽きてきました。「グレイス」の意味も最後まで説明なしとい
うのもなんか。読んでいたら分るでしょう?そのくらい察してよ・・・ということでしょうか。
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No.3:
(5pt)

グロの鮮やかさと少女漫画のようなロマンス

YAロマンス初挑戦ながら面白く読めた
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No.2:
(5pt)

少女の魔力

ガーナー郡では16歳の女の子は一年間森のキャンプに行って魔力を解放し、清らかにならなければならない。それがグレイス・イヤー。毎年、必ず生きて帰れない女の子がいる過酷な試練。女の子には魔力がある。剥いだ皮にも催淫作用、若返りの力があると信じられている。・・
 私の住む街には言い伝えがあって、昔氾濫が収まらない川を鎮めるために人身御供をささげた。それは15歳の少女でなければならないとされ、くじで当たった庄屋の娘が生き埋めにされたという。この話が「悲しく、美しい伝説」とされていると聞いて吐きそうになったことを思い出した。
 ひたすらおぞましく、醜悪なことが、美しいとされている絶望。
 なぜ15歳の少女が選ばれたのか?若い娘でなければならない理由。それこそが、「魔力」だ。男は勝手に若い娘に心を奪われてそれを娘たちのせいにする。女は魔物だ、とかなんとか。そうして、「魔力」のある娘を生き埋めにする。女をけがれたものとし、排除し侮蔑する。けがれているのはそういう目で女を見る男のほう。この世界はそんなもので満ちているけれど、希望はある。はず。
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No.1:
(4pt)

寓意に満ちたディストピアエンタメ

"わたしは自分がなにを見たかわかっている。なにを感じたかわかっている。みんながそれを魔力と呼ぶならかまわない。わたしはそれを狂気と呼ぶ。ただ、ひとつだけ確かなことがある。ここには恩寵なんか存在しない"2019年発刊の本書は映像化も決定したフェミニスト・ディストピア小説。

個人的にはディストピア小説好きというのもあって手にとりました。

さて、そんな本書は外界と隔てられたコミュニティ"ガーナー郡"。女には男を惑わせる"魔力がある"と、強い女性嫌悪が根付き、16歳を迎えた全ての女の子は人里離れた森の奥にあるキャンプに一年間送り込まれてサバイバル生活を強制され、魔力を使い果たし【"清らかな女性"として"妻"として戻ってくることを求められる】風習がある社会を舞台に主人公のティアニーは"妻"ではなく、自分の人生を生きることを望み。意志を貫こうとするのですが。

まあ。あとがきによると発刊された時に【『侍女の物語』と『蠅の王』と『ハンガーゲーム』の世界観を併せ持った作品】と評されたらしいですが。それらの3作品全てを既読であったり、鑑賞済みである私からしても【まさに納得】といった感じで。この閉じ込められた世界でのデスゲームに夢中になりました。

また本書はいわゆる『YAエンタメ小説』のため、ティアニーの前には幼馴染にしてガーナー郡の権力者の息子でもある穏やかイケメンのマイケル。そしてサバイバル先で出会う狩猟者のワイルドイケメン、ライカーとタイプの違う対照的な男性陣が登場するわけですが。ハード過ぎる世界の中で【一服の清涼剤的ロマンスがある】のも良かった。

ディストピアSF、エンタメ小説として。また寓意に満ちたフェミニスト小説としてもオススメ。
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